BLOG

立山自然保護センターブログ

最近の室堂平は

7月に入り、室堂平はまだ肌寒い日もありますが「生きもの」

たちの姿も多く見れるようになってきました。

 

7月1日に夏山開きした雄山山頂は、今朝、かさ雲がかかっていました。気温や湿度が

違う2つの空気の流れの境目が、山頂近くにできているので帽子のような雲ができます。

この雲が見られると、近くに前線や低気圧があるので今日は天気が良くないかもです。

室堂平の遊歩道は、中央部に雪が残りますが大分の石畳を歩けます。ただし

一の越方面はまだ雪が残るので、注意が必要です。※登山に関しては県警山岳

警備隊にお問い合わせ下さい。

みくりが池も雪解けが進み、コバルトブルーの湖面に雄山が映るように

なってきました。

 

 

チングルマも多く見られるようになってきました。

今日はゲストにイワヒバリさんが来てくれました。

 

 

コイワカガミ

場所によって花の色の濃淡が違う気がします。

 

ミヤマダイコンソウ

 

シナノキンバイももう少しで咲きそうです。

 

ミツバオウレン ハイマツの下でひっそりと咲いていることが多いです

 

クロユリ

クロユリも伝説のように、まさに「くさばのかげ」でひっそりと咲いています。

 

ハクサンイチゲ

ハクサンイチゲは、お花畑になることが多いので立山連峰をバックに

すると絵になります。

 

ツガザクラ

 

アオノツガザクラ

二つのツガザクラですが、花の咲き方が変わっていてツボミを天に

向かって伸ばし、花が咲く頃には下を向きます。・・・今回のゲスト

は逆さになったアリさんです。

 

この後も、沢山の花たちが咲いてくれますが、絶対に歩道を外れて

写真などを撮らないで下さい。また、写真を撮る前に足元を確認して

植物を傷つけていないか確認して高山植物を楽しんでください。

 

 

今年も、彼らが上山してくれました。

アキアカネです。

彼らは、暑い夏を立山で過ごし秋に里へと下山していきます。

もうしあけございませんが、今回撮影した動植物の撮影場所は

自然保護の為に、お問い合わせにお答えしかねます。

 

 

 

麓から花々が増えてきました。

立山アルペンルートの沿線でも山麓から山頂に向けて、新緑が

進んでいます。

富山県側の高原バスの車窓からでも、青葉や花を楽しめますが

折角なので、今の時期に多く見かける花をいくつか紹介したいと

思います。

ムラサキヤシオツツジ

比較的標高のある場所で主に日本海側を中心に見られるツツジです。

花の中心に蜜がたまり、ストローのような口の蝶が吸いやすいので

天気が良くなると花の周りを舞う蝶々が見れると思います。

子供の頃、ツツジの甘い蜜を吸ったことがある方もおられるかと

思いますが、公園などに植えられている園芸種の「レンゲツツジ」など

有毒なものもあるので注意してください。

 

タムシバ

ツツジは蜜を使って昆虫などを呼びますが、こちらは「ニオイコブシ」と言う

別名があり、香りで昆虫を呼びます。花の近くにいくといい香りがします。

富山県のある地域では、タムシバやコブシの花が咲く頃を山菜採りの目安に

している処もあります。

「カムシバ」という別名もあり、枝を噛むとキシリトールガムに似た爽快感が

あるので、保護地域以外では食後や登山などの気分転換にカミカミすることが

あります。

 

オオカメノキ

この花は、だまし技で昆虫を呼んでいます。

白く大きな花のような部分は・・・

装飾花というニセモノの花で、本物の花は中央にある小さな部分です。

ニセモノで昆虫を呼んでいます。

春には昆虫を呼ぶのですが、夏が過ぎると昆虫が沢山寄ってきて葉を

シッカリとたべられる事が多いので「ムシカリ」と呼ばれる地域も

あります。

雪解けに合わせて、車窓から見える花々が増えてくるので山々の景色と

合わせて楽しんでもらえたらと思います。

ちなみに、弥陀ヶ原・室堂平では

花々はまだですが、雪に潰されていたハイマツなどが太陽の光を

浴びで背伸びを始めています。

 

自然保護センター近くで見つけた唯一の花です。

 

20180520 福井県敦賀市 中池見湿地 デンジソウ ヒメビシ

今朝の富山市内は小⛄。
富山県自然保護協会の海外遠征 福井県の中池見湿地ツアーの記録から。
ラムサール条約(1971年2月2日制定)を記念した世界湿地デーにあわせようと・・・
データーがいつの間にか所在不明でカビがはえかかっていました。
湿地とか沼地といえば、ジャングルの底なし沼のイメージが。
底までいかなくても、足をとられ、長靴に水が入ったりして、人気はいまいちですが。
生物多様性には重要な場所です。(^^♪

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

家族連れの姿も見られました。子供さんはトンボ名人です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

協会の参加者。みなさん元気一杯でついていくのがやっとでした。😱

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


解説はNPO法人中池見ねっとの方。
映像と現地解説まで。熱意が伝わってきました。”(-“”-)”
中池見湿地トラストの小屋もありまました。
湿地ハンターでなくても、一度は訪れたい場所でした。(^^♪
byハイマツ仙人

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

アカモノ&シラタマノキ&アカモモ=ニタモノ

今朝の富山市は☁。風🍐。
今年の話題から。
当センターの講演会のあとの観察会で、シラタマノキとアカモモ?(だったかと
・・・・すっかり記憶が・・・・”(-“”-)”)
見分けがつかないとの話題が・・・・
確かに、葉だけだと見慣れていないと、区別がつきません。
花もうっかりすると間違えます。
ツツジ科の常緑の背の低い木でニタモノ3種です。
アカモノ。室堂平では見たことはありませんが、弥陀ヶ原周辺で見られます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


シラタマノキ。ハイマツの周辺でよく見られます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


コケモモ。
室堂平では少ないので気を付けてみていないと、見落とします。
ナチュラリストさんに解説してもらうといい鴨しれません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

アカモノとアカモモは😋らしいのですが・・・・
byハイマツ仙人

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

20180617の記録から 乗鞍岳登山 蔵出し版 その1 (^^♪

今朝の富山市内は🌂。風🍐。
年末でなんとなくあわただしい感じ。
年末用にストック品から。
蔵出し版です。(単にハードディスクにしまってあったものです・・・😱)
乗鞍岳のライチョウ君と、近くてもなかなか行けない初乗鞍岳登山
を兼ねての記録です。
車は岐阜県側朴の木平まで。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


バス終点の畳平の全景です。
畳平は2,702m、乗鞍岳頂上の剣ケ峰は3,026m。楽勝のつもりでしたが・・・。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


ミクリガ池みたいな池があります。

ガイドツアーの看板もありました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


灯台ではなく東大宇宙研究所も近くにあります。
富山では伏木の東大が有名ですが・・・😱😱

時期的に花は少な目でしたがイワウメが咲いていました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


キバナシャクナゲ。やや遅めの感じがしました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


乗鞍岳にもイワヒバリです。
<その2へ>乞うご期待。(^^♪(^^♪
byハイマツ仙人