BLOG

立山自然保護センターブログ

今日の立山室堂(R7年11月2日)

立山室堂は、先週末から荒天が続いており、今朝か

ら時折、突風とともに地吹雪が起こっています。

開館時の外気は-2.3℃。AM11時になっても

-2.2℃となかなか気温があがりません。積雪は、

約35cmとあまりかわりませんが、新たに積もる雪

より、積もっている粉雪が横に舞っているという感

じです。

とりあえず、毎朝の日課として1F入口通路と

3Fデッキ通路の“雪かき”をしましたが、夕方には、

また雪に覆われているという毎日の繰り返しであり

ます。

立山センター(活動拠点施設)の大きなツララ。立山は見えません。

アルペンルート室堂ターミナル駐車場の除雪状況

立山自然保護センターの様子

自然保護センター3Fデッキの様子。通路の除雪に1時間ほどかかりました。

一時的に、奥大日岳方向の峰々が見えました。たくさんの観光客が雪景色を楽しんでいました。

ターミナル前の「玉殿の湧き水」周辺の様子。

室堂平散策には、吹き溜まり箇所(40~50cm)での積雪対策が必要です。

センター南側の国見岳方向の雪景色。

 

白銀の世界!立山室堂、賑わっています!

10月29日(水)昨日までの吹雪から今朝は、すばらしい白銀の世界を立山室堂平は迎えました。早朝からたくさんの観光客で賑わっています。

積雪は、多いところで30センチ位です。遊歩道を歩く際は、滑りやすいところがたくさんあります。足下には、お気を付け下さい。冬に向かう様子のライチョウの情報などが自然保護センターに届いてきております。どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。スタッフ一同、お待ち致しております。

湧水広場の様子

みくりが池への遊歩道

今朝のみくりが池

室堂平の遊歩道の様子

初雪の翌日(R7年10月28日)

昨日(10/27(月))は、過去2番目に遅い初雪観測日

となりましたが、昨日中から今朝(現在も)にかけて、

“霧のような細かい”細雪が降り続いています。

現在の外気は-4.7℃。雪質は、アラレも混じってい

ないパッサパッサのパウダースノー。自然保護センタ

ーのデッキで積雪深を測ってみますと22cmでした。

昨日造った、親子ライチョウも吹き溜まりの中に埋も

れていました。

弥陀ケ原(標高1,930m)でも降雪が観測されたそう

ですが、朝から、美女平からの高原バスも通常どおり

に運行しています。サスガです。早朝から除雪や運転

準備されていたアルペンルート関係者の皆様に感謝!

立山自然保護センター3Fデッキの様子。

昨日、きれいに除雪していた場所もこのとおり。

10/27~10/28での積雪深は22cmでした。

細かな雪が降り続いており、見通しは良くありません。

今朝の最低気温は、-7℃(推定)ぐらいでした。

バスターミナルの駐車場も除雪されていました。

 

立山室堂『初雪だより』(R7年10月27日)

『寒い! 外は氷点下かな・・・?』

昨夜(10月26日(日))からの風雨のなか、今朝

の明け方から急激に冷え込んできたようです。

AM5時40分ごろ、ヒューヒューという強風音の

中から、いつもどおりの『ガッガッー、ガッッー』

というオスのライチョウの鳴き声が聞こえてきまし

た。(たぶん、昨年からセンター周辺に棲みついて

いる「コウジロウ」のお目覚めの一声でしょう。)

頑張って、ちょっと外に出てみると、濃い霧の中、

地上が“真っ白”になっていました。

立山室堂の初雪でした。

室堂平での近年の初雪観測を調べてみますと、

R6年:11/6、R5年:10/5、R4年:10/6、

R3年:10/17、R2年:10/17、R1年:10/22、

H30年:10/2、H29年:10/6、H28年:10/12、

と令和6年だけが11月の観測記録でして、大半は、

10月上旬~中旬なので、本日の令和7年10月

27日の初雪観測は、遅い方の記録となりました。

これも、温暖化の影響でしょうか?

とりあえず、自然保護センターは、11月15日まで、

毎日、営業しております。寒くなってきたので、

暖かい服装でいらっしゃってください。

とりあえず、3Fデッキを除雪しました。

除雪で集めた雪で、「親子ライチョウ」をつくりました。※本人作。ブサイクですみません。

R7年10月27日AM7:00 立山自然保護センターの状況。

室堂平の石畳も初雪で真っ白。滑らないよう気をつけてください。

立山自然保護センター周りの雪景色。これから、長い冬が始まります。

湿地の水たまりに、雪が融け込んでいました。

落葉し“対凍性”を高め、厳しい冬を乗り切る高山植物(チングルマ)

凍った枯草(たぶん、ヒロハコメススキ)

来春の除雪目印用&積雪深観測用のポール(9m!これだけ積もります!)

 

 

 

レモン彗星と神秘的な室堂平の星々

昨夜の24日、今話題となっている今年1月に発見さ

れ発見場所の「レモン天文台」に命名由来する

『レモン彗星』を観察・撮影しました。

時間は、夕方の18時30分頃で、大日岳上空にある

北斗七星の西の空で富山平野の上空の方角で見つけ

ることができました。

レモン彗星は、今週の21日に地球に最接近していた

そうですが、11月上旬頃まで、日没後の西の空で観

察できるそうです。

ちょうど、オリオン座流星群も同じく21日に極大日

をむかえていたのですが、昨夜は、大きな流れ星を

3つほど眺めただけで、20時ごろから、大日岳や別

山の上空に薄雲がかかってきました。

厳しい寒さ(-2℃ぐらい)に耐え忍びながら、ミク

リガ池湖畔にて粘っていたのですが、流星群の撮影は

また、後日にすることとしました。

神秘的な室堂平の星空観察は、もうヤミツキです。

常駐する11月中旬まで楽しむこととします。

10月24日(金)17:12の夕暮れ。今夜は晴れそう!

大日岳の斜め上。西の空(富山平野上空)のレモン彗星

これが『レモン彗星』! やっと、撮影できました。

天狗山と富山平野の夜景

ホテル立山・国見岳上空の天の川

神秘的な奥大日岳・大日岳の笠雲/星空Ⅰ

神秘的な奥大日岳・大日岳の笠雲/星空Ⅱ

神秘的な奥大日岳・大日岳の笠雲/星空Ⅲ

薄雲とみくりが池温泉/魚津市方面の灯の間の星々

別山方面の星景

別山~真砂岳方面の星景 ※フィルター(プロソフトンA)使用

別山上空のカペラがミクリガ池湖面に映っていました。

偶然写っていた流れ星。でも、人工衛星かも?