BLOG

立山自然保護センターブログ

R8年7月4日 立山室堂早朝散策

今朝は、朝5時30分から「なんとかライチョウの雛に逢いたい・・・。」という思いで、昨日目撃情報のあった

「エンマ台」に直行しましたが・・・。残念ながら、まだ朝方は寒いのか?、キツネを警戒しているのか?・・・

ライチョウ母子に逢うことはできませんでした。

ライチョウはオス1匹だけ見ることが出来ましたが、ライチョウの母子写真は、また今度です。

とりあえず、美しい立山室堂の風景&花々の写真を見てください。

自然保護センター前の水溜りに写る立山三峰①。

みくりが池に写る立山三峰②。

ミドリガ池に写る立山三峰③。

今朝の日の出はAM5:37。日暈(ひがさ=ハロ)が出ていましたので、天気は下り坂か?

ターミナルビル前(玉殿の湧き水上部)の美しいお花畑。今、この一角がベストスポット!

今年は、5日ほど開花が早かったクロユリ。まだまだ見頃です!(室堂山荘前)

ムーミン谷のニョロニョロ? 今年は一斉開花の当たり年! コバイケイソウ

ミドリガ池近くで群生していたヤマガラシ。

オオツガザクラ(ツガザクラとアオノツガザクラのハイブリット)※別名がコツガザクラで紛らわしいです。

小さくてかわいい釣鐘状の花。ツガザクラ。

血の池付近のライチョウ観察者。観察ルールは、①ライチョウとは5m離れること。②植生帯を踏まない・入り込まないこと。

ライチョウ観察のために踏みにじられた植生。ライチョウの命の源となっているガンコウランが踏みつけられて枯れていました。

 

 

 

R8年7月3日 立山室堂天上の楽園散歩

昨日(7月3日)は、天候も良く、ライチョウ雛の孵化初確認日となり、とても良い日でした。

夕方には、更に、大日岳に沈む美しい夕日を眺めながら、黄昏時の“天上の楽園”のような立山室堂平を散策してきましたので、息を飲むようなその美しい風景を公開いたします。

黄昏時の夕日を浴びたお花畑。チングルマ、イワカガミの競演です。

室堂園地のお花畑は、これからが“本番”です!

立山三峰をバックにしたお花畑。夏山シーズン到来です。

雄山峰社、社務所の遠望。7月から、社務所にも人が入り、夜になると灯りがともされるようになりました。

夕暮れ時の剱岳・剱御前、みくりが池。

夕陽を浴びている立山三峰とみくりが池に映った逆さ立山三峰。

神々しい立山三峰と浄土山を合わせたみくりが池の逆さ立山。

夕日が大日岳に沈んでいきます。PM7:05頃

大日岳に夕日が沈みきってしまいました。PM7:07

日の入後30分後、夕焼雲が筋状の雲になってきました。PM7:30頃

今日も天狗平の直下まで雲海が沸き上がってきていました。

奥大日岳~剱御前方面の薄っすらとした夕焼雲。

最高の1日&夕焼けでした。寒くなってきたので、本日はPM7:30で夕方散歩はおしまいです。

 

R8年6月30日 奥大日方面(室堂乗越)高山植物&ライチョウ情報

先ほどのブログに続いて、3日前(R8年6月30日)の奥大日岳方面の高山植物&ライチョウ情報です。

奥大日岳手前(雷鳥沢野営場側)の室堂乗越は、立山室堂にあるような高山植物と弥陀ヶ原などの亜高山帯の植物が混在して観察できる面白いスポットです。また、稜線上付近は、立山室堂より、1週間~10日間程度早く雪融けしていますので満開の花々を観察することができます。開花確認は、アオノツガザクラ、ミネズオウ、チングルマ、クロマメノキ、ベニバナイチゴ、ウラジロナナカマド、ツマトリソウ、マイヅルソウ、イワカガミ、イワイチョウ、シナノキンバイ、キジムシロ、ミツバオウレン、ミツババイカオウレン、ゼンテイカ、コバイケイソウ、キヌガサソウ、オオバキスミレなどでした。

また、標高2,400mの霧の中の登山道にて、ライチョウ(メス)に遭遇しました。よ~く、耳を澄ますと、「ピィー、ピィーッ」という1年ぶりのうれしい鳴き声が、ハイマツの藪の中から聞こえてきました。(姿確認で3羽。声確認で1羽。合計雛4羽か?)

雛鳥は、孵化後1~3日ぐらいでしょうか?母鳥も「クークー」とわが子が離れないよう呼び続けており、登山道に出てきた雛鳥は、母鳥に一目散に逃げ込んでいました。立山室堂のライチョウ達と違ってか、人馴れしておらず、周囲への警戒を強めている母鳥の写真を1枚撮らさせていただき、雛鳥の写真撮影は自重しその場を即座に離れることとしました。

室堂平でも、かわいい雛たちに会えることが待ち遠しい限りです。

※このブログ入力中に、今シーズン初となるお客様からの雛目撃情報が入ってきています!

明日早朝は、立山室堂での初雛デビューの確認にいってきます!

雪融け後の湿原に真っ先に咲くイワイチョウ。

ツマトリソウ。

亜高山帯の森林植生。キヌガサソウ。※ゾウムシ♂♀も写っています。

亜高山帯での黄色いスミレ。オオバキスミレ。葉っぱが特徴。

大輪の花。シナノキンバイ。

今年は一斉開花のお花畑が“当たり年” コバイケイソウ

コバイケイソウの両性花と雄花

ベニバナイチゴ。クマも大好きな甘いイチゴが実ります。

室堂乗越では、チングルマが満開でした。

クロマメノキの花。この液果もクマ大好き!

地面に散らばる星のように、一面に開花するミツバオウレン。

ミツバオウレン。特徴は、花弁がやや細長い。おしべが白い。花柄が細く緑色。

ミツババイカオウレン。特徴は、花弁が倒卵形。おしべが青っぽい。花柄がやや太く褐色。

数十年に一度開花して枯れる“笹の花” チシマザサ。

今年初めて確認できた親子ライチョウ(母1羽&雛4羽)。登山道で出逢っても、追いかけないでください。

 

 

R8年6月29日 立山一の越の高山植物

今朝(6月29日)は早起きしまして、雄山登頂口の一の越(標高2,700m)周辺の高山植物を楽しんできました。

雄山と浄土山の鞍部に位置する一の越は、稜線尾根の地形により、高標地であっても室堂平より積雪量が少なく、ハクサンイチゲなどの高山植物の開花が2~3週間早いようです。また、室堂平では見ることのできない岩場の植生種類も観察できます。

今朝の観察種は、ツガザクラ、コメバツガザクラ、アオノツガザクラ、イワウメ、チングルマ、ハクサンシャクナゲゲ、ヒメクワガタ、チシマアマナ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンバイ、ハンクサンイチゲ、シナノキンバイ、ミヤマハタザオ、イワカガミ、タカネヤハズハハコなどでした。

ツガザクラ

コメバツガザクラ

イワウメ(花はもう終わりごろでした。)

アオノツガザクラ

チングルマ①

チングルマ②

ヒメクワガタ(まだツボミ。これから開花。)

チシマアマナ。北半球の寒帯に広く分布とのこと。

ミヤマダイコンソウ

ミヤマキンバイ

ハクサンイチゲの群落。一の越では、今がハクサンイチゲの開花最盛期です。

純白で可憐なハクサンイチゲ。

一の越稜線の東側(立山室堂の反対側)のお花畑①

一の越稜線の東側(立山室堂の反対側)のお花畑②

タカネヤハズハハコ。ウスユキソウ属ではなくヤマハハコ属。

R8年6月28日 朝散策Ⅱ(花・ライチョウ編)

先ほどのブログに続いて、今朝(6月28日)の立山室堂の高山植物とライチョウの状況を紹介します。

一昨日までの風雨で、一部、開花したばかりの花びらが散ってしまったり、抱卵期に入ったライチョウメスの出現が激減したりと、自然観察にはあまり良くない条件が揃っていましたが、そんなことは全く関係ありません。

立山室堂は、いつ、だれが来ても自然を満喫することができるところで、何百回歩いても、毎回が発見・感動できる場所です。

7月上旬からは、高山植物の一斉開花、ライチョウ母子のデビューなど“いい条件”がそろいます。また、7月24日からは、平日の自然解説ツアーも開催いたします。みなさん、立山室堂にいらっしゃってください。お待ちしております。

室堂園地(バスターミナル前)の現在の様子。イワカガミ・チングルマ・シナノキンバイが咲き始めています。

今が満開!低木樹木のミネズオウの花。

ハクサンイチゲが現在の主役!

ハクサンイチゲのアップ。

咲き始めてきてたコバイケイソウ。今年は、コバイケイソウの一斉開花の当たり年!

 

立山室堂では、まだまだ囀り続けています。元気者のカヤクグリ。

ミドリガ池散策道途中のライチョウオス。(この個体は、赤・青の足環をつけており、一部のファンからアカオくんと呼ばれています。)

血の池斜面のハイマツ・ミヤマハンノキ林をナワバリとして、対岸の登山道を行ったり来たりしています。

1回目の繁殖に失敗し、ただ今、2回目の繁殖活動中とのこと。赤い肉感が目立っているのは、そのせいかも。

最近、近辺でライチョウがキツネに食害されており、人通りの少ない早朝には、ライチョウを見かけなくなってきています。