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立山自然保護センターブログ

R8年6月15日 大日岳の夕日

昨日(6月15日)は、午後から雨。夕方から雨が上がってきましたが、雲も多く、夕日は無理とあきらめていました。

pm7:00前、夕食がちょうど終わった後、窓の外をみると室堂山の斜面が焼けてきていました。『ちょっと、油断していた・・・。』と焦りながら、カメラを持って外に出てみると・・・。走って走って、息をつかせてギリギリセーフ。ちょうど、大日岳の頂上付近に夕日が沈みかけていました。

峰々を包み込むように流れる薄雲が、燃えるような夕陽に染まりながら、太陽がゆっくりと大日岳のの向こうに沈んでいきました。

PM7:00 ホテル立山横の天狗平を展望する散策路には、たくさんのお客さんが夕焼けを楽しんでおられました。

大日岳に夕日が沈む直前、薄雲がスクリーンになって燃えるような夕陽を映しこんでいました。

雲の中から太陽の輪郭が浮かび上がってきました。

PM7:04 もう半分が大日岳に沈んでいきました。

色々な色が混ざり合った夕焼け

今日は、太陽のダルマ反転などの「蜃気楼現象」は、無しでした。残念。

PM:7:05 夕焼雲を残して、大日岳の向こうに沈み切りました。

立山の赤く染まった雪 『赤雪(あかゆき)』について

今、立山室堂でホットな話題が、「立山室堂一帯の残雪が赤く染まっている。」ということで、観光客や登山者から、当センターなどに問い合わせが相次いでいます。

これは、赤い色素(カロテノイド)を持った雪氷藻類(せっぴょうそうるい)又は氷雪藻(ひょうせつそう)と呼ばれる藻類の仲間が雪の上で繁殖しているせいで、一般にこの“赤い残雪”のことを『赤雪(あかゆき)』と呼んでいます。

私個人も“赤く染まっている”というより“残雪も汚れてきたな”という感じで、毎日、室堂山や浄土山の残雪を眺めていたのですが、諸先輩方に聴いてみますと、『こんなに室堂の雪が“赤く染まった”年は、あまり記憶がない。』とのことです。

当センターのブログなどでも、2018年6月16日や2022年5月29日に『赤雪特集』を行っていましたが、規模の大小や濃淡はともかく、立山などの高山地帯のそこかしこで頻繁に発生している現象のようです。

赤雪は、かすかにスイカの匂いがするそうで、英語でウォーターメロンスノー(すいか雪)と呼ばれているそうです。

センター周辺にて、自分でも確かめてみましたが、確かにかすかながら、野菜の青っぽい匂いがしたような気がしました。(すみません。先入観が邪魔して適格なジャッジができませんでした。)

立山では、4タイプ(濃い赤型、薄い型、やや黄色型、紅色型)の赤雪があるそうです。その生態は、地球温暖化などの環境変化と密接な関係をもっているそうで、興味のある方は、以下の論文をお読みください。わかりやすくて、おもしろいですよ。

【中島智美(富山市科学博物館ボランティア)『立山の赤い雪のひみつ』】

https://www.tsm.toyama.toyama.jp/file_upload/100114/_main/100114_63.pdf

 

R8,6,14 浄土山から室堂山

R8,6,14 室堂山~国見岳

R8,6,14 国見岳稜線下の残雪

R8,6,14 浄土山

R8,6,14 浄土山

R8,6,14 立山自然保護センター横『雪の回廊』

R8,6,14 立山自然保護センター横『雪の回廊』

R8,6,14 浄土沢(祓い堂下)

R8,6,14 浄土沢(祓い堂下)

R8,6,14 浄土沢(祓い堂下)

 

 

R8年6月14日 雄山登山情報

今朝(6月14日)、天気が良かったで、久しぶりに雄山に登ってきました。

AM4:10、気温は3℃ぐらいで無風。雲は高層にて薄く、立山の峰々がはっきりと遠望できます。絶好の登山日和です。

室堂山荘横までは、室堂平の平坦な雪原を歩き、室堂山荘横からは、徐々に急坂な雪道となってきます。竹の目印を追いかけながら、トレース(踏み跡)を歩きますが、急な場所でも、ステップが切ってあり歩きやすいです。それでも、早朝などでは、雪道に慣れていない方は、簡易アイゼンの装着がお勧めです。40分ぐらい雪面を歩くと、一の越山荘の手前で夏道の石畳登山道に変わります。

AM5:00、一の越にて北アルプスの大パノラマの景色を楽しんだ後、雄山の急峻な登山道を登ります。上り道の目印である赤ペンキを目で追いながら、途中で見かけるミヤマキンバイやハクサンイチゲの花々に励まされながら、ひたすら登り続けます。

AM5:50、山頂の雄山神社峰本社を参拝し絶景の風景を楽しんだ後、山頂から社務所周辺に散らかっていたゴミ(紙・軍手・たばこの吸い殻・ペットボトル・お菓子の包ほか)を回収して、黄色のペンキの下り道にて下山しました。

途中、一の越の稜線付近で、ハクサンシャクナゲほかの高山植物を花々を楽しみ、祓い堂ほかでライチョウさん達を見ながら下山しました。

寄り道に時間をかけ過ぎましたが、なんとかAM7:10に、無事に宿舎に帰舎でき、朝食時間にも十分に間に合うことができました。(良かったです。)

 

出発時の室堂平の風景。風も無く、雲も高く、いい日です。

竹の目印に並行してトレースが付いています。

トレースには、踏み跡が残っているので、歩きやすいです。

 

部分的に夏道を歩きますが、祓い堂手前の浄土沢出会から、最後の急坂な雪面を歩きます。

祓い堂から100mぐらいで、夏道の登山道に変わります。

一の越に到着の一番のご褒美は、大パノラマのこの景色!

一の越のチップ制公衆トイレは、閉鎖中です。ここからが、雄山登山の本番です!

整備された登山道ですが、ガレ場での転倒・落石には気をつけてください。

社務所が見えればもう少し!もうひと踏ん張りです。

雄山頂上での今朝の風景。太陽に日暈(ひがさ)が出ていました。

現在の頂上付近の積雪状況。ほとんど融けていました。

鳥居の下も雪が融けていました。

今日の登山者は、すれ違い含めて8名。早朝登山は、人が少なく静かです。

今朝の剱岳遠望。

今朝の室堂駅周辺~天狗平。

室堂平の積雪状況。

みくりが池&ミドリガ池の拡大写真

雷鳥沢野営場周辺の様子。テントもまばらなようです。

 

 

R8年6月13日 立山室堂早朝散歩

今朝(6月13日)は星空観察に続いて、一休みの後、早朝から氷が張って冷え切っている室堂平一帯を散策してきました。

立山室堂のライチョウ達は、そろそろ産卵を始めているようですが、まだツガイ行動で私たちの目の前に姿を現わせてくれていました。(さすがに6月下旬頃からは、メスは抱卵期に入り、人目につかなくなるようですけれど・・・。)

日に日に、雪融け跡から高山植物達が芽吹き始め、白銀一色だった室堂平が色づき、生命の息吹で賑やかしくなってきています。

立山の峰々は、朝日に照らされて輝く雲に包まれていました。

雲の中の雄山頂上(雄山神社・社務所)。

立山室堂での今日の日の出は真砂岳頂上付近から。AM5:34

日の出の斜光が差し込む別山の峰々。

冷え込んだみくりが池。今朝も氷点下になっていたので、水面には薄氷が張っていました。

浄土山とみくりが池。

湖面に浮かんでいる大きな氷の塊。北海道の知床ではありません。富山の風景です!

この時期咲いている数少ない花、ミツバオウレン。

ミドリガ池の仲良しツガイのオス①

ミドリガ池の仲良しツガイのオス② 昨年から、たくさんの写真撮影ありがとう!

ミドリガ池の仲良しツガイのメス。この個体もそろそろ産卵を始めているようです。

 

R8年6月13日 立山室堂三日月の夜

夕方から就寝時まで、立山室堂平の天空には、厚い雲が拡がっていましたが、6月13日のAM2:30頃、ちょっと外を覗いてみますと、部屋の窓の外には満天の星空が拡がっていました。

この時刻には、月もまだ上ってきていません。氷点下であってもそれほど寒くはなく、足元の雪も程よく凍って締まっていました。外の暗闇も星明かりで程よく歩けるくらいでした。ということで、迷わず星空観察にGO!となりました。

さすがにこの時間帯となると、天の川や夏の大三角もだいぶん天頂の方に上ってきていましたが、AM3:20に真砂岳と富士の折立の中間鞍部から三日月が上ってくるまで、美しい立山室堂の星空を観察することができました。

※文中では、月の形状から“三日月”と表記していますが、向きが反対であるので、正確には“二十六夜月”というそうです。

国見岳から垂直に立ち上がる天の川。下部の建物は宿舎の立山センターです。

今夜の立山三峰の星景。灯りのついている建物は室堂山荘。

浄土山の星空。この時間帯は、天の川が西に移動しているので、星数も少なかったです。

剱御前~別山方向の星景

奥大日岳の上には、北斗七星が耀いていました。

国見岳の天の川を縦写真で撮ってみました。たくさんの人工衛星が横切っています。

明け方前の富山平野の夜景。雲海もなく、街までストレートに見通せました。

AM3:19 真砂岳と富士の折立の中間地点鞍部から三日月(二十六夜月)が上ってきました。

細い三日月(月齢25.3※二十六夜月)の輝きでも、月が上ってくると、星空が青く変わり、暗い星々から消えていきました。

日の出前の剱岳のシルエット。