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立山自然保護センターブログ

R8年5月10日 氷結の立山室堂

今朝(5月10日)の快晴は、昨夜から確信していま

したので、星空観察の後、一眠りして、再び室堂平

を散策してきました。

一昨日の新雪が15cmぐらい積もっていましたが、

締まった雪面上の新雪でしたので、普通にどこでも

自由に歩き回ることができました。

今朝は、残念ながら、ライチョウの足跡は、たくさ

ん見つけることができたのですが、肝心のライチョ

ウたちは、ハイマツ林の中なのか、なかなか見つけ

ることができませんでした。(今シーズン初のノー

ライチョウデイでした。)

その代わりに、凛とした大気の中で、美しく凍り付

いた立山室堂平の風景写真をみなさんにご紹介させ

ていただきます。

みくりが池温泉からミドリ湖方面への散策道。

同じく、みくりが池温泉からミドリ湖方面への散策道。今朝の日の出は、AM5時51分でした。

凍り付いたミヤマハンノキの幹枝が、逆光で光っていました。

同じく、室堂山荘近くでの凍り付いた樹々。

氷の華のような樹氷と奥大日岳。

笹も凍り付いて、ツララができていました。バックは、浄土山。

今朝の室堂平(みくりが池温泉手前)からの剱岳遠望。

ミドリ湖は雪原になっていました。背景は奥大日岳。

今朝のみくりが池。池の湖面の積雪には“雪風紋”ができていました。背景は、積雪たっぷりの雷鳥沢方面。

みくりが池温泉手前の休憩ベンチ。優良ライチョウ観察ポイントです。

今朝も足元にカヤクグリ飛んできて、地衣類をついばんでいました。

凍り付いた枝先にとまって“明るく陽気に囀る”カヤクグリ。今日も“元気”をいただきました。ありがとう!

 

 

吹雪の翌朝に(ライチョウ観察編)

先ほどのブログで、室堂平の冷え切った早朝の立山

室堂の風景を紹介させていただきましたが、この散

策中に、たくさんの愛らしいライチョウ達に会うこ

とができましたので、今朝(5月5日)の立山室堂の

ライチョウさん達の様子をお伝えします。

 

ミドリ湖手前の散策路にいたツガイ。この場所は、毎年、繁殖・育雛が確認される繁殖地です。

ミドリ湖手前散策路のツガイ雄。氷の世界でたたずんでいました。

ミドリ湖手前散策路のツガイ雌。時折、足で雪をけって、樹の枝ををつついていました。

みくりが池温泉近く火山監視ステーション前のツガイ雄。 散策路のロープ下で休んでいました。

上記のツガイ雄。ライチョウのまぶたは、こんな膜状のものとなっています。

上記のライチョウ。目を開けると、レッドアイラインのお化粧美男子でした。

上記ツガイ雄と一緒にいた雌。昨日まで、この場所に雄3羽が集まっていましたが・・・。今日は、オスメス。

上記ツガイ雌。この個体の羽根毛は、まだ冬毛の白が優勢です。ふわふわで、かわいいですね。

みくりが池温泉近く火山監視ステーション前。突然、ツガイ雄がお客さん達の足元を駆け抜けていきました。

今度は、エンマ台山側のハイマツ林。なんと、雄が4羽匹集まっていました。※写真は3羽。どこにいるかわかります?

 

エンマ台雄4羽の1匹ー① 精悍な顔つきの雄。

エンマ台雄4羽の1匹ー① ちょっと、目を閉じて休憩中。

エンマ台雄4羽の1匹ーの② 白黒まだらがカッコイイ雄。瞳がするどい!

エンマ台雄4羽の1匹ーの③ まだ冬羽毛(白毛)が多い雄。なんだか、“いぶし銀”的な個体。

みくりが池温泉下の単独雄。雪の中をラッセルしてきて、足で雪を掘り起こして樹の葉をついばんでいました。

今朝のカヤクグリさん。毎朝、元気にさえずっています。この子もフワフワさんですね。

 

R8,5,3 今日のライチョウ

今朝(5月3日)、GWでたくさんいらっしゃるお

客様にライチョウ情報を伝えるため、“ライチョウ

パトロール”に出向きました。(ただの朝食前の散

歩ですが・・・。)

高曇りの空。気温は、-3℃ぐらいまで下がったせ

いか、雪面は自由に歩けるくらい締まった状態でし

た。

いつものポイントを順番に廻り、ツガイや単独の

個体が、寒さに耐えながらも元気でいることを観察

しました。特に、みくりが池温泉の周辺にツガイや

雄、雌、単独、複数のライチィウがたくさん集まっ

ていました。

今のところ一番のライチョウ観察のお薦めポイント

は、“みくりが池温泉”でしょうか?

とりあえずは、最新のライチョウ情報は、立山自然

保護センター3F受付へどうぞ。

 

室堂山荘近くミドリガ池上部のツガイ雄。今日も仲良く、2羽いました。

上記の雄が雌の方向に歩き始めました。

室堂山荘近くミドリガ池上部のツガイ雌。寒さに耐えるためか、岩陰に身を潜め目を閉じていました。

室堂山荘近く尾根地のハイマツ林のツガイ雄。数日ぶりの確認でしたが、すっかり黒色羽根が増えてきていました。

室堂山荘近く尾根地のハイマツ林のツガイ雌。ガンコウランの葉を必死についばんでいました。

夏毛への生え変わりのせいか、首回りを気にして引きかいでいました。

するどいツメと温かそうなフサフサ羽毛の足。ライチョウが生き残るために必要な進化の証です。

みくりが池温泉近く、火山ガス監視ステーション前の雄。何故か、1日中、同じ場所に雄2匹でいました。

上記雄といっしょにいた雄。この時期、雄2匹一緒にいるのは珍しいです。兄弟かな?

昨夜のものか?雪上で見つけたライチョウの“ため糞”

盲腸内にセルロースを分解させる細菌を共生させており、この盲腸でつくられた糞が“盲腸糞”です。

 

R8年4月30日 イケメンジョシとオシャベリさん

今朝(4月30日)も朝から冷え込み、雪面上が凍

っていました。明け方には、-4℃近くまで下が

っていたようです。

昨日からGWに突入し、また、アルペンルートへ

の一般借上バスも、室堂に直接入山できるように

なりました。

毎日、たくさんのお客様がライチョウを見に来て

いただきますので、本日も朝食前に室堂平一帯を

散策してきました。※私は、この日課を“ライチ

ョウパトロール”と呼んでいます。(笑)

今日の収穫(?)は、以前から職員間で噂になっ

ていた「メスなのに、目と目の間がオスのように

黒く着色している個体」(あだ名はイケメンジョ

シ)に会えたことです。正確に言うと、何度か目

撃していた個体ですが、その特徴を私が気づいて

いなかっただけの個体なのですが・・・。

そのほか、たくさんのライチョウ達を観察できま

したが、日の出前から活発に飛び交い、うるさい

ほどチンチリリと囀っている「おしゃべりカヤク

グリ」さんの集団に囲まれながら、朝からウキウ

キと楽しい散策ができました。

室堂山荘近くミドリガ池上部のツガイ雄。

上記オスと一緒にいたツガイ雌。

室堂山荘近く尾根部ハイマツ林の雌。昨日は、胸にエンブレム模様の雄がいたのですが・・。今日っは雌だけ。

エンマ台に雌が2匹。一昨日は、1匹の雄を巡って争っていましたが、今は雄もいなくて休戦中?

エンマ台にいた、もう1羽の雌。実は、この子が、噂の「イケメンジョシ」さんでした!

通常の雌の顔。目と目の間の“黒マスク”模様はありません。

「イケメンジョシ」の顔。雄の特徴である目と目の間にうっすらと“黒マスク”がありました。

今朝は、行く先々でたくさんのカヤクグリ達に取り囲まれたので、たくさんの写真が撮れました。

オシャベリさんなカヤクグリ。ライチョウと同じく、気温が氷点下となる室堂では、羽毛はふっくらフワフワ。

みくりが池温泉のテラス下に、6匹のカヤクグリ達が囀っていました。その後、私の足元にまとわりつくように飛んできました。

カヤクグリA「何だか視線を感じるね。」

カヤクグリB「後ろ、後ろだよ!おっさんに撮られているよ。」

カヤクグリA「何ですと!黙って撮るんじゃねえよ!」

 

 

R8年4月28日 立山室堂ライチョウ情報

先ほど、本日(4月28日)早朝の立山室堂平の散策

のブログをUPしましたが、たくさんのライチョウ

たちに合うこともできましたので、今朝のかわいい

ライチョウ達の写真を公開します。

これからの5月は繁殖期に入り、ライチョウ達は

1年で最も活発に活動する季節で、ライチョウに

会えるチャンスが最も高い月といわれています。

(※職員一同の実感です。たぶん、本当です!)

みなさんも、ケーブルカーやバス等で気軽に訪れる

ことができる“標高2,450mの立山室堂”に、ライチ

ョウに会いに来てください。当センターでは、雷鳥

観察記念シールも本年度新作版を揃えてお待ちして

います。

室堂山荘近くのハイマツ林にて。前日は、つがいでいたオスです。2024年にエンマ台近くで足環がつけられた個体です。

上記写真と同じオス。お尻をむけて尾羽をみせてくれました。

エンマ台近くのツガイのオス。すぐ隣に、かわいいメスがいました。

上記写真オスの頭の拡大写真。だいぶん、夏羽の黒色が増えてきています。

上記オスのとなりにいたメス。もうじきメスは、キジ羽根模様の茶羽根に抜け替わります。

ハイマツの中から、首をニョッキリと出して辺りを警戒中。やさしくカワイイ目をしています。

みくりが池温泉・火山ガス監視ステーション近くの雪原を移動するオス。

上記オスの拡大写真。この場所は、ライチョウにとって人気の縄張りポイント。毎年オス達のバトルが激しい所です。

「ライチョウ交差点」室堂山荘近くのハイマツ林。ライチョウの足跡が十字に交差していました。

「ライチョウ専用道」こちらは、血の池近くの尾根地ハイマツ林。ライチョウが行ったり来たりで賑やかしい所。

ライチョウが一晩、雪穴(人の足跡穴)で過ごしたのか、ペレット状の“ため糞”がありました。