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立山自然保護センターブログ

R8年6月14日 雄山の花々&ライチョウ

先ほどの雄山登山ブログの続きです。

今朝(6月14日)の雄山登山にて、観察してきた高山植物とライチョウの写真をUPします。

室堂平では見かけることのない、または、まだ咲いていない可憐な植物たちを楽しんできました。

室堂より標高の高い雄山付近でも、いつのまにか冬から、(春を飛び越して)夏に変わろうとしているんですね。

また、産卵間近(もう産卵中?)のライチョウ達(アブレオスのコージローを含む)にも逢えましたのでご紹介いたします。

開花したばかりのハクサンイチゲ(一の越)

ミヤマキンバイ(雄山)

ミヤマキンバイ(一の越)

コメバツガザクラ。葉が三輪生(上から見ると3枚の葉が三菱状に開いている)することが特徴。(一の越)

ほとんどがまだツボミだったイワウメ。米粒状の小葉が密生している。(一の越)

まだツボミが多いハクサンシャクナゲ。室堂平では、まだツボミもでていません。(一の越)

ハクサンシャクナゲ。6月11日の降雪で花がダメージを受けていました。(一の越)

祓い堂手前のハイマツ林内にいたライチョウ(オス)。姿は見えませんでしたが、近くから「クゥークゥー」という、かわいいメスの鳴き声が聞こえました。

宿舎横の雪融け地で採餌していたライチョウ(オス単独)。もちろん、いつものコージローです。

コージローの換羽(白羽→黒羽)が遅い(まだら)のが少し気になります。

 

 

R8年6月13日 立山室堂早朝散歩

今朝(6月13日)は星空観察に続いて、一休みの後、早朝から氷が張って冷え切っている室堂平一帯を散策してきました。

立山室堂のライチョウ達は、そろそろ産卵を始めているようですが、まだツガイ行動で私たちの目の前に姿を現わせてくれていました。(さすがに6月下旬頃からは、メスは抱卵期に入り、人目につかなくなるようですけれど・・・。)

日に日に、雪融け跡から高山植物達が芽吹き始め、白銀一色だった室堂平が色づき、生命の息吹で賑やかしくなってきています。

立山の峰々は、朝日に照らされて輝く雲に包まれていました。

雲の中の雄山頂上(雄山神社・社務所)。

立山室堂での今日の日の出は真砂岳頂上付近から。AM5:34

日の出の斜光が差し込む別山の峰々。

冷え込んだみくりが池。今朝も氷点下になっていたので、水面には薄氷が張っていました。

浄土山とみくりが池。

湖面に浮かんでいる大きな氷の塊。北海道の知床ではありません。富山の風景です!

この時期咲いている数少ない花、ミツバオウレン。

ミドリガ池の仲良しツガイのオス①

ミドリガ池の仲良しツガイのオス② 昨年から、たくさんの写真撮影ありがとう!

ミドリガ池の仲良しツガイのメス。この個体もそろそろ産卵を始めているようです。

 

R8年6月7日 雪融け進む立山室堂

今朝(6月7日)は、みくりが池周辺を散策してきました。日に日に雪融けが進み、みくりが池の氷と水の割合も逆転しつつあります。雪融けあとには、高山植物の芽ばえも出始めており、イワカガミやミツバオウレンなどの早春の花々も咲き始めていました。立山室堂も“春から夏へ”の季節移行が加速化されてきているようです。

 

今朝のみくりが池。日に日に、氷面が融けて水面の面積が増えてきています。

立山三峰と浄土山を映しこむ、みくりが池。

氷の塊も大きく、車1台分はありそう?

氷面の窪地に水が溜まっており、凸凹の氷紋も浮き出ていました。

3日前から咲き始めていたイワカガミ。(みくりが池)

 

今シーズン初確認のハクサンイチゲ。今年もお花畑が楽しみです!(みくりが池)

立山室堂では、ガンコウランの次に咲く花々の一つ。ミツバオウレン(エンマ台近く)

ミネズオウの花も咲き始めました。小さくても樹木です。“ラスボス”のような名前です。(みくりが池温泉横)

ミヤマハンノキの雄花序。ブラブラとぶら下がっています。(みくりが池)

コバイケイソウの新芽。オオバギボウシと間違って中毒を起こす毒草です。(エンマ台近く)

宿舎横の雪壁上の単独オス。(コージローと名付けられています。)室堂山の他のオスと毎日バトルしています。

まだ、冬毛から夏毛に換羽しきっていないコージロー。朝からずっと見張り中。

晩夏のミクリガ池散策

8月もあと2日となりました。今朝の天気は高曇り

で一部、朝霧。気温は12℃ほど。

前日、「ミクリガ池」横の「血の池」近くでクマ

が出没したこともあり、クマ警戒パトロールも

かねて、ミクリガ池1周の散策をしました。

※今朝のパトロールでは、熊&痕跡は確認できま

せんでした。

イワイチョウの葉も黄色くなりはじめ、チングル

マの果穂も朝露に濡れていました。今咲いている花

では、オヤマリンドウとトリカブトの青や紫が際立

っています。また、これまで美しい花々を誇って

いた草木にも、果実も実ってきていました。

一面のチングルマ。お花畑が果穂がなびく草原になっていました。

今朝のミクリガ池。濃紺の静かな湖面が美しかったです。

静かな湖面に映った雲と空。

花弁が開きそうで開かない「オヤマリンドウ」

ハクサントリカブト(烏帽子カブトのような形です。)

花柱が特徴的なシナノオトギリ

花の終わった後のコウメバチソウ

花の終わった後のコバイケイソウ

クロウスゴの液果(実)

ベニバナイチゴの果実

ハイマツの球果(松ぼっくり)昨年の雌花が2年で熟します。

ミヤマハンノキの果穂

“極楽”浄土山のブロッケン現象

今朝は、一ノ越から浄土山を周遊してきました。

ここ数日、一ノ越・祓堂や浄土山・室堂山に熊目撃

の報告が多発していたので、熊パトロールを兼ての

巡視です。

AM5:00~AM7:00での巡視では、熊を確認すること

はできませんでしたが、本日(8/25(月))AM9:00

に、室堂山と浄土山の分岐点近くの草付地に成獣1匹

の目撃がありましたので、みなさんも、気をつけて

ください。

浄土山山頂周辺では、西側(有峰側)から雲海が沸

き上がってきていましたが、快晴のもと“縦走を“楽

しめました。

特に、朝陽を背後から受けて、西側の雲海に映った

自分の影の頭上に虹(ご光)が差す「ブロッケン現

象」を見ることができ、感激!しました。

さすが、古来から“極楽浄土”とされてきた浄土山と

いうことで、ご利益多い、巡視散策となりました。

しかしながら、あっという間に、霧雲に包まれ、

浄土山を下ることとなり、朝ごはんの時間に間に合

うよう、帰路を急ぎこととなりました。

朝霧に包まれた室堂平

真砂岳上空の飛行機雲が朝焼けしていました。

今朝の龍王岳

今朝の一ノ越から針ノ木岳方面の景色

浄土山のなだらかな稜線

『ブロッケン現象』自分の影がハイマツ上ですが、頭の部分にはご光が差していました。

影は映ったのですが、ご光が差さなかったバージョン。

浄土山北側ピークの標柱。平和が一番です。

浄土山~室堂山は、急坂のガレ場。両手をついて上り下りするような場所も多いですので注意!

室堂山登山道に合流すれば、もうすぐ、室堂山荘。ここは、“ヤマハハコの小路”になっていました。

かわいいウサギギクがまだ咲いていました。