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立山自然保護センターブログ

R8年7月10日 立山室堂の天の川

昨夜(7月10日)は、夕方から雲が沸き立ち、夜の星空は無理かな・・・。と思っていましたが、PM10時過ぎ頃から、しっかりと晴れ渡りました。

月も月齢27日で超細く、しかも月の出はAM1時頃ということで、漆黒の暗闇の中、星々が明るく輝いていました。久しぶりに見上げる室堂平の天空を渡る天の川。時折、流れ星に目を奪われながら、夏の大三角を中心に夏の星座をたくさん観察することができました。

月明りが無くても、星明かりで十分に歩ける室堂平を、みくりが池方面まで夜間散策しました。ということで、次回ブログはは「夜のみくりが池」です。

月の無い、室堂平の夜

この時間帯の天の川は、室堂山・国見岳の方から。建物は、宿舎(立山センター)です。

迫力ある国見岳方面の星々。少々、幻想的な薄曇が漂っていました。

さそり座・アンタレスの拡大写真。

この位置の天の川の中に、たくさんの星団・星雲などが集まっています。

いて座

東の空(別山方向)の星景。右端中断の大きな楕円はアンドロメダ銀河(M31)

剱御前~別山方向の天の川。ここにもアンドロメダ銀河(M31)が!

奥大日岳方向の北斗七星。

立山自然保護センターの星景。

夏の大三角付近(天頂)の天の川。

 

R8年7月10日 立山室堂散策Ⅱ 開花編

先ほどのブログ(立山室堂散策Ⅰ 風景編)に続いて、現在(7月10日)の立山室堂で観察できる高山植物のお花を紹介させていただきます。

立山室堂の代表的な花は、もちろん「チングルマ」ですが、現在、雪融け直後の場所から、順番に開花が進んできており、8月上旬頃まで、室堂平のどこかで、その可憐なお花に出会うことができると思います。その他、6月中旬ごろから、真っ先に咲いていたイワイチョウ、イワカガミ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイなどは、咲いている面積が徐々に減少してきますが、まだまだ、お花畑の主役となっています。現在、ミヤマキンポウゲやミヤマキンバイなども咲き始めてきています。室堂園地の湿地帯では、よく見ると、小さなミヤマリンドウやタテヤマリンドウが咲いています。ハイマツ樹林近くでは、ミツバオウレン・ゴゼンタチバナ・ツマトリソウが終盤にかかってきていますが、最近、マイヅルソウやハクサンシャクナゲなどが咲き始めました。また、場所によっては、クロユリ、クルマユリ、ハクサンフウロなども観察できますので、散策前のフィールド情報などの入手は、自然保護センター3階窓口にお立ち寄りください。

梅雨明けは、まだまだのようですが、立山室堂の高山植物たちは、夏を謳歌するように咲き始めてきています。

ノウゴウイチゴ。慰霊塔近くで見つけました。

極小の花。ミヤマアカバナ。どこにでもありますが、小さいので見つけた人はスゴイです!

ゴゼンタチバナ。総包片の中心部には、10数個の花があります。

今年、初めてみたハクサンフウロ。1輪だけみくりが池湖畔にて咲いていました。

タテヤマリンドウ(正確には、シロバナノタテヤマリンドウというらしい。)

ミヤマキンポウゲ。シナノキンバイより遅れて開花。

マイヅルソウ(舞鶴草)舞台の上で、鶴が舞い踊っています。

ヨツバシオガマ。葉っぱが4枚、輪生しています。

イワカガミの色彩を望遠レンズで切り取りました。

みくりが池湖畔のクロユリ大群生地。現在100株は咲いていました。※望遠レンズ・双眼鏡が必要です。

血の池近くの登山道脇で一林咲いていたクルマユリ

エンマ台横のコバイケイソウ群落。今年は当たり年!

今なら、どこに行ってもチングルマに逢えます。血の池近く。

美しいハクサンシャクナゲ。血の池近く登山道脇。

ハクサンシャクナゲ。3日前から咲き始めたとのこと。いい香りが漂っていました。

これも大切な既存の高山植物のミヤマタンポポ。がく片が垂れ下がっていない。

がく片が垂れ下がっているのがセイヨウタンポポ(駆除対象の外来種)

 

 

R8年7月10日 立山室堂散策Ⅰ 風景編

本日(7月10日)、平野地では30℃を超す蒸し暑い気候となっていますが、立山室堂では最高気温でも19℃前後であり、涼風が心地よい気候となっています。

夏山シーズン到来なのか、最近、たくさんの方から、「室堂の雪はもう融けたか?」、「そろそろ、高山植物は咲いたか?」午などのお問合せの電話が多くなってきました。

そこで、現在の立山室堂の風景と開花状況を2回のブログに分けて公表いたします。

まずは、室堂平、立山、みくりが池などの風景写真からです。

 

夏山シーズン到来! カラッと快晴の室堂園地。立山三峰は見えたり、隠れたりです。

現在の“お花畑”は、雪解けがはやかった一部だけです。これから咲く場所もたくさんあります。

チングルマ・イワカガミ・イワウチワなどが満開のエリアです。

たくさんのお客さんが、美しい花々を楽しんでいます。

室堂平で雪が残っているのは、みくりが池湖畔の慰霊塔周辺のごく一部です。七月の雪を楽しむ観光客。

今日の立山三峰(雄山・大汝山・富士の折)

深い青のみくりが池。水面の浮き氷は全て融けました。湖畔の雪氷のブロックのみ残っています。

今日は、風が吹いていたので、湖面に山々は映りませんでした。

雪と緑と青空と湖面が爽やかな夏景色!

時折、大きな雪氷の塊が、ビックリするくらいの音を立てて湖面に落ちていました。※今しか見られない風景です。涼しいですよ。

R7年7月7日 立山自然保護センターのイワツバメ

昨日(7月6日)、天気が悪かったので立山自然保護センターの建物で営巣しているイワツバメの観察をしました。

図鑑には「夏鳥としてツバメより早く渡来する。」とありますが、まだまだ、最低気温が氷点下10度以下で猛吹雪が続いている4月上旬にも、私たち職員より先にすでに、立山自然保護センターに“入所”されていました。(当センターブログ:R8年4月11日ツバメと雪掘り作業のとおりです。)

4月4日の立山室堂の入山以来、毎日、センター周辺を飛び交い・巣の補強修復作業を行っているイワツバメたちを眺めていたのですが、6月上旬頃から、巣の下に卵の殻が落ちていたり、糞の落下量が急激に増加してきたことなどから、雛の孵化を推定していました。

これまで“この同居人たち”と距離を取って見守ってきていたのですが、昨日、望遠レンズで観察&撮影してみて、もうビックリ!です。雛鳥というより、すっかり幼鳥と思えるぐらいに成長し大きな口を開けて親(兄弟ヘルパー?)たちから餌をもらっていました。

ということで、今回は、ライチョウとはことなる、ヤクルトスワローズの“ツバクロー”そっくりないイワツバメの子供たちを紹介いたします。※注意:写真のキャプションは、空想コメントです。

立山自然保護センターの建物に約20個の巣がつくられています。※毎年、前年度の巣を改築しているようです。

親鳥?ヘルパー?巣に出入りする成鳥は、常に数匹以上いるようです。

雛A「誰?」 雛B「何だか誰か見ているね」

親鳥「危ない人は、どこ~!」

雛A「あっっち、あっっち!」、雛B「下だよ、下、下!」

雛A「なーんだ、センターのおっさんだ。」雛B「何もしないでね。」

雛A「あー、お腹すいた。おじさんバイバーイ。」

 

 

 

R8年7月6日 ライチョウ母子特集!(追加版)

今日(7月6日)は、朝から冷たい雨がシトシトと降り続いています。先週末に孵化したばかりのライチョウの雛たちも、凍えないようお母さんの羽根の下でじっと我慢しているのでしょうか?

※悪天候のせいか、今日の目撃報告(50件:170名のお客様)は、大半がオス単独か、オス&メスのツガイでした。雛関係は1件のみでした。

・・・ということで、今日は、自分で写真を撮りに出かけられずにいましたが、お客様から、7月5日に撮影されたかわいい雛写真の追加投稿がありましたので、母子特集の追加版として公開させていただきます。

生後3日(推定)ながら、必死に生きようとしている雛たちからの“元気”のおすそ分けです。どうぞ。

羽ばたく雛Ⅰ(R8年7月5日 血の池) ※きのこよさん投稿写真

羽ばたく雛Ⅱ(R8年7月5日 血の池) ※きのこよさん投稿写真

羽ばたく雛Ⅲ(R8年7月5日 血の池) ※きのこよさん投稿写真