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立山自然保護センターブログ

今朝のライチョウたち

今朝(4月16日)の星空観察のあと、一休みしまし

たが、朝食時間まで少し時間が余っています。

外は夜明け前から引き続き晴天で明るく、気温は

0℃。

ということで、本日のお客様にお伝えするライチョ

ウ情報を得るため、みくりが池1周の散策調査を

行ってきました。

昨日と同じ室堂山荘近くのハイマツ林の場所でオス

を1匹確認。みくりが池温泉周辺でオスを2匹確

認することができました。

ライチョウをよく見かける場所は、昨年と同じ場所

のようで、優良チェックポイントは、7~8箇所あ

ります。当センターにいらっしゃれれば、お伝えし

ますので、是非とも散策前にお立ち寄りください。

※ライチョウの周りには、たくさんの人が集まって

いますので、それを目印にしてすぐに見つけるこ

とができますが・・。

今日見たオスたちは、日に日に黒羽が混じり始めて

きているようです。お客様からは、オス&メスのツ

ガイ情報も入ってきていますので、繁殖期も近いよ

うです。

今朝の雄山山頂。

ライチョウの盲腸糞。雷鳥の盲腸内に細菌が共生していて、食物繊維を分解しているそうです。

ライチョウの足跡。足指は前に3本、後ろに1本です。

室堂山荘近くのオス。灰色の羽根がフワフワと抜け替わろうとしていました。

みくりが池温泉近くのオス。たくさんの人が集まっていました。

みくりが池温泉下、地獄谷分岐点のオス。頭が黒くなってきていました。

かがやく真砂岳の稜線の雲。もう少しで日の出です。

今朝の日の出。AM6:16分

富山平野の雲海の上に浮かんで見える、天狗平の立山高原ホテル。

 

ライチョウと氷の世界

4月12日今朝(5時30分)の気温は-6℃。快晴での

放射冷却で、もっと冷え込むかと思いましたが・・。

さすがに、前日は平野部で軒並み20℃以上の陽気と

なっており、室堂もちょっとだけ(4~5℃ぐらい?)

暖かくなっているみたいです。

それでもまだまだ、室堂は氷点下の世界であり、美し

い氷雪の風景が拡がっていました。

今朝は、みくりが池温泉近くでは、冬羽に少し夏羽の

黒点模様が出始めたライチョウ(オス)に合うことが

できました。

室堂でも、春は確実に近づいてきているようです。

アルペンルートやバスターミナルの除雪も完了してお

り、営業開始は4月15日です。

みなさんお待ちしています!

今年もよろしく。みくりが池温泉近くでのライチョウ(オス)

冬羽(白)に、頭の方からちょっとだけ夏羽(黒)が出始めていました。

凍り付く樹々と奥大日岳

ハイマツもすっかりと凍り付いていました。

日の出直前の立山&浄土山 ※左の建物は室堂山荘

凍り付いている浄土山の山頂

今朝の雄山頂上

全面氷結中のみくりが池

室堂での今朝の日の出は、6時22分でした。

凍り付いている剱岳

今朝の大日岳~奥大日岳の遠望

オコジョ 投稿者写真特集Ⅳ(H29ほか)

当ブログにてオコジョ特集Ⅰ(9月23日)、特集Ⅱ

(9月26日)、特集Ⅲ(10月19日)と続けてきま

したが、今回は特集Ⅳということで、平成29年度ほ

かにて、お客様から投稿していただいた写真をサル

ベージし整理しましたので、特集再公開させていた

だきます。

できるだけ、撮影年月日を記載しておきましたの

で、オコジョ観察の旅行計画や季節形態の予測など

の参考にしてください。

当センターに寄せられるR7年のオコジョの目撃情

報は、現時点(10/20)で200件となっています。

月別の件数ですと、4月:2件、5月:14件、

6月:1件、7月:55件、8月:81件、9月:40件、

10月:7件となっています。私見ではありますが、

6月に誕生した子オコジョたち(4~5匹)が、活発

に目撃されるようになったのは7月中旬以降であり、

好奇心旺盛な若オコジョたちが広域的に活発に動き

回る7月下旬~8月下旬が、ベストシーズンと感じて

います。この当年生まれの若オコジョたちは、大人

のオコジョたちとは全く異なり、人懐っこく、靴の

上に乗ってくるまで近づいくるので、本当にびっく

りさせられます。

それでは、皆さん、4回のブログ特集で紹介させてい

ただいたようなオコジョたちに会うため、是非とも

来シーズンは(も)、立山室堂にいらっしゃってくだ

さい。お待ちしております。

※立山自然保護センターにお立ち寄りいただければ、

最新のオコジョ目撃情報をご提供しています。また、

目撃情報の報告者には、素敵な『オコジョ目撃記念

ステッカー』をお配りしています。

草むらの岩穴からのぞいていますね。(H28,9,5)

ヒョッコリと出てきた感じがカワイイです。(H29,8,6)

毛並みが美しいオコジョ。首の長さがイタチ科っぽいですね。(H29,8,13)

しっかりと、撮影者を見ています。(R7,9,23)  ※最近の追加写真です。

これまた、岩の隙間からヒョッコリ出現!(R7,10,12)※最近の追加写真です。

閉山直前の冬毛バージョン①(H29,11,5)※シッポ先だけ黒いです。

閉山直前の冬毛バージョン②(H29,11,5)          ※正面から見るとネズミみたいですネ。

閉山直前の冬毛バージョン①(H29,11,5)              一度は見てみたい、憧れのホワイトオコジョ。

これまでに、いろいろと当センターにご投稿してい

ただきましたお客様に、感謝申し上げます。

立山室堂を訪れる皆様に、オコジョをはじめとした

自然の素晴らしさをお伝えさせていただき何よりで

した。本当に、ありがとうございました。

室堂の謎Ⅱ いなくなったクマ達

この夏、室堂平や一ノ越・祓堂、浄土山・室堂山

近辺で頻繁に出没していた“クマ達”も、9月15日

を最後に、その目撃情報は全く無くなりました。

室堂平から2時間ほど離れた場所の、室堂乗越から

雷鳥沢にかけての山腹斜面の成獣クマも、10月2日

の目撃情報を最後に、新たな目撃情報もありません。

室堂で長年仕事をしている職場や山小屋関係者等の

皆様からの聞き取りによると、

『毎年、室堂近辺のクマは9月末にはいなくなる。

餌も豊富で、冬ごもりできる標高1,000~1,500

mぐらいの山中に下りて行っているのでは?』

とのことです。

最近、富山県も含め全国的にたくさんのクマが、平

野地の居住区域に出没し、重大な人身事故などが発

生しています。樹の実の凶作による餌不足やクマ自

身の個体数の増加などの原因があるのでしょうが、

少なくとも、国立公園内の立山室堂においては、

“野性の尊厳をもって、人との関わりを持たない”

クマ達と

“自然公園を利用する一方、クマの棲息地を保全し、

クマ生態への影響を最小限に限定制限させる”

人間が

共存できる方策を模索していくことが重要と考え

ています。

以下、9/8、9/16、9/30のクマ特集ブログでも紹

介させていただいたクマ達の写真ですが、クマの

顔ズームアップでトリミング処理しました。

ボケボケの写真ですみませんが、室堂のクマ達の

いろいろな表情などお楽しみください。

R7,8,25室堂園地南①

R7,8,25室堂園地南②

R7,8,25室堂園地南③

R7,8,25室堂園地南④

R7,8,25室堂園地南⑤

R7,9,6一ノ越祓堂室①

R7,9,6一ノ越祓堂室②

R7,9,6一ノ越祓堂室③

R7,9,15ミクリガ池上部①

R7,9,15ミクリガ池上部②

R7,9,23雷鳥坂①

R7,9,23雷鳥坂②

 

室堂の謎 秋のライチョウの居場所はどこ?

最近、よく受付窓口にて、

「秋はライチョウを見つけにくいんですか?」

とお客さんに聞かれます。実際、9月半ば頃から

「ライチョウ目撃情報」が1/3程度まで減少して

います。実際、私個人も、9月に入ってからの朝

の散策時において、“一羽も見かけない”という日

が何日もあります。

元々、6月末からナワバリを解消し“自由行動”

をしているオス(又はオスグループ)は、室堂平

一帯ではほとんど見かけることはありません。

(毎朝、『グァーグァー』という鳴き声が聞こえ

るので、オス達もご近所で暮らしているみたいな

のですが・・・。)

問題は、あれほど登山道近くなどで育雛していた

母子グループがどこに行ったか?ということです。

「富山雷鳥研究会」の調査によると、

「雛が幼鳥に成長すると、母子たちは平坦地から、

餌や身を隠すものが多い谷筋に移動する。」

とのことで、どうやら、人間が見つけることがで

きないだけで、オス達同様に、近くに棲んでいる

ようです。実際、9月の「富山雷鳥研究会」の調

査にて、これまで数週間ほど目撃報告がなかった

「血の池」上部のハイマツ下に母子グループが居た

との報告事例もあり、やはり『見つけることができ

なかっただけなのか・・。』と納得するに至ってい

ます。

最近のお客様からの目撃情報(個体数報告)などか

ら、現在、複数の母子グループが合併して小集団化

が進んでいることが推測されます。

以下、ここ3週間の目撃状況を写真でピックアップ

しましたのでご覧ください。

※3枚目以降は、お客様から「雷鳥見守りネット」

に投稿していただいた写真を使用しています。

R7,10,6室堂平園地内 若鳥(2家族:5羽)

R7,10,6室堂平園地内 若鳥(2家族:5羽)

R7,10,6ターミナル前広場上部 メス1、若鳥2(1家族:3羽)

R7,10,1ホテル立山前園地 メス1、若鳥3(1家族:4羽)

R7,9,26ミドリガ池園地 メス1,若鳥2(1家族:3羽)

R7,9,25血の池 メス1、若鳥2(1家族:3羽)

R7,9,21 一ノ越祓堂手前 メス1、若鳥2(1家族:3羽)

R7,9,21園地広場 メス1、若鳥3(1家族:4羽)