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立山自然保護センターブログ

R8年7月18日 新登場 立山室堂ライチョウ親子Ⅰ

今回のブログは、ちょっと、ウキウキしてうれしくなった話題です。

先週の7月11日のブログにて、今シーズンの立山室堂のライチョウ情報にて、大半のツガイが1回目の繁殖活動に失敗し2回目の繁殖にチャレンジしているのかも・・・・?と記載しましたが、ここ3日前ほどから新たな親子(母1※足環無し,雛4)が発見されました。確認した場所は、室堂平からはちょっと離れますが、ホテル立山の下方で天狗平へ下る登山道近くです。

4羽の雛の大きさが、現在、血の池周辺で見られる1家族(7月3日初確認)の雛たちより一回り大きく、その大きさや羽毛の形状から孵化後20日(孵化日6月28日)と推定しています。※富山県雷鳥研究会による写真鑑定です。

とにかく、今朝(7月28日)、このニューフェイスたちに逢いたくて、早朝散歩をここ1か所に絞って、じっくりと観察&写真撮影してきました。

久しぶりの雛達に感動して、つい写真を撮りすぎてきたので、2回のブログに分けて公開いたします!

キュートで素敵な母鳥、かわいい雛たち(だいぶん幼鳥に近く育ってきていますが・・・)、無事育ちますよう、みなさんも応援してくださいね。

3日前、確認された雛4羽の母鳥。絶えず、クゥークーと雛たちに声をかけていました。

なかなかのキュートで美人さんの母鳥ですね。

母鳥の手前でチングルマの花びらを採餌する雛。お母さん、100%カメラ目線ですね。※望遠500mmで10m離れて撮影しています。

あどけさの残る、カワイさ全開の雛鳥

風切り羽根も少しづつ強くなってきており、時折羽ばたいてジャンプしていました。

昨夜の豪雨で草むらも雛もビショビショ。

ちょっとした小川の中へもジャブジャブとジャーンプ!

今は、やわらかい花びらや若葉が大好物!しきりに突っついていました。

バックのチングルマとセットでかわいいです。

正面から見た雛鳥。丸っこいです。個人的には、頭のベレー帽がかわいくて好きです。

お母さん鳥の方を向いて、ピーピーッと一鳴き。

ひとまず、じゃあね。ブログ第2弾に続きます!目の周りがカワイイ!

 

講演・観察会「立山の高山植物を探る」開催しました。

本日(7/18)、当センターの本年度3回目の自主事業(講演・観察会)を開催しました。

今回は、「立山の高山植物を探る」として富山県中央植物園の吉田めぐみさんを講師に招き、当センター1Fレクチャールームにて、高山帯植生などの説明の後、実際に高山植物が咲き乱れる立山室堂平を受講生(25名)と一緒に散策しました。

吉田先生からは、チングルマの成長速度やイワイチョウの異形花柱性による生存戦略、コバイケイソウの両性花&雄花の違いなどなど・・・・。たくさんの興味ある事項を専門的な内容でありながら、わかりやすい解説にて高山植物たちの隠された秘密をご教授していただきました。

受講生のみなさんは、吉田先生の話術に引きこまれつつ、高山植物の美しさやその生命力の強さに感動し、立山室堂の休日を満喫されているようでした。

まずは、たくさんの花々を育む、立山の山々の解説から始まりました。

散策道脇にも可憐な花たちが・・・。高山植物の1番のマナーは、高山植物を踏みつけないこと!

チングルマ、イワイチョウ、タテヤマチングルマ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲのお花畑の解説。

雪融け後の雪田草原(イワイチョウ-ショウジョウスゲ群集)の説明。

雪融け直後のこの箇所は、お花畑はこれからが本番。

高山植物各種の名前・特徴などを丁寧に説明。

ベニバナイチゴやノウゴウイチゴの花&実、ミヤマキンバイの湿原型⇔稜線型の形態の違いを説明。

 

 

立山室堂 クマはまだ出没していない情報!

表題でクマ情報と言っていますが、今年度のお伝えする立山室堂での熊目撃情報は、まだ1件もありません。

毎日数件、観光客、登山者、学校関係者の方々から「今年も立山室堂でクマが出没しているのか?」とのお問合せの電話&メールをいただいています。しかしながら、毎回「今年は、まだ出ていません。いつから出てくるのか、出てこないかもわかりません。」とお答えさせていただいております。

特に、マスコミ関係者からも「立山室堂でも、もうそろそろ、出てるでしょう?」といった、“誘導尋問的な”問い合わせも多いのですが、「出ていないものは、出ていない。7月1日から環境省の熊監視委託員が毎日、巡回監視業務を行っており、また何千・何百人の人々が往来している立山室堂において、目撃情報が無いので出没していないと考えられます。」と“期待に反した”お答えをしています。

7月15日の朝刊にて「雄山山頂でクマか 人の可能性も」と“ライブカメラ視聴者”からの目撃情報が報道されていましたが、当日中に、環境省・山岳警備隊・当センターの3者が雄山神社職員・山頂登山者の目撃者の有無の確認及びライブカメラでのクマに似た黒い服の社務所従業員の写り込みを確認した上で、緊急対応配備を解除していた経緯があったのですが・・・。結果として、新聞報道を機に「立山にクマが出没している」というウワサが広まっているようです。

(同新聞社朝刊の7月16日の報道にて、雄山山頂のクマ出没は社務所職員だったと修正報道がありましたが・・・。)

なお、当センターが今シーズン把握しているクマ情報(立山室堂区域外を含む)は、今のところ下記の3点のみです。

①令和8年6月22日目撃 弥陀ヶ原~立山カルデラ展望台の散策路の入口:以降、追加の目撃情報・痕跡情報は無し。

②令和8年7月1日目撃 奥大日岳~室堂乗越の稜線登山道の立山川側50m下:以降、追加の目撃情報・痕跡情報は無し。

③令和8年7月10日足跡 大日岳近くの雪渓上:通報のみで未確認。

以上が全てで、立山室堂でのクマ出没はまだです。ただし、これからいらっしゃる方は、最新のクマ出没情報の入手(クマップ)や見通しの悪い登山道を走り抜けたり、クマを寄せ付けるゴミのぽい捨てなど止めていただきますようお願いいたします。

 

希少! 自然解説ツアー参加者にのみ配布の50周年ステッカー ※R7年度に一の越途中の祓い堂近くで出没したクマ

当センターのホームページからダウンロードできます熊ステッカー

R8年7月14日 屋根の上の夏の大三角

昨夜(R8年7月14日AM1時頃)、暗闇の中に星の光が見えたので、ほんの少しだけ外に出てみました。

月の出がAM3時前頃ですが、月齢が28.0で昨夜の夜空は、月の有無は関係なさそうな日でした。

宿舎の外に出て、天頂を見上げると天の川と、夏の大三角が耀いていました。

周辺の山々には雲がかかっており、天の川だけでも見られたのは、梅雨中としては“儲けもの”の星空でした。

雲が多く流れ込んできたので、30分ぐらいで切り上げて就寝しました。

屋根の上の天の川

ちょうど、宿舎の屋根の上の天の川の中に、夏の大三角が。

国見岳の上の天の川。昨夜、晴れていたのはこの空間と天頂付近だけ。

曇り空の雄山・浄土山方面。雲が多くなってきたのでこれでおしまい。

 

R8年7月13日 立山室堂のお花たち

今日(7月13日)の立山室堂は、深夜から朝にかけての突風&大雨、お昼現在でも、雨を伴う深い霧に包まれています。

それでも、天気の悪い中、たくさんのお客さんにご来所いただき、ライチョウ目撃情報などをいただいております。

特に一昨日(7月11日)から、室堂山荘前の石垣にて、1匹の親オコジョ(母?)と5匹の子オコジョが朝から晩まで出没しまくり、オコジョ目撃情報が集中しています。(オコジョ目撃報告数:7月11日:6件、7月12日:20件、7月13日:2件)

話は変わって、立山室堂では、ライチョウやオコジョの他、高山植物もこれからがシーズンです。ここ2~3日で撮り試していたお花の写真がありましたので、みなさんに“立山室堂の夏花”をご紹介します。

もうそろそろ終盤です。矮小樹木のミネズオウ。(R8年7月12日 室堂平)

室堂平では、みくりが池周辺で見られます。ベニバナイチゴ(R8年7月12日 天狗平)

ミヤマダイコンソウ。“大根の葉に似ているから”といわれていますが、全く似ていない葉です。(R8年7月12日 国見)

室堂平ではこれからの花。ウサギギク。葉がウサギの耳に似ている?から。(R8年7月12日 国見付近)

ミヤマリンドウ(R8年7月12日 国見)花茎の葉が開出(90度)するのが特徴。タテヤマリンドウの葉は茎に平行。

ミヤマダイモンジソウ 花びらが大の字!(R8年7月12日 国見)

ユキワリソウ。弥陀ヶ原周辺で植生するものが、室堂ターミナル駐車場に進出してきた個体。(室堂)

ユキワリソウ。在来種であっても、室堂ではこれも一種の“外来種”か?

ハクサンフウロ。室堂では希少種?かも(R8年7月12日 国見)

美しい紫。ハクサンフウロ(R8年7月12日 国見)

タヌキモ科のムシトリスミレ(R8年7月12日 国見)

珍しいムシトリスミレの大群生!(R8年7月12日 国見)

小さく可憐な釣鐘花。ツガザクラ(R8年7月12日 室堂平)

珍しいオオツガザクラとチングルマの混群。(R8年7月12日 国見)