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立山自然保護センターブログ

雄山登山情報(室堂 ~ 一の越の雪渓状況)

たくさんのお客様から「雄山を登山したいのですが、一の越までの雪渓はどんな様子ですか?」との問い合わせがあります。

『例年どおり、断続的に雪渓トラーバースの雪道が断続的に続いています。』

『不安な方、雪上歩行に慣れていない方は、簡易アイゼンなどの携帯準備が必要です。』

・・・・などと、お答えしているのですが、今朝(6月29日)写真を撮ってきたので、参考にしてみてください。

現在の立山室堂の日の出はAM5:30ぐらいですが、AM4:30ぐらいから明るくなってきています。

室堂山荘横の浄土山登山道との三差路付近。ここから雪道の登山道が始まります。

最初の雪渓トラバース区間。早朝は、雪の表面が凍っているので転倒に注意してください。

6月22日に山小屋・山岳警備隊・立山センター関係者にて、横断方向に「雪切り」施業されています。ありがとうございます!

他人の踏み跡の窪地を歩くと滑りにくいです。雪面が赤っぽいのは、赤い色素を持つ雪氷藻類による「赤雪」と呼ばれる現象のせいです。

先に進むと、登山道も段々と急こう配になってきます。

夏道とは異なる場所に雪道が設定されていますので、踏み跡や竹ポールを目印にしてください。

浄土沢の横断箇所。毎年、この沢に最後まで雪が残っています。

祓い堂の休憩ポイント。現在、祓い堂の先にある雪渓は、あと2か所のみ。

一の越山荘の200m手前のこの雪渓が最後の雪道。ここから雄山頂上までは、もう雪はありません。

現在の一の越山荘の状況。公衆チップ制トイレは、まだ使用不可です。

※一の越から雄山山頂への登山道情報は、当センターの過去ブログ(5月26日又は6月14日)を参考にしてください。

 

R8年6月28日 朝散策Ⅰ(風景編)

今朝(6月28日)は、気持ちの良い晴れ。最近、日に日に雪融けが進む立山室堂の現在の風景をみなさんにお伝えします。

なお、高山植物やライチョウについては、次回、朝散策Ⅱ(花・ライチョウ編)にて公開いたします。

朝日を映すみくりが池。今朝の日の出は、真砂岳方面からAM5:39でした。

みくりが池温泉前の展望台。今日も浄土山は美しいです。

ただいま、みくりが池キャーンペーン中。当センター3階受付にて、みくりが池記念シール配布中!

みどりが池散策路から、みくりが池・ホテル立山・国見岳方面を望む。

みくりが池に写しこまれた立山三峰。

みくりが池には、まだまだ巨大な氷が浮いています。

浮いている氷の一つ。アイスブルーの輝きです。

血の池稜線散策道からエンマ台方面を望む。梅雨とは思えない青空が拡がっていました。

ミドリガ池もすっかり水面が現れてきました。美しい逆さ立山三峰の絶景ポイントです。

室堂山荘からバスターミナルの室堂平の積雪もだいぶん融けてきました。梅雨が明ければ、夏山シーズン到来です!

R8年6月27日 夕日の無い夕暮れ

昨日(6月27日)は久しぶりの好天で、久しぶりの夕日が期待大の日でありました。

宿舎の窓から富山平野に分厚い雲海が発達しているのを確認し、PM6:00から夕暮れ散策に出向きました。

夕日が落ちてくるまで、しばらくの間、弥陀ヶ原を包み込んでいた雲海が、天狗平まで押し寄せ、大日岳を取り囲むように上昇してくるのを眺めていました。

残念ながら昨日は、夕日は雲の隙間から光の矢を放ちながら、その姿を見せることなく厚い雲の向こうに沈んでいきました。

6月27日PM6:07 天狗平に押し寄る雲海

押し寄せる雲海が通り過ぎた後の天狗平山荘

魚津の方向の富山平野の雲海の状況。毛勝三山が島のように浮いていました。(おおよそ標高2,400mの山々)

浮島のようになっている毛勝三山のアップ、(室堂平からは、みくりが池温泉の向こうに見えます。)

大日岳の上空に、光が差し込んできました。『天使の梯子』(チンダル現象)というそうです。

本日の夕日は、厚い雲の向こう・・・・。ダメかな。

再び、雲海が押しあがってきて大日岳を取り囲んできました。

少しだけ、大日岳の向こうに夕焼けがにじんできました。

今日は夕焼けは無し。残念。夕日が雲の中に消えて、雲海が水墨画のように押上がってきました。

R8年6月27日 立山室堂朝散歩

台風&梅雨の影響により、ここ数日、荒天が続いていた立山室堂ですが、今日(R8年6月27日)は、朝から晴れています。

富山平野の方は、分厚い雲海が拡がっており、上山されたお客さんの話では、富山市内は雨だったそうです。

ただ、ここ数日の強風と冷たい雨のせいで、せっかく咲き始めていた高山植物の花びらが痛んだり、散ったりしていました。(これからたくさんの花々が咲き始めるので、お花畑には影響はありませんが・・・・。)

7月に入ると、ライチョウの母子&高山植物のお花畑の夏山シーズン突入です。楽しみですね。

今日の天狗平方向の展望。雲海の下は大雨だそうです。

みくりが池の氷もだいぶん融けてきました。剱~剱御前~別山方向。

みくりが池水面の“逆さ立山三峰&浄土山”

みくりが池のほとりの見張りライチョウ ※5月末に足を怪我していたのですが、現在は回復し大丈夫そうです。

立山三峰をバックにした見張りオス。前の写真と同じ個体。この場所で毎年ツガイとなっているメスと再繁殖チャレンジ中とのこと。

昨日までの雨風で傷んだチングルマの花弁。

そこかしこで咲き始めたアオノツガザクラ。提灯の集まりのよう。

これから、お花畑の主役となってくるハクサンイチゲ。

風雨で花弁が少し痛んでいたイワカガミ。新緑の中の美しい彩りは目を引きます。

室堂では少ない森林性の植物。ショウジョウバカマ。ホテル立山前

やっと咲き始めたばかりなのに・・・。花弁が痛んでいたクロユリ。

草原にて、これから開花してくるヒメイワショイウブ。※よく見るとネバリノギランではなかったです。

 

R8年6月23日 黒部平Ⅰ【コース編】

本日(6月23日)、梅雨中の晴れ間をぬって、黒部平(標高1,828m)及び黒部湖畔(標高1,455m)に行ってきました。

立山室堂でも高山植物達が咲き始めているのですが、この時期の山地帯の植物達も見てみたかったので、ちょっとした“遠征”を行いました。

立山室堂→大観望は電気バス(10分)、大観峰→黒部平はロープウエー(7分)、黒部平からは「ロッジくろよん」経由(下り徒歩60分)で黒部ダムに行き(水平徒歩30分)、帰りは黒部湖→黒部平間をケーブルカー(5分)を利用しました。

だいたいの日程は、AM8:00に自然保護センターを出発、AM8:30大観峰、AM8:40黒部平、AM10:00ロッジくろよん、AM11:00黒部ダム、PM12:00に室堂帰所というものでした。※コースタイムなどは参考にまで。

植物観察のポイントは、黒部平駅周辺と黒部平から「ロッジくろよん」までの中間ぐらいのブナ・クロベ等の大木の樹林帯です。

特に「ロッジくろよん」までの下りは、木製階段など整備された登山道ですが、まだまだ利用者が少ないシーズンですので、笹薮の“ヤブコギ”が必要です。登山道先にクマが居ないか確認しながら、音や声を出しながら用心深くゆっくりと歩きましょう。なお、「ロッジくろよん」⇔黒部湖駅・黒部ダムまでは、コンクリート舗装された水平散策道にて、どなたでも快適に楽しむことができます。※黒部湖駅から10分の遊覧船のりば近くの『かんぱ谷橋』はスリルある吊り橋です。高所が苦手な方やお子様は特に注意してください。

ハイシーズンでも“人の少ない静かな”コースです。ブナやクロベ(ネズコ)、コメツガなどの数百年生の巨木の森をゆっくりとと楽しむことができる素晴らしいコースです。森林・巨木好きの方は、必見です。

※次回のブログは、黒部平Ⅱ【植物編】です。

室堂出発の電気バス。富山県上市町出身の細田守監督のアニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」がラッピングされています。

大観望駅で電気バスからロープウェイに乗り換え

大観望駅からたんぼ平・黒部平駅を見下ろした風景。

ロープウエーは必ず、上下便がすれ違います。

いつもの風景(室堂側)とは反対から見た雄山三峰。雄山直下をくり貫いたトンネルの出口が大観峰駅。

黒部平駅周辺には、高山植物観察園が整備されているので、乗り継ぎ時間がある場合は、要必見です。

新緑の黒部平駅周辺及び立山の風景

黒部平駅から「ロッジくろよん」までの登山道。下り始めて5分でこんな感じです。見通しがきかない笹薮なので、足元の確認と熊出没には細心の注意を!

下り始めて20分、ブナの大木が多くなってきました。

200年生以上のブナの大木。

クロべ(別名ネズコ)黒部の由来は、このクロベから。

根上がり株。巨木の大半は、古株か巨石の上に株立ちしています。

これも、巨石の上に株立つクロベ(ネズコ)

黒部平駅から巨木の森を抜けて、黒部湖畔近くのロッジくろよんに到着。ゆっくり徒歩&写真撮影で約60分。

ロッジくろよんのすぐ横にある「たんぼ沢キャンプ場」トイレもあります。

黒部湖畔。御山谷展望台への周遊散策道は、通行止め箇所があるので、黒部ダム側の道からの往復がお勧め。(キャンプ場側の道は、この写真の位置で通行止め。)

黒部湖駅までの水平散策道は、この様な整備された舗装道。

かんぱ谷橋手前からの黒部ダムの風景。橋の向こう側の遊覧船のりばを通り過ぎて、黒部湖駅の入口トンネルまであと10分。