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立山自然保護センターブログ

R8年9月28日 立山室堂ライチョウ目撃情報

先週は、シルバーウィーク連休として、紅葉ツアー週末としてたくさんのお客様が立山室堂にいらっしゃいました。

みなさん、どうもありがとうございました。

お天気が比較的に悪い日には、特に雨や濃霧の時間帯を中心に、ライチョウさんはたくさん人前に出てきてくれました。

日単位の目撃報告件数は、以下のとおりです。

9/19(晴れ/曇り)31件、9/20(曇り/晴れ)60件、9/21(晴れ/曇り)32件、9/22(晴れ)34件、9/23(晴れ/曇り)35件、9/24(曇り/晴れ)17件、9/25(晴れ/曇り)13件、9/26(雨・霧)59件、9/27(雨・霧)25件

先週は『ライチョウ見守りネット』に素敵なライチョウ写真をたくさん投稿していただきました。

貴重なお客様の写真をこのブログにて再公開させていただきます。(夢貯様、きのこよ様、むむ様、岡田様、よろずの里様、かの様、かわいいライチョウさんの写真投稿どうもありがとうございました。

※最近の写真が無くて困っていました。助かりました・・・。)

最後の写真は『ライチョウ秋羽根オスメス判別写真』です。R7年9月21日ブログからの再公開です。ご参考にまで。

リンドウ池の親子5羽。写真は若鳥(9,19PM0:25夢貯様投稿写真)

雷鳥荘下での親子2羽。写真は母鳥(9,19PM2:25きのこよ様投稿写真)

慰霊塔近くの成鳥オスメス2羽。(9,21AM8:00夢貯様投稿写真)

慰霊塔近くの親子4羽。(9,21AM8:10夢貯様投稿写真)

慰霊塔~室堂山荘中間地の成鳥3羽。写真はオス(9,23PM2:40むむ様投稿写真)

エンマ台血の池側の親子5羽。(9,24AM9:14岡田様投稿写真※みかんファミリーかも?

真砂岳下部大走りの親子4羽(9,24am11:30よろずの里様写真投稿)

慰霊塔近くの親子4羽。写真は母鳥(9,27AM11:45かの様)

秋羽根の成鳥オスメス判別写真

連休記念 ライチョウのお食事特集

シルバーウィークの連休を記念しての特集記事です。

頻繁に、お客様から「ライチョウは何を食べているの?」という質問を受けます。

いつも植物名でお答えしているのですが、やはり写真等での説明が必要かな?と感じていたので、今回は、ライチョウさんのお食事中の生態写真と植物写真を組み合わせて説明いたします。

最近の写真に加え、長年、当センターHPブログ等に貯めこんでいた“貴重な生態写真”も含めて、再公開いたします。

春先の雪融けあと地では、よくガンコウランの葉を食べています。口の中にガンコウランの葉が見えます。(R8,4,17血の池、メス)

エサの少ない冬や春には、ミヤマハンノキやナナカマドなどの樹木の冬芽を食べています。(R84,17血の池、メス)

ガンコウラン。ライチョウは葉(春夏)も実(秋)も大好物です。

高山植物の花が咲き始める頃からは、柔らかい葉や花を好んで食べます。(R8,7,18室堂平、母鳥)

母鳥と同じように雛たちも花が大好き。写真はチングルマの花(R87,20室堂山、雛)

ライチョウは、いろんな花びらを食べています。写真はオオツガザクラ(2018,7,13室堂平、雛)

この雛もイワカガミやアオノツガザクラの花びらを夢中についばんでいました。(R87,20別山、雛)

幼鳥3羽がしきりに、ガンコウランやクロウスゴの樹の実を食べていました。(R8,9,15室堂平、幼鳥)

大好物のクロウスゴの葉と実。似た樹木のクロマメノキも大好物。

クロウスゴの実を食べたあとは、この“紫ウンチ”が排泄されます。

意外にも、湿布薬の臭いがするシラタマノキの実も大好物です。(2024,10,13ミドリガ池、オス)

シラタマノキ“白玉の木“”の実。葉・枝・実には“サロメチール臭”があります。

 

ハイマツの実も栄養価が高いのでよく食べます。実を取り出しています。(2018,9,29室堂平、オス)

ハイマツの松ぼっくりの中には、おいしい実がたくさん詰まっています。

そのほか、甘いコケモモの実も大好物です。

クモマヒナバッタなどのバッタ類も、親や雛の貴重なタンパク源として採取しています。

ウラジナナカマドの実も食べるそうです。

貴重な、樹に登ってウラジロナナカマドを食べている生態写真。(2017,10,25ミクリガ池、メス)

 

R8年9月19日 立山室堂ライチョウ情報

今日(9月19日)からシルバーウィーク(5連休)です。

立山室堂にもたくさんのお客様が訪れてきていますが、みなさんが楽しみにされていますライチョウの目撃情報をお知らせいたします。

近日のライチョウの出没状況を端的に言い表しますと、

「晴れると出てこない。雨や濃霧などのお天気が悪い日にはたくさん出てくる。」

という日が続いています。当センターへの目撃情報数も、以下のとおり、

9月14日(月)[曇・霧]:29件、9月15日(火)[雨・霧]:33件、9月16日(水)[雨・霧]:45件

9月17日(木)[晴]:15件、9月18日(金)[晴・雲]:3件、9月19日(土)PM12時現在[晴]:4件

とお天気の悪い日の方が圧倒的に出現数が多いようです。

以下、今朝、代替歩道で逢ってきたオス・メスペアと先日、慰霊塔近くでも目撃した母鳥(写真は取れなかったですが、幼鳥は3羽)の写真を公開します。

オスの成鳥。メスより早く秋羽根に換羽しているので全体的に“真っ黒”な感じです。(9/19室堂山荘近く。代替歩道)

時たま、「グッ、グッ」と低い声でこちらを警戒していました。(9/19室堂山荘近く。代替歩道)

今年は繁殖がうまくいかなかったのか?見た目は、夏羽根のメス。これから秋羽根に換羽か?(9/19室堂山荘近く。代替歩道)

時たま、耳を澄ますと、「ヒッヒッ」という息を出すような鳴き声を出していました。(9/19室堂山荘近く。代替歩道)

 

メス。吸い込まれそうな、つぶらな黒い瞳。イワイチョウの草むらベッドで夜を過ごしたか?(9/19室堂山荘近く。代替歩道)

メス。まあるくてかわいいです。(9/19室堂山荘近く。代替歩道)

3羽の幼鳥といっしょにいた母鳥(9/7慰霊塔)。足環から、2回目の繁殖で7/21に6羽を孵化させた母鳥と判定。

母鳥の顔アップ(9/7慰霊塔近く)2回の出卵と子育てのため、秋羽根への換羽が他のメスより遅れているようです。

 

 

R8年9月15日 立山室堂ライチョウ出没情報

今朝(9月15日)は、秋雨前線の影響を受けて、立山室堂は朝から濃い霧に包まれ、時折雨も降っています。

ということで、絶好のお天気条件が揃ったので、今日は“ライチョウ出没注意報”が発令されました。(笑。もちろん嘘です。)

現在のところ、午前中だけで6家族21羽(母鳥6,若鳥15)とオス2羽が目撃されています。

立山室堂のお天気はあいにくですが“ライチョウ祭り”開催中です。

・慰霊塔周辺:1家族4羽(母鳥1,若鳥3)

・玉殿の湧き周辺:1家族2羽(母鳥1,若鳥1)

・立山センター横:2家族8羽(母鳥1,若鳥1)・(母鳥1、若鳥5)

・室堂山荘前:1家族3羽(母鳥1,若鳥2)

・ミドリガ池園地:1家族4羽(母鳥1,若鳥3)+オス2羽

本日AM11時頃に撮影した、立山センター横の6羽家族の写真を下記のとおり公開いたします。

突如、立山センター横に出現した6羽の母鳥の写真

現時点で、室堂平にて5羽の子供を連れている親子は確認されていないので、室堂山の親子が下りてきたのかも?

まあるいお母さん鳥。周囲を警戒しています。

羽根づくろい中の母鳥。秋羽根への換羽で風切り羽根が抜け替わっているようです。

母鳥にそっくりな模様の幼鳥(そろそろ若鳥)。

背中の羽根の白い模様が親鳥との区別点です。

若鳥。周囲をキョロキョロ。胸羽根模様が母鳥とそっくり。

若鳥。

母鳥・若鳥・若鳥の3羽並び。大好物のクロウスゴの実をついばんでいました。

今度は、若鳥・若鳥・若鳥の3ショット。

兄弟5羽中、3羽が同じ動作をしていました。ガンコウランの実をついばみ中。

兄弟5羽中、3羽が同じ動作中Ⅱ。同時羽根づくろいシンクロ中。

若鳥の正面の羽根模様。

5羽兄弟は、仲良しこよしで癒されます。母さん鳥、子育て頑張ったね。

 

 

 

R8年9月7日 立山室堂 ライチョウ同時多発出没!

ここ2~3日、天候が悪く、外を歩くお客さんが少なく、ライチョウ目撃情報が少なかったのですが、昨日(9月7日)の午後2時から4時の間に時間を作って、ライチョウ捜索に出向いてきました。

昨日は、午前まで晴れていて目撃情報も少なかったのですが、午後から雄山方面から霧が下りてきて、室堂平一帯が霧に包まれたとたんに、そこかしこでライチョウたちが活動が活発となり、人前に出てきてくれました。以下、私とナチュラリスト3名がこの時間帯に目撃した場所・数などを整理しましたので公表します。

【R8年9月7日PM2時~4時】

・室堂展望台散策コース:①母鳥1・幼鳥3、②オス1、③オス1鳴き声のみ、④オス1鳴き声のみ

・玉殿の岩屋展望コース:⑤母鳥1・幼鳥1

・室堂山荘北側草原:⑥母鳥1・幼鳥3、⑦オス1鳴き声のみ

・ミドリガ池~ガスステーション前:⑧オス1

・雷鳥荘下~雷鳥沢野営場斜面:⑨オス1、⑩母鳥1・幼鳥4

・みくりが池温泉下:⑪オス1

以上、見通しが悪くなっただけで、同時に11組22羽(メス4、オス7、幼鳥11)ものライチョウたちが出没していたようです。

やはり、この時期のライチョウたちは、秋羽根への換羽中につき、警戒心を強めて積極的な行動を控えているようです。

天気がいいと景色が良く、天気が悪いとライチョウさんたちに逢えるので、立山室堂はいつでも幸せです。

以下、①の家族、②オスの写真です。現在のライチョウの様相を見てください。

3羽の幼鳥の母鳥。23年9月に足環(緑緑・黒黄)がつけられた個体。室堂山展望台散策道。

母鳥が周囲を警戒しながらブルブルっと羽根をばたつかせました。

“チングルマの雲”の上の母鳥

3羽の幼鳥の内の1羽。もう、立派なライチョウシルエット。

幼鳥の風切り羽が1枚抜け残っていました。新しい白い風切り羽根に生え変わると若鳥と呼ばれます。

幼鳥。レッドアイラインが素敵です。

幼鳥。秋羽根の母鳥との違いは、白い羽根の部分が多くて縦に流れるように見えること。

幼鳥の頃から“まん丸ちゃん”

正面から見た幼鳥。たくましくてリリシイです。

幼鳥の顔アップ。「フンッ!なんだよ!」

幼鳥頃の肉冠。色的には、しっかりと赤くなっています。

幼鳥。基本的には肉冠の赤が発達しているようですが、赤ラインが目立たない時もあります。

声だけではなく、久しぶりに姿まで見えたオス。ひょっとして「コージローさん?」すぐに飛んで行ったので、足環確認できませんでした。