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立山自然保護センターブログ

R8年7月12日 タテヤマチングルマ特集

自分で、表題に使いながら何なのですが、「タテヤマチングルマ」という種名の植物は存在しません。

一部の図鑑には、「薄いピンク色の花弁のものをタテヤマチングルマと呼ぶ。」と記載されているものもありますが、植物分類学上は、全て「チングルマ」で同一種とされています。※そもそも、花茎単位で、こっちの白い花は「チングルマ」、隣のピンクの花は「タテヤマチングルマ」と同一株の生物を別種扱いすることに無理があったのですが・・・。

では、これまでみなさんに愛され親しまれてきた「タテヤマチングルマ」の扱いをどうすればいいのか・・・?

当センターとしましては、「薄いピンク色の花弁」を“愛称”として『タテヤマチングルマ』と呼び続けることとします。

※あくまで、分類種名ではなく“愛称”や“あだ名”として“タテヤマ”という名前を大切にしていこうと思います。

これまでどおり、数千花茎に1花の希少性から「タテヤマチングルマに逢えたら、きっと、いいことがある。」という、立山室堂に伝わる“謎の伝承”も、室堂散策の楽しみの一つとしてPRしていきたいです。

では、本日(7月12日)、室堂平や天狗平で集めてきたタテヤマチングルマの花をお楽しみください。

※(以下7月13日追記) なお、本年は、例年の何倍ものタテヤマチングルマが、室堂周辺のそこかしこで見つけることができます。よく、「今年は赤雪(赤い色素を持った雪氷藻類)のせいで、タテヤマチングルマが多くなったのですか?」との質問を受けますが、赤雪が全く無い年でもタテヤマチングルマは出現していますので、赤雪とはあまり関係は無いと考えられています。やはり、白色の花びらのピンク化現象(タテヤマチングルマの出現)は、紫外線や冷雨などによる色素障害であると考えられていますが・・・・、詳細はまだまだ不明となっています。やはり美しいものには“謎が多い”ですね。

タテヤマチングルマ (室堂平 R8年7月12日)

タテヤマチングルマ (室堂平 R8年7月12日)

タテヤマチングルマ (室堂園地 R8年7月12日)

タテヤマチングルマ (室堂平 R8年7月12日)

チングルマ&タテヤマチングルマ (天狗平 R8年7月12日)

タテヤマチングルマ&チングルマ (室堂園地 R8年7月12日)

チングルマ&タテヤマチングルマ (天狗平 R8年7月12日)

チングルマ (室堂平 R8年7月12日)

タテヤマチングルマ (室堂園地 R8年7月12日)

チングルマ (天狗平 R8年7月12日)

チングルマ (天狗平 R8年7月12日)

チングルマ (室堂平 R8年7月12日)

チングルマ (天狗平 R8年7月12日)

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R8年7月12日 室堂~天狗平散策道 コース情報

昨日は室堂山展望台コースを紹介させていただきましたが、今日は室堂平から天狗平に下りていく「室堂~天狗平散策コース」の現状などについて紹介いたします。このコースは、一部の愛好家さんに「チングルマ街道」とか「チングルマロード」と名付けられているほど、チングルマ観察の人気コースとなっています。

今朝(7月12日)の散策でのコース情報ですが、危険な個所の雪渓はほとんど融けて夏道が通れるようになっており、3か所のみ雪渓を歩くルートとなっていました。この雪渓上も“雪切り”がされており、安心して歩けるようになっていました。※それでも雪上面が凍っていたところもありましたので、スリップ転倒しないよう慎重に歩いてください。

チングルマは、雪融け箇所がまだまだ花芽の状況で、早くから雪融けした箇所から順次咲き誇っていました。

みなさんからお問い合わせの多い“タテヤマチングルマ(ピンク色のチングルマ)”は、2~3か所で見かけましたが、室堂平と変わらない出現率のようでした。

※次号ブログにて、チングルマ写真特集を行います。こうご期待!

天狗平へは、ホテル立山横のこの場所から、下っていきます。

室堂平に近いこの下り個所が、現在のチングルマ満開個所。

途中から急こう配地形となり、木製階段のコースとなります。

河川の渡渉橋まで、下り階段となっていますので、つまづき事故など注意してください。

雪融けにて、この渡渉橋を安心して通行できます。

橋を渡った先に残雪がありましたが、雪庇を踏み抜かないよう、夏道上の雪面を歩いてください。

夏道から再び雪渓トラーバースです。

この雪渓は、雪切りされていましたので安心してトラバースできます。

途中、樹林帯を通り抜けます。熊対策などお忘れなく。

2か所目の渡渉橋も雪融けしており、に通れます。

この先でアルペンルートを横断します。この辺は雪解けしたばかりで、チングルマのお花はまだまだでした。

終点の天狗平山荘手前の状況です。お客さんがオスのライチョウの撮影をされていました。

 

 

R8年7月11日 立山室堂ライチョウ情報

立山室堂では、ほぼ例年と同じ時期である7月3日にエンマ台→血の池付近にて、今シーズン初めてのライチョウ母子(母1,雛5)が確認されました。また、翌日の7月4日は、同じく地獄谷→血の池にてライチョウ母子(母1,雛7)が追加確認されました。※当センターブログ特集(7月5日ライチョウ母子特集、7月6日ライチョウ母子特集追加版のとおり。)

しかしながら、残念なことに、7月6日以降、2番目の母子の7羽の雛が全く目撃されなくなり、母鳥だけが空しく我が子を呼び続けている様子が目撃されていました。

どうやら、雛をロストした時間帯や数、これまでの血の池周辺での食害状況などから、“キツネ”による食害であると推定されています。

現在、みくりが池周辺のツガイの大半(5~7ツガイ)が1回目の繁殖に失敗しているようで、室堂平での母子確認は、血の池の母子(母1,雛5)だけとなっています。まだ、2回目の繁殖にチャレンジ中(ひょっとしたら2回目の産卵→抱卵中?)のツガイもいるかもしれないので、室堂平一帯でパトロール巡回しながら温かく見守ってあげようと思います。

なお、室堂平以外での雛情報は、雷鳥沢野営場周辺で2家族(母1,1,雛3,6)、室堂山周辺で2家族(母1,1,雛4,7)、新室堂乗越から奥大日岳~大日岳周辺、及び浄土山山頂付近で数家族のも目撃情報が寄せられています。

とりあえず、今朝(7月11日)に室堂山にて自分で確認してきましたライチョウ2家族の写真を公開いたします。

浄土山登山道分岐点前の母子(母1,雛4)

浄土山登山道分岐点前の母子(母1,雛4)母鳥の周りで雛達が餌をついばんでいました。

4羽の雛の内の1羽。※遠くてピンボケすみません。

浄土山登山道分岐点から上部の母1,雛7

母鳥のお腹の下から、一斉に7羽飛び出してきました。(もうびっくり!)

岩の上からジャーンプ。しっかりと足指で岩をつかんでいます。

しきりに若草をついばむ雛鳥

周辺の雛達を見渡す母鳥。

雛鳥の顔は、トラ模様?

今、7匹の雛達が母鳥のお腹の下に帰還しました。

おまけ。ターミナル正面の室堂平で現在一番のお花畑。今朝(7月11日)の写真です。

 

 

 

R8年7月11日 室堂山展望台登山道 コース情報

最近、当センターへの登山道状況などのお問合せが多いのは、「室堂山展望台コース」と「天狗平コース」の2コースです。

今朝(7月11日)は、「室堂山展望台コース」を散策してきたので、紹介させていただきます。

「室堂山展望台コース」は、往復1時間ぐらいの登山コースであり、展望台から、白山や薬師岳、槍ヶ岳を眺望できます。

また、高山植物のお花畑も美しく、ライチョウの親子に高確率で逢えることも魅力の一つとなっています。

今朝は、遠くの白山まで雲海が拡がっており、富山県~石川県の美しい山脈を遠望することができました。

室堂山展望台への登山口は、室堂山荘横のこの三差路から

入口の雪渓を100m進むと夏道の石畳みが続いています。

中腹から、雪渓を歩きます。先行者の踏み跡をたどります。

上部では、夏道と雪渓が交互に現れます。

浄土山登山口の分岐点手前。氷面で滑らないように注意。

室堂山展望台の雪は融けています。

登ってきた登山道を振り返ってみた毛勝三山。

同じく登ってきた登山道を振り返ってみた剱岳。

展望台から見た石川県(白山方向)の幾百の山脈。

白山の遠望。雲海が繋がっていました。

白山の手前に雲海の滝ができていました。

今朝の槍ヶ岳。

現在の五色が原。雪もほとんど消えています。

現在の室堂平の鳥観図。室堂平には、ほとんど雪が残っていません。

 

R8年7月10日 みくりが池の夜

先ほど、久しぶりに立山室堂平の天の川を特集公開させていただきましたが、今回は、みくりが池まで深夜散策してきました。

日中とは異なり、誰一人いないみくりが池はとても静かで神秘的でした。湖面に映る星々の輝きを写真で撮影し、雲が多くなってきたので、日付が変わってからすぐに帰舎しました。これから、新月ですので、益々星空観察&夜間散策が楽しみです。

 

PM12:00 誰もいない夜のみくりが池。

湖面に浮かぶ氷のかけらと水面に写り込んだ星々。

真砂岳方面を望む。

美しい星々と夜の湖畔林。

天の川の星々が、湖面に写し込まれていました。

うっすらと写った立山と星々の競演。

水面の青白い星々。