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立山自然保護センターブログ

R8年6月12日 美女平~弥陀ヶ原の現況情報

今日(6月12日)は休み明けで、平野部から眺めると立山山塊を厚く覆っている雲の中に突入しながら、標高2,450mの室堂に上山してきました。

昨夜は、冷え込んだとのことで立山室堂でも薄っすらと雪が降ったそうです。(ちょっと、ビックリ!)

霧雨で10℃に満たないヒンヤリとした空気の中、上山途中での美女平周辺や弥陀ヶ原の雪融けや植生状況などを見て回ってきました。

美女平では、キビタキやクロツグミなどの美しい夏鳥たちの囀りを聞きながら、薄緑色のブナの若葉を楽しみ、滝見台や大観台で荘厳な称名滝の遠望や霧の中の立山スギの巨木を仰ぎ見てきました。

また、雪融け直後の弥陀ケ原では、鮮やかな樹々の新緑や植物たちの芽吹きなど、春のいぶきを体感してきました。

室堂では、今現在(AM11:00)外気温は5℃です。まだまだ、この時期に弥陀ヶ原や室堂にいらっしゃる場合は、寒さ対策は必要なようです。ウインドブレーカーなどの上着を一枚、お忘れなく。

 

 

アルペンルート沿いの滝見台からの称名滝(太い方)の遠望。細い方が、春~梅雨時期限定のハンノキ滝(涅槃の滝)。

大観台展望台からの称名滝の遠望。弥陀ヶ原からの溶岩台地の末端が確認できるスポットです。

大観台の“名前も付いていない”立山スギの巨木。

 

大観台~弘法付近(標高1,200m~1,600m)のアルペンルート沿いでは、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が咲いています。

弥陀ケ原(1,930m~)の雪融け状況。(2,100mの天狗の鼻展望駐車場からの遠望)

国民宿舎立山荘付近(カルデラ展望台付近)の針広混交琳。

弥陀ケ原(弥陀ヶ原ホテル下)の現況。散策道には、もう雪は残っていません。

弥陀ケ原の積雪は、谷部に少し残っているだけ。新緑は、ダケカンバ。

“ガキの田”に写り込む風景が美しいです。

弥陀ケ原の湿原性植物等の開花は、これからです!ナチュラリストによる自然解説ツアーは、7月24日~8月31日までは毎日開催。それ以外は、土日祝日のみ。※開催日や時間などは、要HP確認!

弥陀ヶ原ホテル前散策道のシラネアオイ。最近、絶えたとの噂があったのですが・・・小株が2株残っていました。ガンバレ!

 

立山黒部アルペンルート 3季(夏・春・冬)変化

本日(R8年5月2日)、立山有料道路で上山しまし

た。初夏の様相を呈してきた山麓から、まだ春の

花々が美しい美女平・ブナ坂、昨夜の新雪にて急激

に冬景色にもどった弥陀ヶ原・天狗平、そして一晩

で20cmの降雪があった室堂までの、夏の世界から

春や冬の世界に、たった1時間で移り変わる季節変

化の移動写真を公開いたします。

緑色がまぶしい、出発地点の千寿ケ原(立山駅付近 標高500m)の新緑。

美女平先のブナ坂付近(標高1,100m)。雪も融けてきて、ブナの新緑が始まりました。

同じくブナ坂(標高1,200m)からのブナの新緑

美女平~ブナ平間のアルペンルート沿いに目立って咲いていたタムシバ。写真は大観台付近(標高1,500m)

弘法(標高1,600m)から弥陀ヶ原、大日岳・奥大日岳~立山を望む。まだまだ、早春の風景。

弥陀ケ原の国民宿舎立山荘。昨夜の降雪でまた、冬景色に逆戻り。

美松付近(1,700m)のアオモリトドマツ(オオシラビソ)林。着氷雪で固まっていました。

弥陀ケ原の遠望。見える台地が標高1,600m前後。

国見駐車場(標高2,350m)からの剱岳遠望。すっかり冬山に戻っていました。

室堂手前の大谷(標高2,400m)。“雪の大谷”は、5月いっぱいまで、まだまだ楽しめます。

 

立山黒部アルペンルート 紅葉情報(R7年10月3日)

先日、9月28日(雷鳥沢)、9月29(室堂平)の

紅葉情報をブログ掲載させていただきましたが、

今回は室堂より標高の低い立山黒部アルペンルー

ト沿いの紅葉状況を紹介させていただきます。

現在、9月末から急激に冷え込んできたためか、

紅葉が一段と美しくなってきています。また、

今夏は猛暑が続いたせいか、

『今年の紅葉は例年になく美しい!』

と、スタッフの中でも評判となっています。

立山での紅葉前線は、現在、標高1,600m近く

まで下りてきており、室堂(標高2,450m)から

天狗の鼻(標高2,100m)の一帯が“見頃のピー

ク”に達しているようです。

これから10月の中~下旬にかけて、交通機関など

で容易に垂直移動できる立山ならではの、

『標高の高い所で晩秋の紅葉を眺め、より標高

の低い場所で色鮮やかなピークを堪能する。』

といった、贅沢な紅葉ウオッチングを楽しむこと

ができます。みなさん、是非とも紅葉の美しい

立山にいらっしゃってください!

※以下の写真は、令和7年10月2日、10月3日に撮影したものです。

【標高2,400m国見】剣岳の遠望と奥大日岳の展望

【標高2,400m国見】紅葉の奥大日岳の展望

【標高2,300m天狗平】アルペンルート沿いを彩るミネカエデ(黄色)とウラジロナナカマド(赤色)

【標高2,300m天狗平】対岸(奥大日岳側)の紅葉展望

【標高2,100m天狗の鼻】標高1,900mの弥陀ヶ原台地の展望

【標高2,400m国見】天狗山(2,521m)の紅葉展望

【標高2,000mヒュッテ小屋跡地】針広混交林と紅葉の山

【標高2,000mヒュッテ跡地】紅葉の中を走るアルペンルート高原バス

【標高1,930m弥陀ヶ原】お薦め!時間があれば是非とも弥陀ヶ原の木道を散策してみてください!

【標高1,930m弥陀ヶ原】ナナカマドの紅葉が枯れた湿原のアクセントになっています。富山平野も遠望できます。

【標高1,930m弥陀ヶ原】弥陀ヶ原には、木道が整備されていますので、ゆっくりと散策できます。

【標高1,850m追分】松尾峠方面の展望。注意:松尾峠は、令和7年10月15日まで工事中にて通行止めです!

【標高1,850m追分】弘法方向の湿原地帯を通る木道。

【標高1,600弘法】現在の立山の紅葉最前線は、弘法あたり!これから、もっと紅葉します。

【標高1,600m弘法】弘法から弥陀ヶ原、国見岳の展望。山の上から紅葉が深まってきています。

 

 

立山の紅葉情報

立山自然保護センターの開館期間も、あと10日となりました。

紅葉も含めてお伝えします。

11月5日、室堂平では今朝は久しぶりの雪となり薄っすらの積雪となりました。

 

9:00頃は、まだ粉雪がふっていました。

 

20分ぐらいすると

ちなみに12:00の気温が1.9℃です。

 

弥陀ヶ原も色づきが見られなくなり、山麓付近の彩りが目立ちます。正面の左側が桑崎山、右の低いところの山が大辻山です。

 

オオシラビソなど凍りの芸術が出来ています。

 

大日岳方向も葉が落ち、紅葉が下へと下がっているようです。二枚目の写真は弘法付近の称名滝上部です。

 

美女平は、今が盛りですが今年は残念ながら枯れた感じの葉が多く気がします。ツキノワグマやニホンザルの生息域なので充分注意してください。

 

今年は、ナナカマドの実が多く葉が落ちると目立ちます。

 

桂台から見える山並みです。称名滝までのルートでは、午前中は日陰になるので午後がオススメです。

 

道路沿いのススキも綺麗です。

 

立山駅(千住)辺りも紅葉が進んでいます。

 

山から里へと紅葉も、足早に降りていくことと思います。

 

立山スギ

立山の富山側の天空ロードの車窓からは、樹齢300年を超える巨大な立山スギを多く見ることができます。

 

沿線で一番幹回りの大きい仙洞スギです。幹回りが940cm 樹高が21mあります。

 

立山スギは、分類学者の中井猛之進 博士によって 和名を「アシウスギ」と分けられました。

アシウスギは、日本海側を中心とした寒冷地に適したスギで特徴的なのが葉の間隔が狭く雪が落ちやすくなってます。

また、落ちた枝や地面ついた枝から根を出してクーロンをつくるのが、一般の「スギ」とは違います。左がアシウスギです。

立山のスギは、幹回りが太く樹高が一般的なスギよりも樹高が低いのも特徴です。

 

立山スギは立山駅から見えますが、弘法当たりから上では、ほとんど見れなくなります。

 

日本書紀では、スギはスサノオノミコト(素戔嗚尊)の髭からできたと書かれていますが、お母君のイザナギノカミ(伊邪那岐)が

雄山神社の御祭神であることに神秘を感じます。