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立山自然保護センターブログ

アルペンルート最終日

11月30日に、立山アルペンルートは今年度の営業を終了しました。

最終日の立山の写真を紹介します。

ふもとのスキー場も雪を被っています。

 

美女平周辺

 

滝見台からの称名滝

 

弥陀ヶ原

 

大谷、来年の春には雪の壁ができていることと思います。

 

みくりが池からの雄山 上11月23日、、下11月30日撮影

 

積雪の多いところでは1m以上になっています。

 

雪の尻尾ですが、風がどちらから吹いたかわかりますか?写真に向かって

左から右に、尻尾の先の方から風か吹いていました。

 

最終日は好天に恵まれ多くの方が来られていました。

 

自然保護センターも来年までの眠りについています。

 

最終日にライチョウに会うことができましたが、どこにいるか

わかりますか?

 

今年最後まで残ってた雪に、新雪が積もりました。

立山アルペンルートも、春までの静寂につくことでしょう。

 

 

 

 

 

今日は立冬です。

富山の平地でも、朝晩は寒い日が続くようになりましたが

立冬の今日、室堂平では昨晩から雪となり天狗平辺りまで

真っ白になりました。

昨日、室堂平へ上山してきたのですが、アルペンルート周辺の

紅葉の状況もまじえて、今の状況を報告します。

称名滝へ向かう道路を上から撮影しました。これを見ると称名滝当たりが

紅葉の盛りのようです。

 

美女平周辺では、昨日はとても風が強く沢山の紅葉した落ち葉が

舞っていました。この辺りも見ごろですが、クマに対する対策が

必要です。

 

道路沿いの枯れたブナの木を見ると、大量のキノコが・・・美味しそうに

見えますが、ツキヨタケという猛毒のキノコで、胞子などの条件が整うと

月夜に光る変わったキノコです。

 

 

 

称名滝の上部は紅葉は終わっているようです。

弥陀ヶ原辺りから下の山を見晴らすと、紅葉はかなり里へと

近づいているようです。

 

今朝の自然保護センターです。

午前7時の報告でー3.7℃でしたので植物たちも氷付いています。

ハイマツも雪の花が見れました。

みくりが池周辺も白くなりました。

 

積雪時、恒例の動物の痕跡探しをしてみました。

オコジョの足跡、おそらく側溝の隙間から出できて、下の写真中央の穴に

入ったと思われます。出ていった足跡がないので中にいるかもしれません。

違う足跡をたどってみると・・・

茂みの中にライチョウがいました。ちなみに、3羽いるのがわかりますか?

 

立山自然保護センターの閉館日も、11月15日と後一週間ちょっとと

なりました。残りの短い時間をスタッフ一丸となって頑張っていきます。

 

 

 

 

 

 

昨日は初雪となりました。

10月22日に、立山で初雪及び初冠雪となりました。

 

雪の状況を確認すべく室堂平周辺を歩いてみました。

一の越方面です。正面が一の越山荘ですが、今年度の営業は終了しています。

 

雄山方面です。雄山神社の社務所とお社ですが、こちらも終了し今は無人です。

 

真砂岳から別山方面ですが、日中に晴れて気温が上がった為に

雪が溶け込んでしまったみたいです。

 

雪が積もると野生動物の行動も解かりやすくなります。

キツネの足跡がブリントされていました。ちなみに、足跡の薄いのが後ろ足で深く

残っているのが前足です。

ナナカマドも、来年のための蕾をつけています。

 

立山が初冠雪ということで、周辺の山々の雪の状況を室堂山を中心に

確認しました。

薬師岳

槍ヶ岳と奥穂高

獅子岳方面

笠ヶ岳

白山

笠ヶ岳と白山には雪が見えませんでした。

 

ついでに紅葉ですが・・・

立山カルデラの底部あたりに葉が見えるので、有峰湖も見頃に

なっているかもしれません。

 

ムンクではなく、「雪の叫び」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬支度

早いもので2019年度保護センターはあと1ヶ月弱で閉館となります。
ライチョウは順調に冬羽への換羽が進み、今年生まれの若鳥は親離れをし未知の冬を迎えようとしてます。

例年だともう初雪の便りがあるのですが今年はまだ降雪はありません。10/9に初氷、初霜の記録はありますが最近はこの時期にしては気温が高いです。

室堂周辺の紅葉も終わり台風や北陸新幹線運休の影響から室堂にお越しになられるお客様は少ないですが、この時期は各縄張りに散らばってたライチョウが申し合わせたように集団化し室堂平などで集会を開くのでライチョウの群れを観察する絶好のチャンスです。

もちろんライチョウは自由に移動し生きているので必ず集団に会えるわけではないですが、運がよければ30羽ぐらいの集団に会えることもあります。換羽の早い個体は11月の後半には真っ白な冬羽になります。
空いててライチョウ観察が楽しいこの季節の室堂にぜひお越し下さい。

最新のライチョウ情報は保護センターでご確認ください。

*写真のライチョウは1週間前に親離れした若鳥の雄です。今日は6羽の小集団に混じって成長雄に負けずにスパーリングしてました。

晩秋の室堂

我々、センターのスタッフのほとんどは、数日間を室堂平に泊まり込み休みの日に

自宅へ帰るのですが、この時期になると帰宅時に雲海や夕日が日本海に沈む場面に

出会うことが多くなります。

雲海は綺麗なのですが、この雲の中を車で突入すると視界が5mくらいの

時もあります。

紅葉については、室堂平周辺では、ほぼ終盤を迎え弥陀ヶ原下の弘法の辺りが見ごろのようです。

ちょうど、称名滝の上辺りの様子です。

沿線沿いでも、晴れた日だったのでススキが光って見えています。

 

まだ、この辺りではノコンギクが残っていました。

 

室堂平周辺では、ここ数日冷え込み朝に霜や氷が張るようなりました。

霜柱もできていましたが、霜柱はとても面白いでき方をしています。

まず、地表が凍ると温かい地中の水分が毛細血管現象で吸い上げられ、地表の

冷たい空気に触れて凍ることを繰り返して成長していきます。

火山灰を含むやわらかい地面にできやすいそうなので、室堂平では多くの霜柱が

見られます。

この後しばらくは気温が高い天気予報で雪はもう少し後のようですが、駆け足で

季節が変わっているようです。

 

弥陀ヶ原や弘法周辺には、遊歩道が整備されていますが、日中でも日陰などは

木道が凍結している事が多いので充分注意をお願いします。