7月に入り、室堂平はまだ肌寒い日もありますが「生きもの」
たちの姿も多く見れるようになってきました。
7月1日に夏山開きした雄山山頂は、今朝、かさ雲がかかっていました。気温や湿度が
違う2つの空気の流れの境目が、山頂近くにできているので帽子のような雲ができます。
この雲が見られると、近くに前線や低気圧があるので今日は天気が良くないかもです。
室堂平の遊歩道は、中央部に雪が残りますが大分の石畳を歩けます。ただし
一の越方面はまだ雪が残るので、注意が必要です。※登山に関しては県警山岳
警備隊にお問い合わせ下さい。
みくりが池も雪解けが進み、コバルトブルーの湖面に雄山が映るように
なってきました。
チングルマも多く見られるようになってきました。
今日はゲストにイワヒバリさんが来てくれました。
![](https://tateyama-shizenhogo-c.raicho-mimamori.net/_wp/wp-content/uploads/2019/07/P7030036-1024x768.jpg)
コイワカガミ
場所によって花の色の濃淡が違う気がします。
ミヤマダイコンソウ
シナノキンバイももう少しで咲きそうです。
![](https://tateyama-shizenhogo-c.raicho-mimamori.net/_wp/wp-content/uploads/2019/07/P7030022-1024x768.jpg)
ミツバオウレン ハイマツの下でひっそりと咲いていることが多いです
クロユリ
クロユリも伝説のように、まさに「くさばのかげ」でひっそりと咲いています。
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲは、お花畑になることが多いので立山連峰をバックに
すると絵になります。
![](https://tateyama-shizenhogo-c.raicho-mimamori.net/_wp/wp-content/uploads/2019/07/P7030061-1024x768.jpg)
ツガザクラ
アオノツガザクラ
![](https://tateyama-shizenhogo-c.raicho-mimamori.net/_wp/wp-content/uploads/2019/07/P7040072-1024x768.jpg)
二つのツガザクラですが、花の咲き方が変わっていてツボミを天に
向かって伸ばし、花が咲く頃には下を向きます。・・・今回のゲスト
は逆さになったアリさんです。
この後も、沢山の花たちが咲いてくれますが、絶対に歩道を外れて
写真などを撮らないで下さい。また、写真を撮る前に足元を確認して
植物を傷つけていないか確認して高山植物を楽しんでください。
今年も、彼らが上山してくれました。
アキアカネです。
彼らは、暑い夏を立山で過ごし秋に里へと下山していきます。
もうしあけございませんが、今回撮影した動植物の撮影場所は
自然保護の為に、お問い合わせにお答えしかねます。