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立山自然保護センターブログ

冬支度

早いもので2019年度保護センターはあと1ヶ月弱で閉館となります。
ライチョウは順調に冬羽への換羽が進み、今年生まれの若鳥は親離れをし未知の冬を迎えようとしてます。

例年だともう初雪の便りがあるのですが今年はまだ降雪はありません。10/9に初氷、初霜の記録はありますが最近はこの時期にしては気温が高いです。

室堂周辺の紅葉も終わり台風や北陸新幹線運休の影響から室堂にお越しになられるお客様は少ないですが、この時期は各縄張りに散らばってたライチョウが申し合わせたように集団化し室堂平などで集会を開くのでライチョウの群れを観察する絶好のチャンスです。

もちろんライチョウは自由に移動し生きているので必ず集団に会えるわけではないですが、運がよければ30羽ぐらいの集団に会えることもあります。換羽の早い個体は11月の後半には真っ白な冬羽になります。
空いててライチョウ観察が楽しいこの季節の室堂にぜひお越し下さい。

最新のライチョウ情報は保護センターでご確認ください。

*写真のライチョウは1週間前に親離れした若鳥の雄です。今日は6羽の小集団に混じって成長雄に負けずにスパーリングしてました。

晩秋の室堂

我々、センターのスタッフのほとんどは、数日間を室堂平に泊まり込み休みの日に

自宅へ帰るのですが、この時期になると帰宅時に雲海や夕日が日本海に沈む場面に

出会うことが多くなります。

雲海は綺麗なのですが、この雲の中を車で突入すると視界が5mくらいの

時もあります。

紅葉については、室堂平周辺では、ほぼ終盤を迎え弥陀ヶ原下の弘法の辺りが見ごろのようです。

ちょうど、称名滝の上辺りの様子です。

沿線沿いでも、晴れた日だったのでススキが光って見えています。

 

まだ、この辺りではノコンギクが残っていました。

 

室堂平周辺では、ここ数日冷え込み朝に霜や氷が張るようなりました。

霜柱もできていましたが、霜柱はとても面白いでき方をしています。

まず、地表が凍ると温かい地中の水分が毛細血管現象で吸い上げられ、地表の

冷たい空気に触れて凍ることを繰り返して成長していきます。

火山灰を含むやわらかい地面にできやすいそうなので、室堂平では多くの霜柱が

見られます。

この後しばらくは気温が高い天気予報で雪はもう少し後のようですが、駆け足で

季節が変わっているようです。

 

弥陀ヶ原や弘法周辺には、遊歩道が整備されていますが、日中でも日陰などは

木道が凍結している事が多いので充分注意をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

室堂平の今

室堂平も秋が深まり晩秋の様相になりました。

10月10日の朝、自然保護センターの前に薄氷が張っていました。おそらく初氷だと

思われます。

 

初雪や積雪に備えて、熊太郎(ロータリー除雪車)が準備されています。ちなみに、

4号車と5号車です。

来春の除雪目印ポールです。9mの長さがあります。

お祭りのような旗が付いてますが、除雪時の道路境目の目印です。旗は吹雪の

時に大変重要な目印になります。ちなみに、バスの上には上部で工事をおこなって

いた、建設機材(当日は解体した重機)を降ろす大型ヘリコプターが写って

います。

 

紅葉について、「どんな感じですか?」「見ごろはいつですか?」と問い合わせが

あるのですが、電話ではどの様な状態を期待されているのか解りかねずご迷惑を

おかけする事もあるので、紅葉の状況をランダム写真ですが掲載します。

 

全体的には、数日前に暴風雨が続き樹木の葉がかなり落ち草本の紅葉が

中心ですが、色あせが始まっているのでピークは過ぎたように思われます。

 

室堂平付近の山肌で紅葉が残る場所を回ってみました。

大日岳・別山方面です。雷鳥沢キャンプ場ですが11月の始めにはクローズ予定です。

 

雷鳥沢付近からの風景

 

雄山直下からの風景

 

天狗平からの風景

台風19号の動向では、状況がかなり変わる可能性もあるので注視したいと

思います。また、これからの時期は、霜や氷が太陽が当たる場所はすぐに乾き

ますが、日陰は見えにくい濡れたような状態で昼以降の残り滑りやすいので

充分に足元注意でお願いします。

 

おまけ

今日、10月11日は一三夜、八月の一五夜の次に美しい月とされています。

日本各地に、台風の被害が出ることなく、綺麗な満月が見られることを

祈っています。

見上げてごらん昼の雲を

秋も深まり、室堂平でも紅葉が進んできました。

空も秋の空に変わり、面白い雲が形を変えながら見られるようになりました。

巻雲(けんうん)でしょうか?薄いベール状の雲が雄山方面に伸びています。

 

こちらも同様と思われますが、夕日に照らされて綺麗でした。

 

うろこ雲です。この雲を見ると秋空を実感できます。

 

さざ波のようになった、雲も見られます。

 

室堂平の上空は、航空機の通過が非常に多く飛行機雲も沢山できます。

こちらの飛行機雲は、気圧の差なのか下の雲を通過した部分だけ線が消えていました。

 

室堂平や弥陀ヶ原からは、よく雲海を見る事ができます。雄山方面から

上がった朝日が夕方にはこの雲海に沈んでいきます。

この雲海の先端は、弥陀ヶ原周辺で止まっていることが多いようです。

この日は、弥陀ヶ原の平原地帯の先端、称名滝当たりの崖当たりで

止まっていました。

ちなみに、雲海に浮かんでいる山ですが

桑崎山で、その後ろが白山になります。

 

秋晴れの日には、ゆっくり空を見上げて見ると面白い発見があるかも

しれません。

・・・上の写真の雲は何に見えますか?私は、カメに見えるのですが・・・

 

 

色づき始めました。

9月に入って少しずつ紅葉も始まってきました。

 

まだ、草黄葉が中心ですが、黄金色のジュウタンが広がってきています。

 

チングルマも紅葉を始めてきました。

 

こちらはシラタマノキです。

 

ナナカマドはまだ色づいていませんが、赤い実を付けています。

 

彩りの中には、種を付けた沢山の植物がありますが、その植物たちは

ある作戦を持っています。

それは、風を使って種子を飛ばす事です。高山で昆虫等が少ないので

タンポポのように風を上手く利用している植物が沢山あります。

チングルマ 早い時期に綿毛の種子を付けますが、風が強くなる秋まで

飛ばさずに付けたままにしています。

 

タテヤマアザミ

 

アキノキリンソウ

 

カンチコウゾリナ

 

雄山付近も少しずつ色づき始めました。

もう少しすると紅葉も盛りになってくると思われます。

ちなみに、去年の初雪は10月2日です。