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立山自然保護センターブログ

R8年7月20日 室堂~一の越 登山道雪渓情報

最近、学童登山などを計画されている学校関係者などから、雄山や浄土山の途中となるの室堂~一の越の雪渓状況の問合せが多いので、今朝(7月20日)現在の登山道の雪渓状況を写真でお伝えします。

室堂平一帯の積雪はほとんど融けている状態で、室堂山荘横から急登となる一の越までの区間内には、5箇所ほど雪渓が残っていました。各雪渓は、雪切りが施工されており、多少、氷面などが露出している場所はスリップ転倒の注意が必要ですが、谷側への滑落の心配は無さそうで、ビブラムソールなどの靴底がしっかりした靴であれば、上りも下りも歩きやすいかな?と思いました。(人によって対応装備は変わりますのでご注意を。)

室堂山荘横から、急登の登山道が始まります。

最初の雪渓は、比較的勾配が緩いので、まずは雪面歩行の足慣らしを。

しばらく歩くと2番目の雪渓が現れます。夏道との乗り換え箇所の空洞雪面の踏み抜きに注意!

3番目の雪渓。ここも区間が短いので、8月頃には消えているかも?薄い氷面が滑りやすいので注意を!

浄土沢を横断する手前の休憩ベンチ箇所。

4番目の雪渓は浄土沢の横断箇所。

浄土沢を横断して、夏道を登ると祓い堂にたどり着きます。

祓い堂前の休憩広場の様子。

祓い堂の先の5番目の最後の雪渓を登ります。ここが一番の急斜面ですので、ステップを切りながら注意して上ってください。もうすぐ先に、一の越山荘が見えてきています。

一の越山荘前から雄山登山道を望む。チップ制有料トイレ(100円)はオープンしています。水栓・トイレットペーパー付のきれいなトイレです。

一の越から先の雄山頂上までは、例年どおりの夏道です。これからは、登山者が増加する夏休みシーズンですので、落石や浮石に注意してください。

R8年6月15日 咲き始めた弥陀ヶ原の花々

今日(6月15日)は、弥陀ヶ原での「富山県ナチュラリスト協会にいさん会」による外来種除去活動実施日でした。その活動支援として、お昼過ぎにその除去草本を受け取りに弥陀ヶ原に行ってきました。怪しい雲行きながら、なんとか持ちそうな天気でしたので、久しぶりに弥陀ヶ原の人気コースである立山カルデラ展望台散策道を歩いてみました。

国民宿舎立山荘の玄関すぐ横から、笹薮の中に石畳の道が整備されています。ノウゴウイチゴ(別名ノウゴイチゴ)の白くて可憐な花を眺めながらしばらく歩くと、散策道は雪に埋まり、展望台までのほとんどが雪道となっていました。

展望台は日当たりが良く、雪融け箇所から、サンカヨウ、ショウジョウバカマ、ミツバオウレン、ハクサンチドリ、モミジイチゴなどの花が咲いていました。帰路は、数匹のホシガラス達の鳴き声にせかされながら下山。ポツポツと小雨が落ち始める中、室堂での開花も待ちきれず、弥陀ヶ原ホテル周辺にて、今シーズン初認となるチングルマやシナノキンバイなどの高山植物を楽しんできました。弥陀ヶ原も室堂も、高山植物はこれからが本番です。楽しみですね。

国民宿舎立山荘。正面玄関横に、立山カルデラ展望台散策道の入口があります。

ノウゴウイチゴ(別名ノウゴイチゴ)栽培イチゴのミニチュア版のような“甘酸っぱいイチゴ”が結実します。

立山荘の周りに、室堂でも咲き始めているミツバオウレンがたくさん咲いていました。

最近、開葉し始めたミネカエデの新緑&花芽。

立山カルデラ展望台までは、片道20分。現在の4/5はこのような雪道です。目印ポールとトレースを見失わないで!

今年初めて見たホシガラス。現在は、弥陀ヶ原や美松周辺で見かけます。天狗平や室堂への移動は7月中旬頃から。

サンカヨウ 漢字では ✖参加用 〇山荷葉(笑い) 花びらがヒラリと2枚落ちていました。

この花も今年初めて。ハクサンチドリ。

弥陀ケ原のバス停横の雪解け後地には、チングルマが開花していました。気がつきませんでした。いつのまに・・・。

同じく弥陀ヶ原バス停横にて。シナノキンバイも今年初めて。

4日前に確認した弥陀ヶ原ホテル横のシラネアオイ。1輪だけがツボミから開花していました。

弥陀ヶ原駐車場へ下りる木道横のミズバショウ。株の大半は、まだ雪の下でした。

弥陀ヶ原ホテル横のウラジロナナカマドの花。何故か、1本だけ咲いていました。

R8年6月12日 美女平~弥陀ヶ原の現況情報

今日(6月12日)は休み明けで、平野部から眺めると立山山塊を厚く覆っている雲の中に突入しながら、標高2,450mの室堂に上山してきました。

昨夜は、冷え込んだとのことで立山室堂でも薄っすらと雪が降ったそうです。(ちょっと、ビックリ!)

霧雨で10℃に満たないヒンヤリとした空気の中、上山途中での美女平周辺や弥陀ヶ原の雪融けや植生状況などを見て回ってきました。

美女平では、キビタキやクロツグミなどの美しい夏鳥たちの囀りを聞きながら、薄緑色のブナの若葉を楽しみ、滝見台や大観台で荘厳な称名滝の遠望や霧の中の立山スギの巨木を仰ぎ見てきました。

また、雪融け直後の弥陀ケ原では、鮮やかな樹々の新緑や植物たちの芽吹きなど、春のいぶきを体感してきました。

室堂では、今現在(AM11:00)外気温は5℃です。まだまだ、この時期に弥陀ヶ原や室堂にいらっしゃる場合は、寒さ対策は必要なようです。ウインドブレーカーなどの上着を一枚、お忘れなく。

 

 

アルペンルート沿いの滝見台からの称名滝(太い方)の遠望。細い方が、春~梅雨時期限定のハンノキ滝(涅槃の滝)。

大観台展望台からの称名滝の遠望。弥陀ヶ原からの溶岩台地の末端が確認できるスポットです。

大観台の“名前も付いていない”立山スギの巨木。

 

大観台~弘法付近(標高1,200m~1,600m)のアルペンルート沿いでは、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が咲いています。

弥陀ケ原(1,930m~)の雪融け状況。(2,100mの天狗の鼻展望駐車場からの遠望)

国民宿舎立山荘付近(カルデラ展望台付近)の針広混交琳。

弥陀ケ原(弥陀ヶ原ホテル下)の現況。散策道には、もう雪は残っていません。

弥陀ケ原の積雪は、谷部に少し残っているだけ。新緑は、ダケカンバ。

“ガキの田”に写り込む風景が美しいです。

弥陀ケ原の湿原性植物等の開花は、これからです!ナチュラリストによる自然解説ツアーは、7月24日~8月31日までは毎日開催。それ以外は、土日祝日のみ。※開催日や時間などは、要HP確認!

弥陀ヶ原ホテル前散策道のシラネアオイ。最近、絶えたとの噂があったのですが・・・小株が2株残っていました。ガンバレ!

 

立山黒部アルペンルート 3季(夏・春・冬)変化

本日(R8年5月2日)、立山有料道路で上山しまし

た。初夏の様相を呈してきた山麓から、まだ春の

花々が美しい美女平・ブナ坂、昨夜の新雪にて急激

に冬景色にもどった弥陀ヶ原・天狗平、そして一晩

で20cmの降雪があった室堂までの、夏の世界から

春や冬の世界に、たった1時間で移り変わる季節変

化の移動写真を公開いたします。

緑色がまぶしい、出発地点の千寿ケ原(立山駅付近 標高500m)の新緑。

美女平先のブナ坂付近(標高1,100m)。雪も融けてきて、ブナの新緑が始まりました。

同じくブナ坂(標高1,200m)からのブナの新緑

美女平~ブナ平間のアルペンルート沿いに目立って咲いていたタムシバ。写真は大観台付近(標高1,500m)

弘法(標高1,600m)から弥陀ヶ原、大日岳・奥大日岳~立山を望む。まだまだ、早春の風景。

弥陀ケ原の国民宿舎立山荘。昨夜の降雪でまた、冬景色に逆戻り。

美松付近(1,700m)のアオモリトドマツ(オオシラビソ)林。着氷雪で固まっていました。

弥陀ケ原の遠望。見える台地が標高1,600m前後。

国見駐車場(標高2,350m)からの剱岳遠望。すっかり冬山に戻っていました。

室堂手前の大谷(標高2,400m)。“雪の大谷”は、5月いっぱいまで、まだまだ楽しめます。

 

R8年4月28日 雪の立山室堂 朝散歩

今朝(4月28日)は、昨夜からの急激な冷え込みによ

って、気温が-3℃ぐらいまで下がり、雪面や水たま

りが凍り付いていました。

昨日は夕方まで、雪混じりの悪天候でしたので、高曇

りの本日は、風が強くて寒くても、とてもラッキーな

日でした。

とりあえず、朝食前に室堂平一帯を散策してきました

ので、現在の立山室堂の雪景色をお楽しみください。

GWには、たくさんのお客様がいらっしゃると思いま

すが、天気が良ければいいですね。

(天気が悪ければ、逆に、ライチョウにたくさん会え

るので“これもまた良し”ですね。)

 

今朝(4月28日)の立山峰のようす。建物は、室堂山荘。

今日(4月28日)の大日岳。

同じく、今日の奥大日岳。

現在の日の出は、真砂岳下の稜線から。室堂平での日の出時刻は、AM6:11です。※なお、AM5時ごろから明るく、普通に歩けます。

 

今日のみくりが池と奥大日岳・大日岳。中央の建物は、みくりが池温泉です。

今日の立山三峰・浄土山・ミクリガ池のようす。湖岸の積雪の一部が崩壊して、湖氷面に巨大な雪のブロックが落ちてきていました。

湖面に落ちてきた崩壊雪ブロック。

崩落雪ブロックの拡大写真

今朝の地獄谷のようす。地熱が高くて、雪が積もりません。噴煙も上がっています。