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立山自然保護センターブログ

R8年8月4日 夏山情報立山縦走Ⅰ(室堂~雄山編)

昨日(8月4日)、北陸地方もやっと梅雨明けし、個人的にも1日お休みが取れましたので、登山道の状況及び稜線上のライチョウ棲息の調査を兼ねて、雄山から別山にかけて縦走してきました。

室堂から一の越の区間は、雪渓が残っている箇所は1か所(10m)のみでステップ切りされていました。途中の祓い堂から上部は、登山道(石畳)の改修工事が始まっていましたので、資材置き場や工事関係機械(モノレール)に近づかないこと、誘導されている迂回歩道の通行注意をお願いします。

一の越の有料トイレは、1回100円のチップ制。雄山への登山道は、登りは赤色ペンキ、下りは黄色ペンキのマーキングがしっかりしてありましたので、混雑防止&安全確保のため、片側通行を守ってください。8月に入り、学校登山などが増えてきています。時間帯によっては“登山道渋滞”することもありますので、山行計画は余裕をもってください。

また、山頂(雄山神社峰社)への入山は、祈祷料込みで700円ですので、お忘れなく。神主さんからのありがたいご祈祷

後、万歳三唱するので雄山登頂の充実感が倍増いたします。

室堂山荘横から一の越を望む。すっかり雪渓の雪が消えています。

20分ほど歩くと、10m程度ですが1か所のみ雪が残っていました。

祓い堂付近の休憩広場。登山道改修工事の資材置き場・運搬機械り類には近づかないでください。

一の越の有料トイレ。(1回100円です。)

登りは赤ペンキ、下りは黄色ペンキのマーカーどおりに歩いてください。

逆進行方向or危険個所ですので、✖のマークの方向には進まないでください。

辛いのぼりでも、チシマギキョウが励ましてくれます。

休日・御盆や、学校登山団体と鉢合わせると“大渋滞”いたします。

室堂平を見下ろした風景。緑の大地が拡がっていました。 ミドリガ池(手前の小さいほう)にも水があります。

雄山神社社務所が見えてきたら、頂上はもうすぐ!(標高2,885m道標箇所)

雄山頂上の風景。峰本社での祈祷受付は、社務所ではなく、鳥居下の受付小屋にて。

峰本社での祈祷状況。「楽しい山行であって、無事、下山できますように・・。」

R8年7月20日 浄土山登山道情報&ブロッケン現象

これまで、浄土山~室堂山の急坂登山道コースが雪渓に覆われており、上級者向けのコースとなっていました。

この区間の雪渓が消えて、アイゼン&ピッケルなどの装備が不要になったとの情報により、7月20日に一の越からの入山により、下山ルートとして確認してきました。

ただし、夏道としてもこのルートは、巨石群の岩の上を一歩一歩、足の置き場を確認しながら歩くコースなので、非常に緊張するコースとなっていました。

ただ、浄土山の頂上付近では、美しい高山植物を堪能しながらライチョウの親子を観察したり、カルデラ側にブロッケン現象が現れたりと、大変と楽しめる魅力的なコースでした。

一の越山荘の横を通ってしばらくすると、急坂になってきます。

浄土山の上部は、南峰から北峰へ比較的になだらかな稜線が続いています。

浄土山北峰へは富山大学研究小屋まで進まないで、この標柱の右に入ります。五色ケ原方面へは、この小屋の先へと進みます。

浄土山北峰は、ここから下っていきます。

多少のアップダウンが楽しい稜線登山道。

カルデラ側に現れたブロッケン現象。

この“後光”により、極楽浄土の阿弥陀如来様の信仰が信じられるようなったとか・・。

北峰のすぐ横から、室堂山への急坂のルートがあります。

急峻な坂の大きな石を乗り越えながら進みます。

急な坂を下りきると、室堂山展望台との分岐点にたどり着きます。室堂平へは、右に曲がります。この先にも、もう雪渓は消えて夏道となっていました。

R8年7月20日 室堂~一の越 登山道雪渓情報

最近、学童登山などを計画されている学校関係者などから、雄山や浄土山の途中となるの室堂~一の越の雪渓状況の問合せが多いので、今朝(7月20日)現在の登山道の雪渓状況を写真でお伝えします。

室堂平一帯の積雪はほとんど融けている状態で、室堂山荘横から急登となる一の越までの区間内には、5箇所ほど雪渓が残っていました。各雪渓は、雪切りが施工されており、多少、氷面などが露出している場所はスリップ転倒の注意が必要ですが、谷側への滑落の心配は無さそうで、ビブラムソールなどの靴底がしっかりした靴であれば、上りも下りも歩きやすいかな?と思いました。(人によって対応装備は変わりますのでご注意を。)

室堂山荘横から、急登の登山道が始まります。

最初の雪渓は、比較的勾配が緩いので、まずは雪面歩行の足慣らしを。

しばらく歩くと2番目の雪渓が現れます。夏道との乗り換え箇所の空洞雪面の踏み抜きに注意!

3番目の雪渓。ここも区間が短いので、8月頃には消えているかも?薄い氷面が滑りやすいので注意を!

浄土沢を横断する手前の休憩ベンチ箇所。

4番目の雪渓は浄土沢の横断箇所。

浄土沢を横断して、夏道を登ると祓い堂にたどり着きます。

祓い堂前の休憩広場の様子。

祓い堂の先の5番目の最後の雪渓を登ります。ここが一番の急斜面ですので、ステップを切りながら注意して上ってください。もうすぐ先に、一の越山荘が見えてきています。

一の越山荘前から雄山登山道を望む。チップ制有料トイレ(100円)はオープンしています。水栓・トイレットペーパー付のきれいなトイレです。

一の越から先の雄山頂上までは、例年どおりの夏道です。これからは、登山者が増加する夏休みシーズンですので、落石や浮石に注意してください。

R8年7月12日 室堂~天狗平散策道 コース情報

昨日は室堂山展望台コースを紹介させていただきましたが、今日は室堂平から天狗平に下りていく「室堂~天狗平散策コース」の現状などについて紹介いたします。このコースは、一部の愛好家さんに「チングルマ街道」とか「チングルマロード」と名付けられているほど、チングルマ観察の人気コースとなっています。

今朝(7月12日)の散策でのコース情報ですが、危険な個所の雪渓はほとんど融けて夏道が通れるようになっており、3か所のみ雪渓を歩くルートとなっていました。この雪渓上も“雪切り”がされており、安心して歩けるようになっていました。※それでも雪上面が凍っていたところもありましたので、スリップ転倒しないよう慎重に歩いてください。

チングルマは、雪融け箇所がまだまだ花芽の状況で、早くから雪融けした箇所から順次咲き誇っていました。

みなさんからお問い合わせの多い“タテヤマチングルマ(ピンク色のチングルマ)”は、2~3か所で見かけましたが、室堂平と変わらない出現率のようでした。

※次号ブログにて、チングルマ写真特集を行います。こうご期待!

天狗平へは、ホテル立山横のこの場所から、下っていきます。

室堂平に近いこの下り個所が、現在のチングルマ満開個所。

途中から急こう配地形となり、木製階段のコースとなります。

河川の渡渉橋まで、下り階段となっていますので、つまづき事故など注意してください。

雪融けにて、この渡渉橋を安心して通行できます。

橋を渡った先に残雪がありましたが、雪庇を踏み抜かないよう、夏道上の雪面を歩いてください。

夏道から再び雪渓トラーバースです。

この雪渓は、雪切りされていましたので安心してトラバースできます。

途中、樹林帯を通り抜けます。熊対策などお忘れなく。

2か所目の渡渉橋も雪融けしており、に通れます。

この先でアルペンルートを横断します。この辺は雪解けしたばかりで、チングルマのお花はまだまだでした。

終点の天狗平山荘手前の状況です。お客さんがオスのライチョウの撮影をされていました。

 

 

R8年7月11日 室堂山展望台登山道 コース情報

最近、当センターへの登山道状況などのお問合せが多いのは、「室堂山展望台コース」と「天狗平コース」の2コースです。

今朝(7月11日)は、「室堂山展望台コース」を散策してきたので、紹介させていただきます。

「室堂山展望台コース」は、往復1時間ぐらいの登山コースであり、展望台から、白山や薬師岳、槍ヶ岳を眺望できます。

また、高山植物のお花畑も美しく、ライチョウの親子に高確率で逢えることも魅力の一つとなっています。

今朝は、遠くの白山まで雲海が拡がっており、富山県~石川県の美しい山脈を遠望することができました。

室堂山展望台への登山口は、室堂山荘横のこの三差路から

入口の雪渓を100m進むと夏道の石畳みが続いています。

中腹から、雪渓を歩きます。先行者の踏み跡をたどります。

上部では、夏道と雪渓が交互に現れます。

浄土山登山口の分岐点手前。氷面で滑らないように注意。

室堂山展望台の雪は融けています。

登ってきた登山道を振り返ってみた毛勝三山。

同じく登ってきた登山道を振り返ってみた剱岳。

展望台から見た石川県(白山方向)の幾百の山脈。

白山の遠望。雲海が繋がっていました。

白山の手前に雲海の滝ができていました。

今朝の槍ヶ岳。

現在の五色が原。雪もほとんど消えています。

現在の室堂平の鳥観図。室堂平には、ほとんど雪が残っていません。