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立山自然保護センターブログ

R8年7月26日 立山室堂平ライチョウ親子情報

当ブログにて、今シーズンのライチョウ親子情報をR8年7月3日の親子初確認以来、随時ご提供してきました。

特に、R8年7月11日の「立山室堂ライチョウ情報」やR8年7月18日の「新登場立山室堂ライチョウ親子Ⅰ,Ⅱ」にてお伝えしましたとおり、今シーズンの親子出現状況は、大変と厳しい状況となっています。

そうした中、7月22日から慰霊塔下地獄谷側に、待望の雛6羽を連れた母鳥が新たに出現してきました。今回は、そのうれしい情報を、みなさんにお知らせいたします。(※この母鳥(通称ビッグママとよばれています。)は、足環が赤黒・灰黄、2回目の産卵チャレンジによるものです。)

これで、現時点での室堂平で確認されている親子は、血の池の母鳥1雛4(※7月3日は雛5)、ホテル立山横の母鳥1雛4と合わせて3家族となりました。まだ、抱卵中と推定されている母鳥も、もう1~3羽いますので、まだまだ、親子出現が期待されるところです。※ちなみに、雷鳥沢野営場周辺の2家族については、現在調査中です。

なお、単独やツガイの成鳥は毎日、コンスタントに目撃されています。立山室堂で散策される場合は、是非とも立山自然保護センターにて、最新のフィールド情報を入手されてから、ご出発されますことをお勧めいたします。

以下、新登場親子(母鳥1雛6)の写真を、「立山室堂ライチョウ見守りネット」のお客様投稿から紹介させていただきます。

R8年7月23日16:20 きのこ様投稿写真(母鳥1雛6)

R8年7月23日16:40 お客様 ふじ様投稿写真(母鳥1雛6)

お二方とも、素敵なお写真、投稿ありがとうございました。

R8年7月22日 室堂山ライチョウ情報

先日(7月22日※4日前の情報ですみません。)、室堂山周辺のライチョウたちを観察してきました。

室堂山は、室堂ターミナルから登山道を片道40分程度で散策できる場所で、過去の当ブログ「R8年7月11日のライチョウ情報」で、母鳥1雛4と母鳥1雛7の2親子を確認紹介してきました。

今回の観察では、母鳥の足環から、7月11日に確認した母鳥1雛4の親子が、雛が1羽減数して母鳥1雛3となっていました。

また、7月11日に別に確認した別の母鳥1雛7を確認することはできませんでした。しかしながら、本日(7月26日)に室堂山展望台にて母1雛3の目撃情報があったので、場所推定からですが、室堂山には、少なくとも、もう1親子が別に存在するようです。

その他、室堂平により近い場所で、足環付のツガイを新たに確認することができましたが、どうやら、1回目、2回目の繁殖活動に失敗したカップルのようでした。今シーズンは、親子ではなく、7月下旬になっても仲睦まじい“この様なツガイ”が、そこかしこで目立ちます。微笑ましいやら、残念やら、複雑な気持ちとなっています。

11日ぶりに再会した母鳥。雛が4羽から3羽に減っていました。自然は厳しいです。

心なしか11日前より、大きく成長していました。

小さな羽根をパタパタ。兄弟同士で向き合ってお話していました。

「あんた、誰?」こっちに振り向いてくれました。

秘儀、チングルマくぐり!

更に、岩の上をヨッコラショッと。

母鳥1雛3が、登山道に下りてきて、家族全員で“砂浴び大会”が始まりました。急な展開にもうびっくり!心やさしい登山者さん達のご協力にて、親子の砂浴びが終わるまで、登山道がしばらく“自主通行止め”となっていました。

「親が寝ころべば、子も寝ころぶ」生き残るための雛の学習能力に感嘆です。でも“一家全員砂だらけ!”

砂風呂で一家団らん中。一匹足りない理由は、次の写真にて判明します。

1羽だけ「一人入浴中」。すっかりくつろいでいますな~。油断大敵、無防備注意。

砂浴び一家のすぐ近くで、今度は初確認のツガイに遭遇。メスの行動から、抱卵はしていない様子でした。

とにかく、仲睦まじい伴侶がいることが大切。人間は、見守るだけです。

 

R8年7月22日 浄土山のライチョウ情報

7月20日のブログ(浄土山の親子ライチョウ情報Ⅰ、Ⅱ)にて、浄土山山頂付近での、母鳥1雛4、母鳥1雛5の2家族を紹介させていただきましたが、先日(7月22日)に再確認してきたライチョウ情報をお伝えします。

①まず、浄土山南峰から竜王岳登り口付近にて、母鳥1雛鳥6のお客様情報があったのですが、確認できませんでした。

②代わりに、富山大学研究施設横にて、オス・メスのツガイを確認しました。(繁殖活動中では無さそうでした・・。)

③7月20日に確認しました母鳥1雛5については、同じ場所にて母鳥1雛5を確認することができました。母鳥は砂浴びもしていました。

④7月20日に確認しました母鳥1雛4については、確認できませんでした。

⑤今回は、北峰周辺を細かく観察していましたら、遠くではありますが、新たに母1雛7の親子を確認できました。

富山大学研究施設横でのツガイオス。

富山大学研究施設横でのツガイメス。今年は、繁殖失敗したのでしょうか?

7月20日以来、2日ぶりに再会できた母1雛5の親子。お腹の下にまだ3羽隠れています。

お腹の下から3羽目がでてきました。手前の雛さん“変顔“していますヨ。

5羽雛の内の一羽

しきりに花や若葉をついばむ雛

この5羽の兄弟、無事に育ってもらいたいものです。

5羽の雛の母鳥。雛の採餌中も周辺の警戒を怠りません。

5羽雛の母鳥の砂浴び。ライチョウは、砂浴びしたのち、必ず、砂の中の何かをついばむ習性があるようです。

今回新たに確認した7羽雛の母鳥。浄土山は人が入れない区域も広いので、まだまだたくさん居そうです。

7羽兄弟の内の2羽。中には、兄弟同士、飛びかかっているヤンチャ君もいました。

五色ケ原ライチョウ親子情報Ⅱ

先の五色ケ原ライチョウ親子情報の続きです。(R8年7月21日撮影)

山荘のスタッフから教えていただいた親子を探していると、母鳥1雛5の親子にも逢うことができました。

この親子のワンパクな5羽の雛達は、20~30m離れた遠くまで散らばっていて、最初は、何羽なのかも数えることができませんでした。それでも、寒くなったのか、お母さんのお腹の下に戻ってくる時に、5羽いることが確認出来ました。

「ようこそ、花園の五色ケ原へ」と言っているかのようなしぐさです。(笑)

こちらを見ながら、雛たちにむけてクウッーク-と鳴いていました。

この雛鳥も先の親子と同じくらいの大きさでした。

ピーピーツと鳴きながら歩く雛

「ごきげんよう」。ちょっと足を曲げて、岩の上でポーズ。

おいしいチングルマの花びらまで移動中。

たまには、若葉もついばみます。

いつも、5羽が離れ離れなので観察&撮影がせわしなくて大変です。

岩の上に乗って、ちょっと、一休み中!

こっちに向かって歩いてきてくれました。※望遠レンズなので10m離れています。

小さな風切り羽をバタバタさせていました。

登山道の木道階段の上にも、ヨッコラショッと。

五色ケ原ライチョウ親子情報Ⅰ

前回、前々回の五色ケ原の花情報に続いて、今度は、五色ケ原で観察してきたライチョウ親子の写真を2回に分けて公開します。まず、最初は五色ケ原野営場入口付近で出会った、母鳥1雛鳥2の親子です。

雛の大きさは、室堂平の雛たちの大きさからのき比較推定で、孵化後3~4週間といったところでしょうか。残念ながら、時間をかけて丁寧に探しても、雛数は2羽のままでした。兄弟たちは4~5羽、孵化早々に、食害か衰弱死したのでしょうか?

やはり、五色ケ原も厳しい自然界に変わりはないようです。

五色ケ原山荘のスタッフさんにお聞きしましたところ、野営場周辺や野営場から山荘までの登山道沿いの池塘近くに、ライチョウ親子の目撃が集中しているそうです。聞き取りでは、現時点で、母鳥1雛7匹、母鳥1雛5の2親子が目撃されているとのことですが、私が確認できたのは、この母鳥1雛2と、母鳥1雛5の2親子のみでした。

この母鳥1雛2については、AM9頃に五色ケ原ヒュッテ跡地付近で観察していたものが、PM2時頃には、野営場近くまで移動しており、PM6時過ぎには、更に五色ケ原山荘近くの雪渓まで移動していました。これは、1日で1.5km近く移動していたことになりますが、小さな雛にとっては相当のカロリー消費が必要だったでしょう。

それにしても、子育ては過酷で“母は強し”を再確認させられました。

雛2羽の母鳥。頭に珍しい模様があったため、個体識別&追跡観察が容易でした。

「クゥックーウ」と雛たちに声をかけている母鳥。よくみると、口中の舌までが写っていました。

雪融け直後の湿原を歩く雛。ちょっとでも遠くを見るため、だいぶん、背伸びしていますね。

湿原のイワイチョウの葉っぱ林の中に入っていった雛

2羽しかいない兄弟ですが、母鳥と離れないよう絶えず声を掛け合っていました。

ハクサンコザクラの花畑に突入!

どうやら、ハクサンコザクラの花びらは食べないようです。

かわいい雛の後ろ姿。プリプリ、フリフリと歩く姿は可愛さ120%

大きなイワイチョウの葉っぱの影からコンニチワ。

親子3羽で、野営場近くの雪渓を移動中。雪渓上は上空から狙われやすいので、雛たちも必死にすばしり!

3度目の観察は、夕食後の6時過ぎ。親子3羽が山荘近くまで移動してきていました。