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立山自然保護センターブログ

秋の気配

まだまだ、暑い日が続きますが、室堂平では、お盆が過ぎて秋の気配が

感じられ咲く花々も変化してきています。

チングルマも、ほとんどの場所で花が終わり綿毛になっています。

 

 

ミヤマアキノキリンソウ 歩道沿いで沢山の咲いているのが見られます。

 

 

ヤマハハコも多く見られます。

 

タテヤマアザミ

 

ミヤマホツツジ

 

キオン

 

カンチコウゾリナ

 

ウメバチソウ

 

ヤチトリカブト

トリカブト=毒という悪いイメージがありますが、花は鳥の頭のように可愛い形を

しています。

花々の変化で季節を感じられるのもこの時期の楽しみでもあります。

8月31日までは、富山県民「夏休み割引」があるので、ぜひ立山にお越しください。

 

にぎわってます。

今日から夏の休暇始まりと明日は「山の日」ということで、沢山の方が

お越しになっております。

室堂平では、山の日ウィークとしてイベントを実施しています。

 

朝から登山に向かわれる方々も多く、稜線を眺めるとマッチ棒のような登山者が

連なっているのが見えます。普段は自然保護センターから見上げているのですが

山頂部より見下ろして見たくなり、写真に写る立山三山を回ってみました。

 

雄山山頂付近です。

 

山頂のお社ですが、神主さんがいる場所でご祈祷を受けますが周りに

柵はありません。

室堂平を見下ろします。

富士ノ折立付近

 

正面は剣岳です。この辺りはガレ場の急坂なので、細心の注意が必要です。

室堂平を見下ろします。

 

真砂岳付近

山頂付近は、おもに花崗岩で構成されており砕けたものが真に砂になって

います。

真砂岳から見下ろします。

 

別山にたどり着くと剱岳の雄姿が見れます。

 

植物たちも変化に富んでいます。

ミヤマリンドウ

タカネバラ

ムカゴトラノオ

チシマギキョウ

トウヤクリンドウ

今年は、コバイケイソウの当たり年のようです。

 

登山には、危険が伴います。必ず知識と体力に合わせて計画を立てて下さい。

足を踏み外したと思われる痕跡

 

登山前に、室堂ターミナル内の入山案内所もしくは山岳警備隊室堂派出所で情報を

収集して必ず登山届を提出し、安全で楽しい登山を楽しんで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

立山の夏、現在の室堂は?

8月に入り、富山市内でも35℃を超える猛暑日があり全国一暑い日を

記録したりしましたが、室堂平は晴れた日は20℃前後の気温となり

夏山の装いが広がってきています。

大日岳方面です。

みくりが池は、まだ雪が残っています。

この時期の名物になっているヘリコプターの荷揚げです。ヘリコプターは室堂平近くの

車道沿いの駐車場から荷物を下げて各山小屋などに運びます。

飛んでいるのは、AS350エキュレイユというフランスの機体です

エキュレイユはフランス語で「リス」なのですが、国内では「サンゴーマル」と

呼ばれることが多いようです。

山頂などに荷物を降ろした後は、ゴミなどの不用品を回収して帰って

きます。立山地区では、ゴミはすべて有料で回収しています。

山小屋からのゴミは、かなり高額のごみ収集になっていると思われます。

夏山シーズンの本番となるのですが、みなさんもゴミの持ち帰りにご協力を

お願いします。

 

 

 

 

 

 

 

花のアルペンルート

今年は雪解けが遅くまだ残雪がありますが、室堂平でも多くの花が

見られるようになってきました。

雪にトンボ?と以外かもしれませんが、残雪で休む姿をよく見かけます。

 

 

ツマトリソウ 花の先がピンク色に彩られることが和名の由来との説もある。

 

ハクサンボウフウ セリの仲間で美味しいのかクマがよく根っこを食べる。

 

ハクサンチドリ

テガタチドリ ハクサンチドリと花の形が違うのがわかりますか?

 

ミヤマキンバイ

シナノキンバイ ミヤマキンバイとは大きさや葉の形が違います。

 

マイズルソウ ハイマツなどの木のかげでひっそりと咲いています。

 

ウサギギク ウサギの耳に似た葉が特徴です。

 

イワオトギリ 兄に切り殺された弟の血で葉が赤くなると言う昔ばなしから

和名がきているそうです。

 

ゴゼンタチバナ チョット変わった植物で、一般に葉が5枚以上出ないと

花が咲かないとされています。白い花のように見えるのは

虫を寄せる為のニセモノ(総苞片)でホンモノの花は中心

部分に小さな花が集まっています。

 

ミヤマダイモンジソウ 名の由来は花を見てもらえばわかると思います。

 

場所によっては雪解けの早い遅いがあり開花にはバラツキがありますが

少しずつお花畑が広がってきています。

 

 

 

 

 

ライチョウの子育て奮闘中

立山のいたるところで花々が咲き、美女平周辺では、オオルリや

コマドリなどの夏鳥の声が、弥陀ヶ原あたりではウグイスやカッコウ

などのさえずりが聞こえます。

室堂平では、メボソムシクイ・ウソなどの声が聞かれます。この2種は

鳴き声に特徴があるのでわかりやすく、メボソムシクイはさえずりが

個人的な「聞きなし」ですが、「カネクレ カネクレ」と聞こえます。

ウソですが、「フゥー フゥー」と口笛のような声がします。口笛の

ようなのに名前がウソ? 昔は、口笛のことを「嘯く(うそぶく)」

と言い、そこからが名前の由来になったようです。

ウソは以外と高めの枝先などに留まるので、鳴き声が聞こえたら姿を探してみてください。

 

立山の野鳥の中でも、一番人気の雷鳥は、7月に入るまで見られたオスの姿はあまり見られ

なくなり今は子連れのお母さんの姿が見られます。

ヒナがどこにいるかわかりますか? 2羽います。

変な塊があるとヒナは覗き込んでいるのでしょうか?

お母さんは「砂浴び」の最中でした。

お母さんがジッとしていますがお腹の下には子供たちがいます。

お母さんに暖めてもらったヒナは、またエサを探しに出かけます。

 

子連れのライチョウは、このような事を繰り返しています。

室堂平に来られる「みなさま」にお願いです。

ヒナは定期的にお母さんに暖めてもらわないと、低体温で死亡する事も

ありますが、沢山の人が取り囲みヒナがお母さんのとろまでいけない場面

が毎年見られます。お母さんはヒナを様子を見ながら安全な場所に誘導し

ながら移動しているので、行先を塞がないようにして下さい。また、

常に、鳴き声で親子のコミュニケーションをとっているので大勢の人か

騒ぐとコミュニケーションがとれなく動けなくなっていることもるので、

静かに観察して下さい・・・静かに見ていると「ピヨピヨ」と親子の会話が

聞こえて可愛いですよ。雨にも風にも負けずに頑張っている親子の成長を

あたたかく見守って下さい。