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立山自然保護センターブログ

R8年6月14日 雄山登山情報

今朝(6月14日)、天気が良かったで、久しぶりに雄山に登ってきました。

AM4:10、気温は3℃ぐらいで無風。雲は高層にて薄く、立山の峰々がはっきりと遠望できます。絶好の登山日和です。

室堂山荘横までは、室堂平の平坦な雪原を歩き、室堂山荘横からは、徐々に急坂な雪道となってきます。竹の目印を追いかけながら、トレース(踏み跡)を歩きますが、急な場所でも、ステップが切ってあり歩きやすいです。それでも、早朝などでは、雪道に慣れていない方は、簡易アイゼンの装着がお勧めです。40分ぐらい雪面を歩くと、一の越山荘の手前で夏道の石畳登山道に変わります。

AM5:00、一の越にて北アルプスの大パノラマの景色を楽しんだ後、雄山の急峻な登山道を登ります。上り道の目印である赤ペンキを目で追いながら、途中で見かけるミヤマキンバイやハクサンイチゲの花々に励まされながら、ひたすら登り続けます。

AM5:50、山頂の雄山神社峰本社を参拝し絶景の風景を楽しんだ後、山頂から社務所周辺に散らかっていたゴミ(紙・軍手・たばこの吸い殻・ペットボトル・お菓子の包ほか)を回収して、黄色のペンキの下り道にて下山しました。

途中、一の越の稜線付近で、ハクサンシャクナゲほかの高山植物を花々を楽しみ、祓い堂ほかでライチョウさん達を見ながら下山しました。

寄り道に時間をかけ過ぎましたが、なんとかAM7:10に、無事に宿舎に帰舎でき、朝食時間にも十分に間に合うことができました。(良かったです。)

 

出発時の室堂平の風景。風も無く、雲も高く、いい日です。

竹の目印に並行してトレースが付いています。

トレースには、踏み跡が残っているので、歩きやすいです。

 

部分的に夏道を歩きますが、祓い堂手前の浄土沢出会から、最後の急坂な雪面を歩きます。

祓い堂から100mぐらいで、夏道の登山道に変わります。

一の越に到着の一番のご褒美は、大パノラマのこの景色!

一の越のチップ制公衆トイレは、閉鎖中です。ここからが、雄山登山の本番です!

整備された登山道ですが、ガレ場での転倒・落石には気をつけてください。

社務所が見えればもう少し!もうひと踏ん張りです。

雄山頂上での今朝の風景。太陽に日暈(ひがさ)が出ていました。

現在の頂上付近の積雪状況。ほとんど融けていました。

鳥居の下も雪が融けていました。

今日の登山者は、すれ違い含めて8名。早朝登山は、人が少なく静かです。

今朝の剱岳遠望。

今朝の室堂駅周辺~天狗平。

室堂平の積雪状況。

みくりが池&ミドリガ池の拡大写真

雷鳥沢野営場周辺の様子。テントもまばらなようです。

 

 

R8年5月26日 雄山登山情報

今朝、雄山に登山してきました。

室堂の宿舎を、もう明るくなった午前4時10分に出発し、30分ほど固くしまって凍結した雪面歩道を歩きました。

一の越山荘手前から積雪が無くなり、以降頂上までは、夏道が続いていました。

午前5時40分頃に雄山神社社務所前に到着。頂上付近には多くの雪が残っていましたが、しっかりとしたトレースが残っているので、スリップに注意しながら雄山神社峰社まで登ることができました。

残念ながら、富士山までは見えませんでしたが、比較的に眺望が開けていたので、近隣の剣岳や北アルプスの山々が良く見えました。

下りの夏道では、浮石や岩の上の砂利に足を乗せないようにして、また、雪面では、一歩ずつグリップを確かめて滑落しないよう注意しながら下山しました。午前6時50分には宿舎に戻れましたので、今日もいつも通りにセンターに出勤です!

室堂から一の越までは、雪面が続いています。簡易アイゼン以上が必要です。

一の越山荘手前100mから雄山頂上までは、夏道となっています。

現在は、一の越山荘前のチップ制トイレは閉鎖中です。

上りは赤ペンキ、下りは黄ペンキの矢印・〇・✖の目印に従って進みます。

雄山神社の社務所が見えてきたら、もうすぐです。

今日は、誰にも会わないなぁ~と思っていたら、足元に先行登山者が1名!そこの小さい人、どいてくださ~い。

稜線からの登山道には、雪はもうありません。

社務所直下。頂上は、もう少しです。

5月26日現在の雄山頂上の状況。建物や人の歩いたトレース以外には立ちいらないで!

夏道と同じように鳥居の下をくぐって、峰社頂上にアプローチできます。

本日の眺望。残念ながら富士山は見えませんでした。

大汝山・富士の折立へのルート状況。ほぼほぼ雪は融けていますが、現在も、まだまだ上級者コースの状況です。

今日の剱岳。

室堂ターミナルから、雪の大谷、天狗平の現在の積雪状況。

室堂山荘、室堂ターミナル、みくりが池の現在の積雪状況

雷鳥荘、雷鳥沢ヒュッテ、雷鳥沢野営場、雷鳥沢の現在の積雪状況。

 

 

R8年4月17日 今日の室堂平、積雪状況など

本日(4月17日)で、アルペンルート開通3日目。

今年は、雪が少ないとされていますが、それでも

多いところで10m近い積雪があります。

室堂平近辺の現在の写真をUPしますので、GWな

どにお越しになられる方は、身支度などの準備の

参考にしてください。

 

室堂バスターミナル屋上出口からの状況。

立山自然保護センターと室堂ターミナルを屋外で連結する“雪の回廊”

ターミナル前広場の雪原の様子。夏とは違って、散策路以外でも、雪原上ならどこでも歩けます。

海外の方にも人気の山岳。剣岳をバックに記念撮影。

みくりが池やみくりが池温泉へ向かう雪原散策路のようす。重機で踏み固められた歩道ですが、滑りやすいので注意!

慰霊塔やみくりが池展望台近くの様子

みくりが池への散策路は、途中、アップダウンが2か所あります。一歩一歩滑らないよう、慎重に歩いてください。

今日(4/17)のみくりが池。湖面上の積雪が融けて、温泉側の氷面が見えてきています。

雪解けが進むエンマ台。ライチョウが居たので、たくさんの人が集まっていました。

今日は、高曇りで太陽に幻想的な日傘が差していました。

立山室堂のクマたち

7月中旬頃から立山周辺ではクマの目撃情報がたくさん寄せられています。

もちろん、中部山岳国立公園内であって、クマ等を保護するための鳥獣保

護区(クマのコア生息地)内での目撃であるので“当たり前”といったら

“当たり前”なことなのですが・・・。

問題は、人とクマとの接触頻度と接近距離にあります。

立山室堂での目撃情報が、例年10件ほどなのですが、令和7年度は既に

30件以上に及び、しかも、登山道上にまで出没し、人との距離が数m

(ひどい場合は、1mすぐ隣を通り過ぎていったとか!)にまでニアミスし

ている状態が報告されています。

ただ、立山室堂のクマたちは、人間に興味を示さなく、数十人の登山者が

熊鈴を鳴らしながら歩いていても、平然と人の列に割り込んで登山道を横断

していくこともあったようです。

(8月14日の全国報道された“ミクリガ池遊泳熊”も数百人もの観光客等が集

まっている広場の脇をすり抜けて通っていったそうです。)

私個人としましても、室堂近辺で何回か出没熊を観察しましたが、

『人を全く恐れない。自分が採餌行動に夢中になっていれば、その行先

方向に何百人の人間がいても全く気にしないで突き進んでくる。』

という行動パターンが共通しているように感じらています。

そのため、現在は、県(自然保護センター)、山岳警備隊、環境省、立山

町が協力して、登山道や散策道に近づいてくるクマに対し、目撃情報があれ

ば現地に急行し、人とクマが“接触”しないように、人に対しての『臨時的な

通行規制や避難誘導』や人に近づいてくるクマの『監視』を行っています。

また、クマの目撃集中する雷鳥平と室堂及び一の越を連絡する登山道の

一時閉鎖を行っています。

(当センターHP 9月7日「お知らせ」のとおりです。)

立山周辺のクマたちは、例年でしたら、9月末頃には越冬前の貴重な餌場

となる山地・丘陵帯のドングリ林に移動していきます。今しばらく、立山

室堂にいらっしゃる観光客・登山者の皆様には、

①クマに人間の食べ物を覚えさせない(お菓子包装紙や生ごみを捨てない、

テント場での食料のにおい漏れ対策や保管管理の徹底など)

②クマ出没ルートに近づかない、夜間、朝夕での野外活動の自粛。

③室堂では、熊鈴やラジオではクマは逃げてくれないので、人間が先に

クマを見つけて、距離を詰めないで立ち止まるか、引き返せるよう、

『ここでは、必ず、熊が出没する!』と警戒し、周辺の気配に気をつけ

ながら歩くこと。

など、人とクマの接触をさけるよう、注意をお願いいたします。

A R7,8,15(ミドリガ池近くの山腹)推定ですが、前日にミクリガ池で泳いだクマと同一か?

B R7,8,25(室堂山登山道入り口) 室堂ターミナル展望台などから目撃され、地元テレビ等で放送されたクマ

B R7,8,25(室堂山登山道入り口) 草付地に座り、しきりに草本類の種穂を採餌していた。

B R7,8,25(室堂山登山道入り口) 結構、体格の良い成獣でした。

B R7,8,25(室堂山登山道入り口) 人を気にせず常に採餌しながら移動していました。

B R7,8,25(室堂山登山道入り口) クマの進行方向を予測し、登山道を臨時閉鎖して人とクマの接触を避けました。

C R7,8,30(血の池下部の山腹斜面) このクマも草本類の種穂をしきりに採餌しながら移動していました。

D R7,9,7(一の越への途中、祓堂)  人を全く気にしない、体格の良いいクマでした。

D R7,9,7(一の越への途中、祓堂)このクマもしきりに草本類の種穂を採餌していました。

D R7,9,7(一の越への途中、祓堂) 谷を挟んで約150mの位置

D R7,9,7(一の越への途中、祓堂) 雄山の登山者約100名が一時通行規制で避難している横で採餌していました。

E R7,9,7(祓堂の浄土沢側)上記の成獣とは別の若いクマ

 

“極楽”浄土山のブロッケン現象

今朝は、一ノ越から浄土山を周遊してきました。

ここ数日、一ノ越・祓堂や浄土山・室堂山に熊目撃

の報告が多発していたので、熊パトロールを兼ての

巡視です。

AM5:00~AM7:00での巡視では、熊を確認すること

はできませんでしたが、本日(8/25(月))AM9:00

に、室堂山と浄土山の分岐点近くの草付地に成獣1匹

の目撃がありましたので、みなさんも、気をつけて

ください。

浄土山山頂周辺では、西側(有峰側)から雲海が沸

き上がってきていましたが、快晴のもと“縦走を“楽

しめました。

特に、朝陽を背後から受けて、西側の雲海に映った

自分の影の頭上に虹(ご光)が差す「ブロッケン現

象」を見ることができ、感激!しました。

さすが、古来から“極楽浄土”とされてきた浄土山と

いうことで、ご利益多い、巡視散策となりました。

しかしながら、あっという間に、霧雲に包まれ、

浄土山を下ることとなり、朝ごはんの時間に間に合

うよう、帰路を急ぎこととなりました。

朝霧に包まれた室堂平

真砂岳上空の飛行機雲が朝焼けしていました。

今朝の龍王岳

今朝の一ノ越から針ノ木岳方面の景色

浄土山のなだらかな稜線

『ブロッケン現象』自分の影がハイマツ上ですが、頭の部分にはご光が差していました。

影は映ったのですが、ご光が差さなかったバージョン。

浄土山北側ピークの標柱。平和が一番です。

浄土山~室堂山は、急坂のガレ場。両手をついて上り下りするような場所も多いですので注意!

室堂山登山道に合流すれば、もうすぐ、室堂山荘。ここは、“ヤマハハコの小路”になっていました。

かわいいウサギギクがまだ咲いていました。