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立山自然保護センターブログ

特集!ライチョウ雛たちの成長写真集!

室堂平で今年初めて、雛が確認されたのは令和7年7月4日でした。

以後、次々と立山周辺各地で親子ライチョウの目撃が報告されています。

(観察散策できる室堂平周辺では、推定で8家族ぐらいです。)

ちょうど、2~3週間経過した現時点にて、雛たちの成長ぶりをみなさんに

見ていただきたく、整理した写真をUPします!

みなさんも、かわいい雛達に会いに来てください。

(とりあえず、愛らしい親子の写真が、みなさんの癒しになればなによりです。)

7/4ミクリ台:今年初めて目撃されたのはこの親子達でした。

7/4ミクリ台:雛は6匹いました!

7/12ミクリ展望台下:お母さんの羽の下には6羽のヒナ達が!モコモコ状態です。

7/12ミクリ展望台下:お母さんの下から、次々と雛がでてきました!

7/12ミクリ展望台下:お母さんから、あんまり離れちゃだめよ!

7/12ミクリ展望台下:生後1週間程度の雛

7/12ミクリ展望台下:ピーピー鳴いて餌を食べていました。

7/12ミクリ展望台下:ヨチヨチ歩きながら、しっかりと障害物を乗り越えていきます。

7/14水乗出会:お母さんと一緒!

7/14水乗出会:一生懸命若葉をついばんでいます。

7/14水乗出会:チングルマとかわいい雛。

7/14水乗出会:草むらの中の雛

7/19室堂園地西:お母さんの下にはまだ雛がいます。

7/19室堂園地西:推定生後2週間。すっかり大きくなりました。

7/19天狗平:チングルマの花輪の中の母鳥。たくましくて、かわいいお母さん。

7/19天狗平:標高の低いこの場所での孵化がはやかったのか、大きく育っていました。

7/19天狗平:りりしい?雛。推定生後3週間ぐらい。風切羽根も大きくなっていました。

7/20室堂山山頂:お母さんの下に雛が5匹。保温されてかくまっています。

7/20室堂山頂上:お母さんのお腹の下から飛び出してきました。

7/20室堂山頂上:生後10日ぐらいか?足取りもしっかりとしてきています。

7/20室堂園地東:雛たちを見守り、天敵に警戒中の母鳥。

7/20室堂園地東:なんか、大きく育っていてうれしいです!

7/20室堂園地東:ライチョウらしくなってきました。

7/26別山頂上:ハイマツの中で隠れていた親子(雛5匹)

7/20別山頂上:標高が高い場所なのか、まだ、推定1週間程度の大きさの雛でした。

7/26別山頂上:ハイマツの新葉をついばんでいました。

7/26別山頂上:「ちょっと、勝手に写真撮らないでよ!」

7/26別山頂上:ハイマツの下は、上空から襲われにくくて安全。

7/26別山硯ケ池:「お母~さん、待ってー。」

7/26別山硯ケ池:「お母さんのお腹の下に隠れよっと。」雛は4匹いました。

室堂山散策&室堂平の開花情報

夏休み期間に突入し、室堂にもたくさんのお客さんがいらっしゃっています。

立山自然保護センターにも、室堂周辺の開花状況などの問合せが増えてきました。

今朝は、室堂平周辺や室堂山展望台を散策してきましたので、高山植物やライチョウの写真をUPします。

室堂山展望台途中でであったライチョウ(メス)

今朝(R7,7,26)の室堂平の様子(室堂山展望台の出発点付近)※チングルマお花畑満開です。

7月上旬に早く咲いたチングルマは、花びらが散って、花柱が伸びています。(稚児車の状態)

室堂山荘前のお花畑。

室堂山展望台登山道からの遠望。室堂平の雪は、すっかりと融けました。

 

登山道途中のチングルマのお花畑。後ろの山は奥大日岳と大日岳です。

登山道途中から振り返ると、剣岳が・・・。

途中で、数日前に見かけたメス単独のライチョウに会えました。

「クウゥー、クウゥー」と鳴いているのが、もの悲しかったです。

室堂山展望台からの展望。今日も360°見渡し良好でした。

立山カルデラ上部台地にある五色ケ原山荘。

 

クマ出没注意。剱沢方面を巡視してきました。

7月19日(土)に、雄山への登山道途中である一ノ越祓堂付近及び剱岳直下の剱沢付近でクマの目撃情報がありました。

とりあえず、物損・人身の事故は発生していませんが、7月21日(月)に剱沢方面の山小屋や野営場などの関係者の皆様への注意喚起協力及びを巡視パトロールを行ってきました。(室堂~雷鳥沢~剱御前~剱沢~別山~真砂岳~雷鳥沢~室堂)

クマに対しては、①クマが居ることを前提に注意を怠たらない。②安全な距離を保って近づかない。③生ごみは持ち帰る。④野営の場合は、テントの外に食料を置かない。などの対策が重要です。

今回の巡視パトロールで、クマを目視確認することはできませんでしたが、関係者の皆様からの聞き取りでは、「居付きのクマでは無さそうであるが、エサ場への移動中のクマもしばらくは見かけることが続くので十分に注意が必要。」とのことでした。

一ノ越祓堂付近のクマも「北方面に移動していった。」とのことで、ご山行の際は、最新のクマ情報の入手にてご計画を立ててください。

各小屋などで、注意喚起しています!

剱御前への雷鳥坂の様子。雪渓も融けてほとんどが夏道となっています。

雷鳥沢野営場の遠望

剱御前小屋前の公衆トイレ(チップ制)

剱御前からの剱岳

剱御前小屋から剱山荘への雪渓状態

剱山荘までの雪渓トラバースは、滑落などに十分に注意してください。

剱山荘と剱岳

剱沢野営場の遠望

剱沢を上り詰めて。別山・剱御前小屋の分岐点

剱沢と剣岳

別山頂上への取り付け地

別山頂上と立山

別山下の硯ケ池

別山から真砂岳への下り尾根

真砂岳頂上への上り

真砂岳頂上

真砂岳からの「大走り」ガレ場・浮石に注意!

大走り(中腹地)

大走りの終点(雷鳥沢野営場手前)

 

 

室堂~室堂山展望台 散策路情報

令和7年7月20日、室堂山展望台までの散策路の雪解け状況等を見てきました。

4月からずっと、雪の斜面を登っていたコースもすっかりと雪が融け、室堂山荘前

の分岐点始点から室堂山展望台まで、全て夏道が出ており、雪の心配なく快適に散策

することができました。ただし、一部、石畳階段が荒廃し、浮石に乗らないよう注意

してください。

途中、チングルマやハクサンイチゲのお花畑の中にライチョウ(メス)がいました

が、早朝(AM5:00)から岩の上に登って「クウー、クウー」と鳴き続けていました。

(まるで、ヒナを探しているように・・・。下山時(AM6:30)も、岩の上でずっと

鳴き続けていました。今年は、繁殖に失敗したのでしょうか・・・?)

室堂山頂上の展望台手前では、今度は4匹の雛を抱えたメスに会いました。母鳥の

お腹の下で「ピィー、ピィー」と鳴きながら、時折、採餌に外に出てくる様子を観察

できましたが、とても幸せな気分に浸ることができました。

梅雨明け3日目の快晴で、展望台からは、槍ヶ岳から薬師岳、遠くは白山まで、

室堂からは見えない山々を眺望することができました。また、富山平野や富山湾

(氷見方向)の一部も良く見渡せました。

 

※以下の写真は、露光条件等の関係で、上山時と下山時の写真を混在しています。

今朝の出発時点での朝焼け。(別山方向)

室堂山荘横の室堂山展望台・浄土山への登山口。

登り始めは緩やか。徐々に階段が連続します。もう、展望台までは雪はありません。

上山・下山時もずっと、岩の上で鳴き続けていたライチョウ(メス)

途中、石畳階段が荒廃していますので、つまづき転倒、浮石に注意してください。

なだらかな丘になってきたら、もうちょっとで展望台です。

浄土山登山道との分岐点。展望台は、この先です。

展望台直前にいた、母親ライチョウ。このお腹の下に雛が4羽隠れていました。

母鳥から出てきた雛。(生後10日ぐらいか?)

展望台広場。休憩テーブルもたくさんあって、ゆっくりと休憩できます。

すばらしい北アルプスの展望。下部は立山カルデラ、台地は五色ケ原。

尖っている槍ヶ岳。眺望の良い日で幸運でした。

今シーズン初!雷鳥の雛を見ました!

7月4日、雛、目撃情報をもとにみくりが池へ向かいました。
頂いた情報通り雷鳥の雛を見ることができました。
みくりが池の遊歩道ではたくさんの方が雷鳥親子の様子を楽しんで見守っていました。
情報頂き、ありがとうございました。
高山植物もたくさん咲いてきてます。
どうぞ、夏の立山室堂へお越しくださいませ。