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立山自然保護センターブログ

R8年8月4日 夏山情報立山縦走Ⅲ(真砂岳~別山・剱御前編)

昨日(8月4日)縦走した夏山情報の第3弾ブログです。立山縦走Ⅰ、Ⅱの続きでⅢ(真砂岳から別山・剱御前)としてご紹介いたします。

真砂岳からは、一度、緩やかな稜線を下りますが、別山への上り返しは急峻で、特に頂上直下の登りが苦しいです。

別山は、立山三山(雄山・浄土山・別山)の一つで、立山一帯では、山頂に祠がある数少ない山の1つとなっています。

何度か心が折れそうな登山道を登りきると、左手に頂上(標高2,874m)の別山祠が現れ、前方には、剱岳と剱沢の険しくも雄大な風景が拡がってきます。右手には、なだらかな2重山頂となっている北東峰(2,880m)が見えます。

この別山頂上~硯ガ池では、1親子(母鳥1、雛2)を観察することできました。(次回ブログで紹介します!)

この後は、剱御前小舎までの夏山縦走を楽しみ、雷剱御前小舎からは、雷鳥坂と呼ばれるコースをひたすら下りきり、雷鳥坂野営場経由で室堂平に帰りました。

別山への登りは山頂手前が一番急峻です。

やっと、たどり着いた別山頂上には、立山三山としての“証”の祠があります。

なだらかな別山北東峰方向の景色。北東峰からの剱岳・剱沢の風景は絶景です。

雲の間から剣岳が見えてきました。

剱岳と剱沢の風景

剱沢野営場の遠望。建物は、野営管理所・診療所と富山県警山岳警備隊剱沢派出所です。

剱御前小舎までは、風景が美しい爽快な縦走路です。

剱御前小舎は、もうすぐ!

剱御前小舎。

剱御前小舎前の公衆トイレ横には、見たことのないような大株のトウヤクリンドウが・・。

雷鳥坂。ひたすら下る(又は上る)登山道ですが、浮石除去や階段整備などが徹底されています。

稜線が雲に隠れてしましましたが、雷鳥荘からの剱御前からの雷鳥坂、雷鳥沢野営場の遠望。

 

R8年8月4日 夏山情報立山縦走Ⅱ(雄山~真砂岳編)

先ほどの夏山情報立山縦走Ⅰ(室堂~雄山編)を公開させていただきましたが、続きのブログです。

立山は、雄山(標高3,003m)から大汝岳(標高3,015m)、富士ノ折立(標高2,999m)の3峰から成り立っています。

この3峰を巡る登山は、中級者以上の標高3,000mを縦走するスリリングで爽快なコースとなっています。

昨日は、団体登山者(約50名)が先行しており、要所要所にて、立ち休み待ち時間が発生していましたが、岩稜区間での浮石や岩上での“砂滑り”による転倒・転落事故が多いコースですので、ゆっくりと歩けてかえって良かったのかもしれません。

大汝山&大汝休憩所からは、先行する団体もなくなり、自分のペースで馬力をあげながら夏山縦走を楽しむことができました。富士ノ折立の山頂は、山頂への登山道のマーカーがありませんので、人の通った跡を追いかけての登攀です。岩が濡れて滑りやすくなっているときは、慎重に登る必要がありそうです。

富士ノ折立から真砂岳へは、予想通りの急峻なガレ場の登山道を下りきって、なだらかな斜面の真砂岳へ登り直します。

真砂岳近辺の稜線では“高速飛行”で有名なアマツバメが、ブーメラン型の翼で風を切りながら頭上を行き交っていました。

真砂岳頂上は、丘上の開けた場所です。晴天時は爽快そのものですが、強風や雷などからの逃げ場がないので注意が必要です。

雄山神社の真下。ここから、岩稜区域の登山道です。

大汝へ続く縦走登山道。

大汝山の山頂

大汝山から雄山を振り返った風景。ピークが雄山神社峰社。

大汝休憩所でホット一息。有料トイレあり。軽食事もOKです。

富士ノ折立の山頂。いつも、室堂平から見上げている頂端岩がこの岩!

富士ノ折立から真砂岳への登山道。上りも下りも「膝泣かせ」急峻登山道。ここが意外と難所!

なだらかな真砂岳への上り返し。

真砂岳の頂上(標高2,861m)

真砂岳から振り返って仰ぐ、富士ノ折立。ここを下ってきました。

 

R8年8月4日 夏山情報立山縦走Ⅰ(室堂~雄山編)

昨日(8月4日)、北陸地方もやっと梅雨明けし、個人的にも1日お休みが取れましたので、登山道の状況及び稜線上のライチョウ棲息の調査を兼ねて、雄山から別山にかけて縦走してきました。

室堂から一の越の区間は、雪渓が残っている箇所は1か所(10m)のみでステップ切りされていました。途中の祓い堂から上部は、登山道(石畳)の改修工事が始まっていましたので、資材置き場や工事関係機械(モノレール)に近づかないこと、誘導されている迂回歩道の通行注意をお願いします。

一の越の有料トイレは、1回100円のチップ制。雄山への登山道は、登りは赤色ペンキ、下りは黄色ペンキのマーキングがしっかりしてありましたので、混雑防止&安全確保のため、片側通行を守ってください。8月に入り、学校登山などが増えてきています。時間帯によっては“登山道渋滞”することもありますので、山行計画は余裕をもってください。

また、山頂(雄山神社峰社)への入山は、祈祷料込みで700円ですので、お忘れなく。神主さんからのありがたいご祈祷

後、万歳三唱するので雄山登頂の充実感が倍増いたします。

室堂山荘横から一の越を望む。すっかり雪渓の雪が消えています。

20分ほど歩くと、10m程度ですが1か所のみ雪が残っていました。

祓い堂付近の休憩広場。登山道改修工事の資材置き場・運搬機械り類には近づかないでください。

一の越の有料トイレ。(1回100円です。)

登りは赤ペンキ、下りは黄色ペンキのマーカーどおりに歩いてください。

逆進行方向or危険個所ですので、✖のマークの方向には進まないでください。

辛いのぼりでも、チシマギキョウが励ましてくれます。

休日・御盆や、学校登山団体と鉢合わせると“大渋滞”いたします。

室堂平を見下ろした風景。緑の大地が拡がっていました。 ミドリガ池(手前の小さいほう)にも水があります。

雄山神社社務所が見えてきたら、頂上はもうすぐ!(標高2,885m道標箇所)

雄山頂上の風景。峰本社での祈祷受付は、社務所ではなく、鳥居下の受付小屋にて。

峰本社での祈祷状況。「楽しい山行であって、無事、下山できますように・・。」

R8年7月20日 浄土山登山道情報&ブロッケン現象

これまで、浄土山~室堂山の急坂登山道コースが雪渓に覆われており、上級者向けのコースとなっていました。

この区間の雪渓が消えて、アイゼン&ピッケルなどの装備が不要になったとの情報により、7月20日に一の越からの入山により、下山ルートとして確認してきました。

ただし、夏道としてもこのルートは、巨石群の岩の上を一歩一歩、足の置き場を確認しながら歩くコースなので、非常に緊張するコースとなっていました。

ただ、浄土山の頂上付近では、美しい高山植物を堪能しながらライチョウの親子を観察したり、カルデラ側にブロッケン現象が現れたりと、大変と楽しめる魅力的なコースでした。

一の越山荘の横を通ってしばらくすると、急坂になってきます。

浄土山の上部は、南峰から北峰へ比較的になだらかな稜線が続いています。

浄土山北峰へは富山大学研究小屋まで進まないで、この標柱の右に入ります。五色ケ原方面へは、この小屋の先へと進みます。

浄土山北峰は、ここから下っていきます。

多少のアップダウンが楽しい稜線登山道。

カルデラ側に現れたブロッケン現象。

この“後光”により、極楽浄土の阿弥陀如来様の信仰が信じられるようなったとか・・。

北峰のすぐ横から、室堂山への急坂のルートがあります。

急峻な坂の大きな石を乗り越えながら進みます。

急な坂を下りきると、室堂山展望台との分岐点にたどり着きます。室堂平へは、右に曲がります。この先にも、もう雪渓は消えて夏道となっていました。

R8年7月20日 室堂~一の越 登山道雪渓情報

最近、学童登山などを計画されている学校関係者などから、雄山や浄土山の途中となるの室堂~一の越の雪渓状況の問合せが多いので、今朝(7月20日)現在の登山道の雪渓状況を写真でお伝えします。

室堂平一帯の積雪はほとんど融けている状態で、室堂山荘横から急登となる一の越までの区間内には、5箇所ほど雪渓が残っていました。各雪渓は、雪切りが施工されており、多少、氷面などが露出している場所はスリップ転倒の注意が必要ですが、谷側への滑落の心配は無さそうで、ビブラムソールなどの靴底がしっかりした靴であれば、上りも下りも歩きやすいかな?と思いました。(人によって対応装備は変わりますのでご注意を。)

室堂山荘横から、急登の登山道が始まります。

最初の雪渓は、比較的勾配が緩いので、まずは雪面歩行の足慣らしを。

しばらく歩くと2番目の雪渓が現れます。夏道との乗り換え箇所の空洞雪面の踏み抜きに注意!

3番目の雪渓。ここも区間が短いので、8月頃には消えているかも?薄い氷面が滑りやすいので注意を!

浄土沢を横断する手前の休憩ベンチ箇所。

4番目の雪渓は浄土沢の横断箇所。

浄土沢を横断して、夏道を登ると祓い堂にたどり着きます。

祓い堂前の休憩広場の様子。

祓い堂の先の5番目の最後の雪渓を登ります。ここが一番の急斜面ですので、ステップを切りながら注意して上ってください。もうすぐ先に、一の越山荘が見えてきています。

一の越山荘前から雄山登山道を望む。チップ制有料トイレ(100円)はオープンしています。水栓・トイレットペーパー付のきれいなトイレです。

一の越から先の雄山頂上までは、例年どおりの夏道です。これからは、登山者が増加する夏休みシーズンですので、落石や浮石に注意してください。