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立山自然保護センターブログ

R8年8月25日 立山室堂 晩夏早朝の山々

今朝(8月25日)の気温は15℃。気持ちの良い快晴。いつもどおり、室堂平の散策に出かけました。

毎日、見慣れているはずの立山室堂の山岳風景ですが、朝陽を待ち受けて朝もやに包まれている山塊は、とても神々しく感動的でした。

何だか立山室堂の大地から大きなパワーを授かったようで、元気100倍のエナジーを充電をすることができました。

雲上の雄山神社社務所。朝雲に包まれた雄山の頂上付近。AM5:40頃

雲の切れ間から雄山神社&社務所が見えてきました。

今度は、今朝の剱岳。

視界良好、剱岳頂上の拡大写真。よ~く見ると頂上祠と登山者2人が見えます。

朝陽が当たってきました。今朝の地獄谷&奥大日岳

朝陽に反射して輝く雲がミクリガ池に映っていました。

今朝は、最高のコンディション(快晴・無風・雲無)でした。朝陽を背景にした雄山3峰と浄土山

ミクリガ池に映った雄山三峰。富士の折立だけが朝陽で輝いていました。

ミクリガ池に映る浄土山。この山頂の湖面への映り込みにより、湖面にハート型が浮き上がるそうです。

真砂岳稜線からの日の出。光が差し込んできました。 AM6:05

別山~剱御前方向の峰々にも、朝陽の斜光が差し込んできました。

日の出直後の今朝のミドリガ池。

温かい朝陽を浴びて、湖面から朝もやが出てきています。

朝陽に耀く、美しい室堂山荘下のチングルマ群落。

R8年8月23日 立山室堂の日の入り

昨日(8月23日)は、なかなかのお天気が続いていたのですが、PM3時頃から急に雨が降り出しました。

それでも、雨は1時間ほどで止み、再び、晴れ間が広がってきました。夕食後、PM6時20分頃から、外に出て夕日を見てきましたので紹介させていただきます。

PM6:29 バスターミナル屋上で夕日を楽しむ人たち。

昨日は、一度、薄い雲海の中に沈みます。

PM6:31頃。

空が焼けてきました。

富山湾&能登半島の向こうに沈んでいきました。

天狗平方面の景色。建物は、立山高原ホテル。

 

R8年8月24日 立山室堂 ライチョウはどこに行った? 

今朝(8月24日)は、昨日の数少ない目撃情報のあった室堂山荘裏手の代替歩道にてライチョウ親子を観察してきました。

実は、お盆明けから毎日、室堂平でのライチョウ目撃情報が極端に減ってきています。目撃情報が寄せられるのは、雄山や浄土山・室堂山、奥大日岳の登山者からの高標高地の山岳情報ばかり・・・。

ツアーガイドさんの中には、「ライチョウは、暑いのが苦手で、夏場は涼しい高標高地の山岳に移動しています・・・。」と説明されている方もいますが、それは全く根拠の無い“人間の思い込み”のようです。

実際、富山県雷鳥研究会の生態調査では、この目撃情報の少ない時期でも、室堂平にて繁殖している個体は、室堂平にて確認されており、逆に、足環識別個体が、雄山などの頂上付近に“避暑”のために移動している事例も確認されていません。

どうやら、8月下旬のこの時期は、立山室堂平のライチョウたちは“近辺に居るにはいるけど、ハイマツ林などの中に潜んでいるらしい”です。

お盆明けから、散策道などを歩いていると、ライチョウの夏羽根をよく拾うようになってきました。どうやら、ライチョウたちの換羽(夏羽根→秋羽根)が始まっているようです。ひょっとしたら、換羽直後は、飛翔能力が落ちるらしいので、リスクマネジメントとして、「あんまりあちこち出歩かないで安全な場所でじっとしている。」のではないでしょうか?

とりあえず、今朝の貴重なライチョウ親子(母鳥1,幼鳥1)の写真をご紹介させていただきます。

代替歩道を歩いていると、母鳥の鳴き声が聞こえてきました。

やはり“私”を警戒して、我が子を呼んでいるようでした。※人通りの少ない場所にいるライチョウほど、人間を警戒する傾向があります。

代替歩道の側溝の中を幼鳥が1羽歩いていました。

幼鳥の大きさは、7月上旬孵化クラスのようです。もう、母鳥の2/3の大きさです。

かわいい、幼鳥の姿。

周辺を探してみましたが、幼鳥は1羽だけでした。※親とはぐれるとかわいそうなので、観察を最小限に打ち切りました。

幼鳥のお顔アップ。赤いアイシャドーが素敵です。※オスメス関係なく、幼鳥期はこんな感じです。

お母さんのお顔アップ。メスにも、うっすらとレッドアイラインがありますよ!

 

新2時間コース「玉殿の岩屋展望コース」の紹介Ⅱ(お花編)

8月31日(月)から使用開始の新コース(代替歩道)は、立山室堂平でも最後まで積雪が残っているエリアです。

ですので、室堂平一帯では、6月下旬~8上旬に咲いていた花々が、現在でも見られる『タイムスリップゾーン』となっています。

初秋の草花&紅(黄)葉に移ろいで行く室堂平とは異なって、もうしばらくは、この新コースでは夏の草花を楽しむことができます。高山植物のお花たちに、名残惜しい方々は、是非ともこの新コースでの自然解説ツアーにいらっしゃってください。

室堂平では、もう見かけなくなったチングルマの花。※ここでも、もうそろそろ終わりですが・・・。

なんと、6月の花「ハクサンイチゲ」も、まだ咲いていました。

初秋の花、モミジカラマツも同時に咲いていました。

大の字がいっぱい。ミヤマダイモンジソウもまだまだ開花中!です。

ヨツバシオガマとハクサンボウフウの花々

ヨツバシオガマもまだまだ咲いています。

かわいい黄色い妖精さん。ウサギギク。

室堂平では、花はすっかり見かけなくなっています・・・。夏の名残か、ヒマワリの花のよう。

イワオトギリ(✖岩男と義理 〇岩弟切)

今、秋羽根に換羽中のライチョウの風切りばねが落ちていました。※ラッキーです!

 

新2時間コース「玉殿の岩屋展望コース」の紹介Ⅰ(コース編)

今年度8月31日(月)から、当センター自然解説ツアーにおいて、新コース利用(2時間)が開始されます。

今朝(8月23日)、現地の下見を行ってきましたので、みなさんにこのコースの状況を紹介させていただきます。

この新コースの名前は、「玉殿の岩屋展望コース」といい、室堂山荘近くを起点とし雷鳥沢野営場を終点とする「代替歩道」の一部(室堂山荘側の約1Km)を利用するものです。

これまで利用通行されていた、旧室堂山荘裏からの「玉殿の岩屋散策通路」は、岩屋上部の岩盤崩落・落石のため、R8年度から全面通行止めとなっています。ですので、この新コースは、「玉殿の岩屋」に直接アプローチするのではなく、ちょっと離れた代替歩道から「岩屋」を“展望する”コースとなっています。

このコースは、立山トンネル(現在、室堂⇔大観峰の電気バスが通行しているトンネル)の建設当時のズリ運搬道路跡地を利用した登山道で、半世紀以上前の道路施設などが現在でも残っています。ライチョウや高山植物も多く、自然観察には最適の場となっています。立山室堂に来ても、なかなか立ち寄れないコースですので、一度、参加体験されてはいかがでしょうか?

新コース(代替歩道)は、室堂園地を通り抜け、室堂山荘近くのこの場所を左手に入っていきます。

雷鳥沢野営場までの代替歩道の位置図。新コースは、【現在地】から1Km先ぐらいまでの区間です。

代替歩道は、境界丸棒と側溝コンクリートの間を歩きます。

雄山の直下、浄土沢の対岸を下っていきます。

途中、側溝を横断する場合は、鉄板橋を渡ります。※濡れている場合は、スリップに注意してください。

今日は、曇り空でしたが、晴れれば、雄山~浄土沢の大パノラマが広がります。

左手に、岩屋の岩壁が見えてきます。

室堂山荘の下が、「玉殿の岩屋」です。※現在、全面通行禁止となっています。

新コースは、この先のカーブにて折り返しとなります。※来た道を戻ります。

室堂山荘と玉殿の岩屋(岩崖の下部にあります。)の展望状況。