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立山自然保護センターブログ

R8年8月22日 立山室堂朝散歩Ⅱ(お花編)

今朝(8月22日)に観察してきた、立山室堂平のお花たちです。

美しい晩夏(初秋?)の高山植物の花々をお楽しみください。

ウメバチソウ。わりと強い植物で、乾燥した砂利場や石畳のすきまなどにも咲いています。

今が満開。紫色がひときわ目立つヤチトリカブト。

タテヤマアザミ。この花も晩夏の花ですね。

タテヤマアザミのクローズアップ。朝露に濡れた美しい花。

ヤマハハコ。今現在のお花畑の実質的な主役です。室堂山荘前ガーデン。

タテヤマウツボグサ、ヤマハハコ、カンチコウゾリナの花々。室堂山荘前ガーデン。

ひときわ目立つミヤマシシウド。今現在、室堂平で一番大きな花草です!

ミヤマシシウドの花序は放射状です。(※オオハナウドは左右対称で花弁の長いものが混じる)

純白の雪の結晶のようなミヤマシシウドの花。クローズアップお花観察をお勧めいたします!

黄葉しかけているコバイケイソウ。もうすぐ秋ですね。

R8年8月22日 立山室堂朝散歩Ⅰ(風景編)

今朝(8月22日)は、気温12℃、雨上がりの爽快な室堂平を散策してきました。

御盆を過ぎてから日に日に、秋めいてきており、空気もヒンヤリと張り詰めていました。

今朝の散策のようすを、風景編、お花編の2回に分けて公開いたします。

最初は雲の中だった立山も、頂上の峰々が見えてきました。

今朝の浄土山。高山植物の草原が風でなびいていました。

ヤチトリカブトと室堂平の草原。背景は剱御前

ミクリガ池湖畔。朝露に耀くイワノガリヤスほかの草原

今朝のミクリガ池とミヤマシシウド

ミクリガ池展望台と浄土山

ミクリガ池湖面に映る室堂の空

美しいミクリガ池。湖面に映し出す風景。

室堂山荘浄土山側の草原(ハクサンボウフウ、ヨツバシオガマほかの花々)

黄葉が始まりだしたイワイチョウ。(エンマ台横)

今朝のカヤクグリさん。危ないので、足元にまとわりつかないで・・・。

R8年8月17日 晩夏の室堂散策

昨日(8月17日)は、地獄谷に当センターの水源地施設の修繕調査に行ってきました。

帰りに、室堂~天狗平散策道を歩いてきましたので、室堂平より少し標高が低くて、晩夏の風情が漂っていた風景草花等の写真を公開します。

オヤマノリンドウ。室堂平でも開花がだいぶん目立ってきました。

イワショウブ。室堂平では、7月中旬にヒメイワショウブが目立っていました。「一枝に花3つ」がイワショウブ。

ミヤマコウゾリナ。カンチコウゾリナと混生しているが、ロゼット(根生葉)があるほうが、ミヤマコウゾリナ。

数は少ないバイケイソウ。コバイケイソウの5,000分の1ぐらいの出現頻度です。

バイケイソウの緑色の花。

チシマザザの花。数十年に一度開花して枯れるといいますが、室堂周辺では、小さな群集規模でしたら、そこかしこで見られます。

クロウスゴの実。室堂周辺では、クロマメノキより、クロウスゴが多いです。自然のブルーベリーです。熊さん大好き。

ベニバナイチゴの実。食べると、種が固くてジャリジャリします。

この実もクマさんの大好物です。

今、一番室堂一帯で多く見かける高山蝶。クモマベニヒカゲ。

クモマベニヒカゲの食草はイワノガリヤスなどのイネ科です。

高山蝶のコヒョウモン。

コヒョウモンの食草はバラ科のオニシモツケです。

立山室堂 クマはまだ出没していない情報Ⅱ(R8年8月16日)

先月の7月17日にこのブログにて「立山室堂 クマはまだ出没していない情報」を公開させていただきましたが、以降、たくさんのお客様から、「立山室堂にも、クマが出ているんじゃないか?」というお問合せがたくさん寄せられています。

結論からいいますと、現時点では、室堂平でのクマ情報は0件となっています。

近辺情報としては、以下のとおり、前回にお知らせした3件(①~③)に加え、以下の④~⑥の奥大日岳での目撃2件と一ノ越手前の祓い堂でのクマ糞の確認1件のみとなっています。

【R8,7,17お知らせ済み情報】※立山室堂区域外の近辺情報を含む

①令和8年6月22日目撃 弥陀ヶ原~立山カルデラ展望台の散策路の入口:以降、追加の目撃情報・痕跡情報は無し。

②令和8年7月1日目撃 奥大日岳~室堂乗越の稜線登山道の立山川側50m下:以降、追加の目撃情報・痕跡情報は無し。

③令和8年7月10日足跡 大日岳近くの雪渓上:通報のみで未確認。

【R8,8,16今回お知らせ情報】※立山室堂区域外の近辺情報を含む

④令和8年8月6日痕跡(糞) 一ノ越手前の祓い堂浄土沢付近の登山道横:現地確認済。以降痕跡・目撃は無し。

⑤令和8年8月10日目撃 新室堂乗越→浄土沢→下流に移動:現地確認・警戒対応済み。⑥の個体と同じか不明。

⑥令和8年8月16日目撃 奥大日岳手前のピーク→移動ロスト:目撃報告のみ。未確認。⑤の個体と同じか不明

ということで、現在のところ、立山室堂平内でのクマ出没はまだのようですが、これからいらっしゃる方は、最新のクマ出没情報の入手(富山県クマッぷ 以下のアドレス)や見通しの悪い登山道を走り抜けたり、クマを寄せ付けるゴミのぽい捨てなど止めていただきますようお願いいたします。

 

富山県ツキノワグマ出没情報地図【クマっぷ】(公開中)

 

R8年8月16日現在(4月~8月16日)のクマっぷ情報 ※新室堂乗越の緑〇2個は、どちらも⑤の情報です。

今年の特徴は、称名滝地区での出没多発です。

 

【参考】R7年度(4月~10月)のクマっぷ情報 ※昨年度(R7年度)は室室堂平での目撃情報は20数件ありました。

R7年度(昨年度)は、6月末から室堂平に出没していました。

 

 

R8年8月15日 立山室堂 朝の散策Ⅱ(ライチョウ編)

今朝(8月15日)は風が強かったのですが、晴れていたので、久しぶりにライチョウ親子に逢ってきました。

出逢った親子は、今年7月3日に地獄谷からエンマ台を経由して、血の池一帯に引っ越してきた親子(母鳥1羽,雛5羽)です。

母鳥は、2018年に足環(無し・橙緑)をつけられた1815番(通称:みかん)で、9歳以上のベテランママさんです。

7月3日当初は、孵化したばかりの雛が5羽いましたが、7月下旬に1羽減って4羽となり、今朝の確認では、エンマ台の「山崎カール看板裏」にて、母鳥+4羽のままでした。とりあえず、元気な母鳥と幼鳥にまで成長していた雛を確認できて嬉しかったです。

今シーズンの血の池周辺(育雛で引っ越ししてきた親子を含む)では、3家族が確認されていましたが、このみかん親子以外の2家族は残念ながら、7月上旬に7羽、7月下旬に4羽の全雛が消失(食害推定:キツネorオコジョ)確認されています。

『どうして、みかん親子だけが、1羽消失だけで生き残っているのか・・・。?』、

『血の池には、一帯何が潜んでいるのか・・・?』という2つの疑問が湧いてきましたが、

①母鳥みかんの育雛経験と生命力の強さ、②春先から出現多発していたキツネ親子の存在、など推定因子が思い浮かぶだけで、

今でも確信の持てない“謎”のままとなっています。

とにかく、自然界において私的感情移入は不要なものなのですが、現在の願いは『生き残った子は、1羽でも多く育ってくれ!』のただ1つです。

母鳥の通称「みかん」。血の池一帯で子育て奮闘中のベテランママ!現在、孵化させた5羽の内4羽を育雛45日目(推定)の母鳥

雛4羽は、もう幼鳥の大きさでした。(嬉!)

寄り添う仲良し兄弟。小さなピーッピーッという声で呼び合っていました。

幼鳥は、オスメス関係なく、目の上のレッドラインが発達しています。(幼鳥のオスメス鑑別ができないので、個人的推測ですが・・。)

現在の幼鳥の大きさは、母鳥の2/3ぐらいです。まんまるな正面シルエットは、もうライチョウそのもの!

孵化から45日目。毎日、毎日、食べ続けて大きく育っています。

幼鳥の顔アップ。レッドアイラインがはっきりとしてきましたが、まだまだ、かわいい顔しています。

 

朝陽を浴びて輝く草原と幼鳥。

周囲を警戒する母鳥。9シーズン(推定)において、この警戒心が我が子を守り育ててきています。

立山三峰をバックにした親子。元気に育ってね。