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立山自然保護センターブログ

R8年8月30日 大雨の立山室堂

立山室堂では、26日(水曜日)夜半からこれまで、雨が断続的に降り続いています。

【立山室堂での雨量データ】

・26日18時~27日21時まで:振り出し累計202mm

・28日6時~15時まで:振り出し累計29mm

・29日1時~24時まで:振り出し累計249mm

・30日1時~11時現在まで:振り出し累計72mm

と、ここ4日間の現在(30日11時)までに、累計合計552mmもの記録的な雨が降っています。

現在も、多少、風が弱くなってきたのですが、霧が立ち込め雨が降ったり止んだりなので、「自然解説ツアー」は、屋外に出ないで、館内での自然解説で代行しています。

悪天候の中なのですが、ライチョウ親子の目撃情報が、当センターやターミナル周辺にて集まりだしてきています。

明日からの天気回復に期待です!

立山自然保護センター3Fデッキのようす。

ターミナル前の「立山玉殿の清水」のようす。

明日(8月31日)で現経営体制での営業を休止する「ホテル立山」

今日のミクリガ池は霧の中。

当センター階段上の、大雨でできた湿地帯の水たまり。

イワイチョウの葉が少し、黄葉し始めてきていました。

 

 

新2時間コース「玉殿の岩屋展望コース」の紹介Ⅱ(お花編)

8月31日(月)から使用開始の新コース(代替歩道)は、立山室堂平でも最後まで積雪が残っているエリアです。

ですので、室堂平一帯では、6月下旬~8上旬に咲いていた花々が、現在でも見られる『タイムスリップゾーン』となっています。

初秋の草花&紅(黄)葉に移ろいで行く室堂平とは異なって、もうしばらくは、この新コースでは夏の草花を楽しむことができます。高山植物のお花たちに、名残惜しい方々は、是非ともこの新コースでの自然解説ツアーにいらっしゃってください。

室堂平では、もう見かけなくなったチングルマの花。※ここでも、もうそろそろ終わりですが・・・。

なんと、6月の花「ハクサンイチゲ」も、まだ咲いていました。

初秋の花、モミジカラマツも同時に咲いていました。

大の字がいっぱい。ミヤマダイモンジソウもまだまだ開花中!です。

ヨツバシオガマとハクサンボウフウの花々

ヨツバシオガマもまだまだ咲いています。

かわいい黄色い妖精さん。ウサギギク。

室堂平では、花はすっかり見かけなくなっています・・・。夏の名残か、ヒマワリの花のよう。

イワオトギリ(✖岩男と義理 〇岩弟切)

今、秋羽根に換羽中のライチョウの風切りばねが落ちていました。※ラッキーです!

 

新2時間コース「玉殿の岩屋展望コース」の紹介Ⅰ(コース編)

今年度8月31日(月)から、当センター自然解説ツアーにおいて、新コース利用(2時間)が開始されます。

今朝(8月23日)、現地の下見を行ってきましたので、みなさんにこのコースの状況を紹介させていただきます。

この新コースの名前は、「玉殿の岩屋展望コース」といい、室堂山荘近くを起点とし雷鳥沢野営場を終点とする「代替歩道」の一部(室堂山荘側の約1Km)を利用するものです。

これまで利用通行されていた、旧室堂山荘裏からの「玉殿の岩屋散策通路」は、岩屋上部の岩盤崩落・落石のため、R8年度から全面通行止めとなっています。ですので、この新コースは、「玉殿の岩屋」に直接アプローチするのではなく、ちょっと離れた代替歩道から「岩屋」を“展望する”コースとなっています。

このコースは、立山トンネル(現在、室堂⇔大観峰の電気バスが通行しているトンネル)の建設当時のズリ運搬道路跡地を利用した登山道で、半世紀以上前の道路施設などが現在でも残っています。ライチョウや高山植物も多く、自然観察には最適の場となっています。立山室堂に来ても、なかなか立ち寄れないコースですので、一度、参加体験されてはいかがでしょうか?

新コース(代替歩道)は、室堂園地を通り抜け、室堂山荘近くのこの場所を左手に入っていきます。

雷鳥沢野営場までの代替歩道の位置図。新コースは、【現在地】から1Km先ぐらいまでの区間です。

代替歩道は、境界丸棒と側溝コンクリートの間を歩きます。

雄山の直下、浄土沢の対岸を下っていきます。

途中、側溝を横断する場合は、鉄板橋を渡ります。※濡れている場合は、スリップに注意してください。

今日は、曇り空でしたが、晴れれば、雄山~浄土沢の大パノラマが広がります。

左手に、岩屋の岩壁が見えてきます。

室堂山荘の下が、「玉殿の岩屋」です。※現在、全面通行禁止となっています。

新コースは、この先のカーブにて折り返しとなります。※来た道を戻ります。

室堂山荘と玉殿の岩屋(岩崖の下部にあります。)の展望状況。

 

 

 

 

自主イベント 「立山の歴史を探る」を開催しました。

本日(8月1日)、富山県立山博物館学芸課長森山義和さん、同主任専門員吉野俊哉さんを講師に迎え、当センター1階レクチャールームにて、自主企画である「立山の歴史を探る」を開催しました。

この講演会には、22名の参加があり、受講生たちは、「立山開山縁起」による立山開山伝説や、「立山曼荼羅」による「立山地獄説話」など、立山信仰について、ユーモア溢れる講師先生のお話で楽しく学ぶことができました。

※次回の自主イベントは、9月5日(土)AM10:00~の「立山の気象 空の観測方法」(講師:富山地方気象台 木津暢彦さん)です。みなさん、ご参加よろしくお願いします。

曼荼羅絵図による「立山地獄」の解説

近代に繋がる立山信仰の歴史について学びました。

「立山開山縁起」の講演

講師先生、受講生の皆様、どうもありがとうございました。

 

講演・観察会「立山の高山植物を探る」開催しました。

本日(7/18)、当センターの本年度3回目の自主事業(講演・観察会)を開催しました。

今回は、「立山の高山植物を探る」として富山県中央植物園の吉田めぐみさんを講師に招き、当センター1Fレクチャールームにて、高山帯植生などの説明の後、実際に高山植物が咲き乱れる立山室堂平を受講生(25名)と一緒に散策しました。

吉田先生からは、チングルマの成長速度やイワイチョウの異形花柱性による生存戦略、コバイケイソウの両性花&雄花の違いなどなど・・・・。たくさんの興味ある事項を専門的な内容でありながら、わかりやすい解説にて高山植物たちの隠された秘密をご教授していただきました。

受講生のみなさんは、吉田先生の話術に引きこまれつつ、高山植物の美しさやその生命力の強さに感動し、立山室堂の休日を満喫されているようでした。

まずは、たくさんの花々を育む、立山の山々の解説から始まりました。

散策道脇にも可憐な花たちが・・・。高山植物の1番のマナーは、高山植物を踏みつけないこと!

チングルマ、イワイチョウ、タテヤマチングルマ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲのお花畑の解説。

雪融け後の雪田草原(イワイチョウ-ショウジョウスゲ群集)の説明。

雪融け直後のこの箇所は、お花畑はこれからが本番。

高山植物各種の名前・特徴などを丁寧に説明。

ベニバナイチゴやノウゴウイチゴの花&実、ミヤマキンバイの湿原型⇔稜線型の形態の違いを説明。