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立山自然保護センターブログ

R8年5月30日 立山室堂早朝散歩

昨日(5月30日(土))は、下界が30℃を超す季節となっているのに、立山室堂の外気温は放射冷却現象によって、-5℃ぐらいまで下がっていたようです。

雲一つなく、凛とした空気が張り詰めていた立山室堂では、雪解けや高山植物の芽生えなど“春の訪れ”を感じるようにはなってきていますが、霜柱や氷ができるなど、まだまだ厳しい自然環境が続いています。

それでも、散策中に見かけた繁殖期に入ったライチョウたちは、パートナー同士の絆を深め、6月からの産卵・抱卵期に備えているようでした。

今年も、7月からの雛誕生・育雛期が待ち遠しいです。

雪解け地が凍り付いている室堂園地のようす。

5月30日早朝の天狗平・富山平野の遠望。天狗平山荘さんの右下に見える煙突の建物は、富山広域圏の廃棄物焼却炉施設です。

真砂岳方面からの斜光を受けている、霞がかかった剱御前~別山の峰々。

5月30日早朝の立山三峰・浄土山。みくりが池は、雪面が融けて、氷面が増えてきました。

氷下の水面が、アイスブルー(TKKさんは“みくりが池ブルー”と呼んでいます!)に輝いていました。まるで流氷のようですね。

ミドリガ池散策道からのみくりが池の氷面のようす。

久しぶりに見つけた立派な霜柱。

ミドリガ池からたくさんの融雪水がみくりが池に流れ込んでいましたが、水撥ねで、氷筍?ができていました。

本日のカヤクグリさん。寒くても、毎日元気ですね。室堂平では、ようやく、イワヒバリも見かけるようになりました。

今朝のナイスカップル。室堂山荘すぐ横の雪解け地にて。4月からずっと同じの、仲良しツガイさん。カワイイですね。

室堂山荘さんからミドリガ池方面への夏道下り坂。除雪されて、歩きやすくなっていました。

「立山の雷鳥の生態を探る」講演&観察会を開催しました。

昨日(令和8年5月30日)、本年度の2回目の自主企画講演会となります「立山の雷鳥の生態を探る」を開催しました。講師に、「富山県雷鳥研究会」の竹内先生及び吉田先生をお招きして、県内外から集まった30名の参加者に、立山室堂のライチョウにの生態などについて学んでいただきました。

当センターのレクチャールームでは、なかなか見ることのできない貴重なライチョウの生態写真をスライドで見せていただきました。後半の屋外での観察会では、みくりが池周辺で、縄張りに侵入した他のオスに対して「グァガーガー」と鳴きながら飛びかかる「ディスプレイフライト」を観察することができました。

更に、ミドリガ池近くの散策道にて、仲良く採餌しているオス・メスのツガイも観察することができ、参加者は皆、6月からの出卵&抱卵や7月からの育雛活動の説明を熱心に聞き入っていました。

「富山雷鳥研究会」の“若手研究者”の竹内先生のスライド講演状況。

出発前の「ライチョウ観察マナー&禁止事項・心得え」のレクチャー状況(当センター3階デッキ)

屋外での観察会では、立山室堂のライチョウの棲息環境の説明も受けました。

みくりが池周辺では、「ディスプレイフライト」を見ることができました!

講師先生から、ライチョウの食草などの説明を受ける受講生たち。

ミドリガ池手前の散策道横にて、待望の“仲良しツガイ”に会うことができました。今年もたくさんの雛が生まれますように(祈)!

 

R8年5月29日 コージローと夕日

3年前から、立山センター(宿舎)にチョクチョクと顔を出しに来るオスのライチョウがいます。

どうやら、縄張りをもたない“アブレオス”で、一昨年・昨年とお嫁さんをGETできていないようです。

毎年、スタッフ一同をヤキモキさせているところですが、「コージロー」と勝手に名前を付けて、宿舎関係者たちがホンワカと温かく見守っているところでした。

しかしながら“残念なこと”に、今年も“元気に一羽で”立山センターにやってきてしまいました。(R8,5,29 PM5:20頃)

この時期、お嫁さんを連れていないなら、やっぱり今年もライバルに負けちゃったのか・・・。と寂しい気持ちになりつつ、「天敵に食べらず、元気でいてくれればそれでいい。」とお父さんのような気持ちで、今日の美しい夕日を眺めることとしました。

一昨年、足環をつけられたコージロー。3年連続で、立山センターにやってきました。

立山センター横の植物を採餌した後、玄関前をチョコチョコと行進中。

毎年定番の隠れ家。山岳警備隊パトロールカー下で休息。 これから、毎日、『車下コージロー注意報』発令です!

5月29日の夕陽に映える立山三峰。

地獄谷の噴煙がかかる剱御前。

室堂山の雪面もだいぶん融けてきました。

日に日に、落日の方向は、右方向(大日岳の方)に移動してきています。

もう、1/3が大日岳稜線に隠れてきました。

もう、稜線の向こうに消えそう!

黄金タイム。夕日が、山の向こうに消えました。PM7:05

雲がポッカリと一つだけ。昨日は、富山平野の雲海があまり発達しませんでした。

 

 

 

R8年5月26日 雄山登山情報

今朝、雄山に登山してきました。

室堂の宿舎を、もう明るくなった午前4時10分に出発し、30分ほど固くしまって凍結した雪面歩道を歩きました。

一の越山荘手前から積雪が無くなり、以降頂上までは、夏道が続いていました。

午前5時40分頃に雄山神社社務所前に到着。頂上付近には多くの雪が残っていましたが、しっかりとしたトレースが残っているので、スリップに注意しながら雄山神社峰社まで登ることができました。

残念ながら、富士山までは見えませんでしたが、比較的に眺望が開けていたので、近隣の剣岳や北アルプスの山々が良く見えました。

下りの夏道では、浮石や岩の上の砂利に足を乗せないようにして、また、雪面では、一歩ずつグリップを確かめて滑落しないよう注意しながら下山しました。午前6時50分には宿舎に戻れましたので、今日もいつも通りにセンターに出勤です!

室堂から一の越までは、雪面が続いています。簡易アイゼン以上が必要です。

一の越山荘手前100mから雄山頂上までは、夏道となっています。

現在は、一の越山荘前のチップ制トイレは閉鎖中です。

上りは赤ペンキ、下りは黄ペンキの矢印・〇・✖の目印に従って進みます。

雄山神社の社務所が見えてきたら、もうすぐです。

今日は、誰にも会わないなぁ~と思っていたら、足元に先行登山者が1名!そこの小さい人、どいてくださ~い。

稜線からの登山道には、雪はもうありません。

社務所直下。頂上は、もう少しです。

5月26日現在の雄山頂上の状況。建物や人の歩いたトレース以外には立ちいらないで!

夏道と同じように鳥居の下をくぐって、峰社頂上にアプローチできます。

本日の眺望。残念ながら富士山は見えませんでした。

大汝山・富士の折立へのルート状況。ほぼほぼ雪は融けていますが、現在も、まだまだ上級者コースの状況です。

今日の剱岳。

室堂ターミナルから、雪の大谷、天狗平の現在の積雪状況。

室堂山荘、室堂ターミナル、みくりが池の現在の積雪状況

雷鳥荘、雷鳥沢ヒュッテ、雷鳥沢野営場、雷鳥沢の現在の積雪状況。

 

 

R8年5月25日立山室堂朝散歩 ライチョウ&ワニ・コアラ出現!

今週末(5/23(土)、5/24(日))は、小雨・霧にて肌寒い天候でしたが、みくりが池周辺やバスターミナル前広場にて、ライチョウがたくさん出現していました。お陰様で、当センターの受付窓口には、連日、数百人規模の方々からライチョウ目撃情報が寄せられており、たくさんのお客様に“ライチョウ観察記念シール”を配布させていただきました。

本日(5/25(月))は早朝から快晴となり、ライチョウを観察しながら散策してきましたので、現在の立山室堂の風景をご紹介させていただきます。

雪解けが進む、みくりが池への散策道横でのライチョウのツガイ。

上記ツガイのオス。素早く歩くときは尾羽を持ち上げて歩きます。

同じく上記ツガイのメス。メスも、もうすっかり、夏羽仕様です。

本日のカヤクグリ。今朝も素敵な囀りで挨拶してくれました。

昨日と異なり今朝は、富山平野の眺望も良かったです。(手前は、天狗平山荘&立山高原ホテル)

今朝のみくりが池&立山三峰・浄土山。

美しいアイスブルーのみくりが池の氷。最近の降雨で、だいぶん融けてきました。

夏道が出てきた、バスターミナルからみくりが池展望散策路の様子。

みくりが池温泉手前からの奥大日岳の展望。

雪解けが一気に進んだ、火山ガス監視ステーション前広場。

室堂山荘と浄土山。ライチョウ保護区域には環境省による立ち入り禁止ロープが張られています。

雄山の雪絵。有名な『ワニ・コアラ』わかります?