BLOG

立山自然保護センターブログ

新2時間コース「玉殿の岩屋展望コース」の紹介Ⅰ(コース編)

今年度8月31日(月)から、当センター自然解説ツアーにおいて、新コース利用(2時間)が開始されます。

今朝(8月23日)、現地の下見を行ってきましたので、みなさんにこのコースの状況を紹介させていただきます。

この新コースの名前は、「玉殿の岩屋展望コース」といい、室堂山荘近くを起点とし雷鳥沢野営場を終点とする「代替歩道」の一部(室堂山荘側の約1Km)を利用するものです。

これまで利用通行されていた、旧室堂山荘裏からの「玉殿の岩屋散策通路」は、岩屋上部の岩盤崩落・落石のため、R8年度から全面通行止めとなっています。ですので、この新コースは、「玉殿の岩屋」に直接アプローチするのではなく、ちょっと離れた代替歩道から「岩屋」を“展望する”コースとなっています。

このコースは、立山トンネル(現在、室堂⇔大観峰の電気バスが通行しているトンネル)の建設当時のズリ運搬道路跡地を利用した登山道で、半世紀以上前の道路施設などが現在でも残っています。ライチョウや高山植物も多く、自然観察には最適の場となっています。立山室堂に来ても、なかなか立ち寄れないコースですので、一度、参加体験されてはいかがでしょうか?

新コース(代替歩道)は、室堂園地を通り抜け、室堂山荘近くのこの場所を左手に入っていきます。

雷鳥沢野営場までの代替歩道の位置図。新コースは、【現在地】から1Km先ぐらいまでの区間です。

代替歩道は、境界丸棒と側溝コンクリートの間を歩きます。

雄山の直下、浄土沢の対岸を下っていきます。

途中、側溝を横断する場合は、鉄板橋を渡ります。※濡れている場合は、スリップに注意してください。

今日は、曇り空でしたが、晴れれば、雄山~浄土沢の大パノラマが広がります。

左手に、岩屋の岩壁が見えてきます。

室堂山荘の下が、「玉殿の岩屋」です。※現在、全面通行禁止となっています。

新コースは、この先のカーブにて折り返しとなります。※来た道を戻ります。

室堂山荘と玉殿の岩屋(岩崖の下部にあります。)の展望状況。

 

 

 

 

R8年8月22日 立山室堂朝散歩Ⅰ(風景編)

今朝(8月22日)は、気温12℃、雨上がりの爽快な室堂平を散策してきました。

御盆を過ぎてから日に日に、秋めいてきており、空気もヒンヤリと張り詰めていました。

今朝の散策のようすを、風景編、お花編の2回に分けて公開いたします。

最初は雲の中だった立山も、頂上の峰々が見えてきました。

今朝の浄土山。高山植物の草原が風でなびいていました。

ヤチトリカブトと室堂平の草原。背景は剱御前

ミクリガ池湖畔。朝露に耀くイワノガリヤスほかの草原

今朝のミクリガ池とミヤマシシウド

ミクリガ池展望台と浄土山

ミクリガ池湖面に映る室堂の空

美しいミクリガ池。湖面に映し出す風景。

室堂山荘浄土山側の草原(ハクサンボウフウ、ヨツバシオガマほかの花々)

黄葉が始まりだしたイワイチョウ。(エンマ台横)

今朝のカヤクグリさん。危ないので、足元にまとわりつかないで・・・。

R8年8月17日 晩夏の室堂散策

昨日(8月17日)は、地獄谷に当センターの水源地施設の修繕調査に行ってきました。

帰りに、室堂~天狗平散策道を歩いてきましたので、室堂平より少し標高が低くて、晩夏の風情が漂っていた風景草花等の写真を公開します。

オヤマノリンドウ。室堂平でも開花がだいぶん目立ってきました。

イワショウブ。室堂平では、7月中旬にヒメイワショウブが目立っていました。「一枝に花3つ」がイワショウブ。

ミヤマコウゾリナ。カンチコウゾリナと混生しているが、ロゼット(根生葉)があるほうが、ミヤマコウゾリナ。

数は少ないバイケイソウ。コバイケイソウの5,000分の1ぐらいの出現頻度です。

バイケイソウの緑色の花。

チシマザザの花。数十年に一度開花して枯れるといいますが、室堂周辺では、小さな群集規模でしたら、そこかしこで見られます。

クロウスゴの実。室堂周辺では、クロマメノキより、クロウスゴが多いです。自然のブルーベリーです。熊さん大好き。

ベニバナイチゴの実。食べると、種が固くてジャリジャリします。

この実もクマさんの大好物です。

今、一番室堂一帯で多く見かける高山蝶。クモマベニヒカゲ。

クモマベニヒカゲの食草はイワノガリヤスなどのイネ科です。

高山蝶のコヒョウモン。

コヒョウモンの食草はバラ科のオニシモツケです。

R8年8月15日 立山室堂 朝の散策Ⅰ(風景&花編)

先ほどの夜の星ブログに続いて、今度は、8月15日早朝の立山室堂の風景と花の紹介です。

星の撮影ですっかりと冷え切った身体を少し休めて、カメラ機材を変更して室堂平一帯の散策に出かけました。

今朝も、室堂平は寒いです。ちょっと、厚着して、久しぶりに花々とライチョウを探しにみくりが池を1週してきました。

※次回ブログは、久しぶりに逢えたライチョウ親子を紹介いたします。お楽しみに!

室堂平のお花畑も、もう秋の草花に移り変わってきています。ヤマハハコ、ヤチトリカブトほか

今の彩の主役はヤチトリカブトです。

今朝の天狗平・天狗平山荘、富山平野。遠くの三角の山は、“UFO伝説”の尖山(とがりやま)です。

今朝のミクリガ池。少し風が吹いていて、残念ながら湖面には、逆さ立山が写りませんでした。

真砂岳の稜線からの日の出とミドリガ池。

秋の風情のミドリガ池の湖畔

清々しく、晴れ渡った室堂平。室堂山荘前からの室堂ターミナル・大日岳方面の景色。

朝光に耀くチングルマ。室堂平のほとんどのチングルマは、このような穂種の状態です。

室堂で数年ぶりに開花発見されたタカネマツムシソウ。

ミヤマリンドウもまだ咲いています。

ヤチトリカブト※以前まで“ミヤマトリカブト”と同定していましたが、花茎の腺毛の形状(開出毛)からヤチトリカブトに修正しました。

今が満開です。加賀藩前田家の家紋 ウメバチソウ。

質素ながらかわいいエゾムカシヨモギ。早秋の花です。

ミネウスユキソウ。ヨーロッパアルプスのエーデルワイスに近い種です。

R8年8月14日 立山室堂夜明け前の星空

今朝(8月14日)は、ちょっと早起きして星空観察に出かけました。

待ちに待った新月&ペルセウス流星群(極大日の翌日)でしたが、室堂は昨夜からずっと曇り空。

それでも、早寝してAM2時に起きてみると、なんとか天空の空間に星空が拡がっていました。

明け方に向けて、どんどんと雲が消え去り、ほぼ天空の全域において、輝く星々と流星を楽しむことができました。

たくさんの流星を見ることができましたが、残念ながら撮影した写真には写し込むことができませんでした。

残念。明日以降での再度のチャレンジです!

立山三峰方向の星空。ヒアデス星団とプレアデス星団が耀いていました。線状の光は人工衛星。

一ノ越を乗り越えて、雲の塊が室堂平に押し寄せてきました。

点線上の光は、飛行機です。なかなか、流れ星が入ってくれません。

大日岳方向の星景。

AM4時。明け方近くに、雄山上空にオリオン座が上ってきました。稜線上の光は雄山登山者の灯り。

空が明るくなってきました。雷鳥坂を登る登山者の灯り。