R8年9月13日 霧の中のライチョウ雌雄混成グループ
昨日(9月13日)は、朝から深い霧で、見通しも20mぐらいでした。
午前中の室堂山展望台散策道の外来植物除去作業の帰路、室堂山荘横の園地内にて、メス2羽・オス3羽の成鳥雌雄混成グループがいるのを見つけました。
お盆過ぎ頃からずっと「晴れていれば姿を隠し、天気が悪くなれば人前に出てくる。」という目撃状態が続いていましたが、出没するライチョウのユニットは、『母子ファミリー』、『オスメスカップル』、『オスグループ』の3パターンだけでした。
この時期での成鳥メスのユニット化は、ちょっと珍しく、6~8月の産卵・抱卵・育雛のどこかの段階で失敗して、繁殖活動から集団生活へ移行し始めたものと推定されます。
観察した5羽の内、足環を付けた個体は2羽で、メス(足環:黄黄・黄黄※通称レモン。繁殖活動の中心がみくりが池温泉周辺)と、オス(足環:橙黒・橙橙※通称コージロー。立山センター周辺に単独で出没多い)で、4~5月の残雪期に頻繁に観察していた個体でした。
レモンは、今年は子孫を残すことができなかったのが残念でしたが、通年の伴侶オスとは行動を共にしておらず、また、みくりが池温泉周辺から室堂山荘周辺まで移動していたという情報を得ることができました。
コージローは、6月からセンター裏の室堂山から「鳴き声はすれど、姿は無し」の状態が3か月ほど続いていたので、何はともあれ『生きていてくれてありがとう。』という気分です。※でも、来春こそ“いいお嫁さん”が見つかりますように・・。
以下写真は、個体区分のため、便宜上A~Eに区分命名してあります。

9/13PM2時頃 ライチョウ観察にたくさんの人が集まっていました。(室堂山荘横の園地)

この時期珍しい、メス2羽オス3羽の雌雄混成ユニット。昨日は、早朝からここにいました。

A(メス、足環:黄黄・黄黄、レモン)2023年頃(推定)から繁殖。今年は雛連れが見られなくて残念。

A(メス、足環:黄黄・黄黄、レモン)レモンを室堂山荘横で見たのは初めてでした。

B(メス、足環なし)このメスも、今年は繁殖活動に失敗したようです。

B(メス、足環無し)成鳥メスの秋羽根の特徴(胸羽根トラ縞模様)がよく見えます。

C(オス、足環:橙黒・橙橙、コージロー)コージローは、秋でも何故か?肉冠目立っていました。

C(オス、足環:橙黒・橙橙、コージロー)生きていたのね、久しぶりです、コージロー。

C(オス、足環:橙黒・橙橙、コージロー)立派なオスになったね。来年こそ縄張り(嫁)が持てるといいね。

成鳥オスの秋羽根オスの背中。羽根の白い模様は、横に短く一線状。※幼鳥は縦に流れる白線。

D(オス、足環無し)時たま、コージローを追いかけていました。集団生活、仲良くしてね。

D(オス、足環無し) まん丸君ですが、なんだか強そうなオスです。

D(オス、足環無し)足の羽毛もフワフワです。

D(オス、足環無し)深い霧中でしたが、念のため周辺を警戒中。

D(オス、足環無し)このオスも迫力あります。強そう。

D(オス、足環無し)この時期のオスは、目の上の肉冠は全く目立ちません。メスじゃないですよ!
