BLOG

立山自然保護センターブログ

7月26日快晴です。

下界は、35℃を超えるそうですが室堂平では9時の時点で17℃となっております。

 

花々も夏から秋にかけて咲くものが増えてきました。

シナノオトギリ

 

イワイチョウ

 

ヤマハハコ

 

ウサギギク

 

ダイモンジソウ

 

チングルマは場所によっての雪解けの差により花と綿の実が見られます。

 

8月に入ると花の種類も増えていくことでしょう。

満開中

2023.07.22

今日は朝から晴れて風が涼しく気持ちのいい天気です。

土曜日なので大勢の登山者や観光客で賑わってます。

今年はライチョウの繁殖成績がとても良いのであちこちで親子が見られます。早い子はもう生後3週間となりある程度飛べるしそれほどお母さんに温めてもらわなくてもいいので元気にもりもり食べてどんどん大きくなってます。

花もいろいろ咲いてるので夏山真っ盛りです。

いろいろ咲いてる花の中でも今年はハクサンシャクナゲの当たり年です。各所一気に咲いて見事な満開状態です。個人的な感覚ではここまで咲き揃ったのは初めてのように感じてます。あと数日は見頃と思いますので是非避暑を兼ねて立山室堂にお越し下さい。

全身換羽中!!

2023.07.16

1週間以上ずっと雨風の強い日が続いておりますが、室堂平周辺では連日ライチョウのヒナの目撃情報が多数寄せられてます。皆さん可愛かったーと大喜びできっと良い思い出になってる事と思います。めっきり姿が見られなくなってる雄ライチョウですが今は縄張り防衛で消耗した身体を休めながら秋に向けての全身換羽中です。翼の羽を順次変えながら背中の体羽はだいぶ秋の暗褐色となってます。雌の前や他の雄の前で気合いを入れて膨らませてた肉冠も今は必要なく1日中ひっそりのんびりと過ごしてます。この時期はヒナ連れはたくさん会えますが雄はなかなか会えないのでタイミングよく雄に会えたら是非隠居生活中の雄ライチョウを観察してみて下さい。

続々と巣立ちしてます!!!

2023.07.10

7月2日に今年初の巣立ちを確認してからライチョウの巣立ちラッシュが続いてます。例年7月5日〜10日が巣立ちのピークとなるんですが今年は雪解けが早かった割には平年並みのようです。8日と9日は暴風雨で産まれたてのヒナや母親にとって過酷な天候でしたが今日は風は強めだけど雨は落ち着いてきたのでお母さんの羽毛も乾いてヒナも元気に芽吹いたばかりの植物をモリモリたくさん食べてました。現在わかってるだけでも室堂周辺で9家族確認してますので、ライチョウ狙いのバズーカー持ったカメラマンがあちこちで撮影を楽しんでいらっしゃいます。残念ながらヒナが可愛からと親子を取り囲んでしまってる状況をよく見かけますが、親子が行きたいところに行けなくなってしまうし、暑い時にはライチョウが熱中症になってしまうので、皆さんで協力しながら適切な距離とライチョウが進む方向は間隔を開けるようにお願いいたします。最新のライチョウ情報は保護センターや見守りネットでご確認下さい。

写真のヒナは7月7日撮影の生後4日目です。元気に大きく育ちますように!!!