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立山自然保護センターブログ

室堂平にある池

室堂平の紅葉もピークを過ぎ晩秋の気配が濃くなってきました。

 

 

室堂平には、水蒸気爆発で出来た穴に水が溜まってできた池がいくつもあります。

その中でも代表的な池を、紹介します。

みくりが池

周囲412m、水深約15mです。名前の由来は、台所の意味「厨(くりや)」、神様の厨から来ている説、

越前の法師が「田んぼのため池と同じ、泳いでやる」と泳いで池を3回まわって沈んだ等の説があります。

 

ミドリガ池

周囲321m、水深約2m 名前の由来は、水を汲んだりい手を洗ったりの「お水取り」」の説があります。

 

血の池

小さな池がいくつもあります。鉄分が多く赤い事から、女性の出産や生理等の血がイメージされて

立山信仰では、女性専用の地獄とされてました。今は赤みが薄くなっています。

 

他にも、りんどう池や名のない池多くあります。

 

 

 

 

 

紅葉が進んできました。

立山黒部アルペンルートの紅葉の標高がどんどん下がってきました。室堂平では色あせがはじまっており

葉を落とした木々が目立つようになってチングルマの紅葉が広がっています。

 

大日岳方向

 

午後になると雲が上がってきて雄山が見えなくなる事がよくあります。

 

天狗平から剣岳方向

天狗平からの雄山

 

弥陀ヶ原は見ごろになっています。雲の桑崎山の後ろに白山の頭が薄っすら見えます。

 

七曲り付近

 

弘法辺りまで見ごろになっています。

 

室堂平では冬の準備が始まっています。目印ポールの設置作業です。

 

 

 

おまけ

室堂ターミナルにカモシカがいました。

某企業のマスコットキャラクターだそうで、カモシカは三太(さんた)くんと言うそうです。

ネコ方は名前をお聞きしたのですが、スイマセン忘れてしまいました。許可を頂き撮影しました

 

秋の気配

室堂平も気温が下がり秋の気配が感じられるようになりました。

 

空も秋の雲です。

 

イワイチョウが黄色に色ついています。チングルマは、まだ早い感じです。

 

もう冬にむけて道路の目印ポールの設置がはじまっています。

 

紅葉情報は、立山黒部アルペンルートのオフィシャルサイトで公開されているので、参考にしてください。

 

2019年の立山アルペンルート

今年も残り少なくなりました。

立山室堂平辺りは、日に日にが増しているようです。

今シーズンの写真を整理していたので、不定期になりますが写真で今年の

立山を振りかえってみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は、4月のオープン近くのものです。

 

 

 

 

 

今日は立冬です。

富山の平地でも、朝晩は寒い日が続くようになりましたが

立冬の今日、室堂平では昨晩から雪となり天狗平辺りまで

真っ白になりました。

昨日、室堂平へ上山してきたのですが、アルペンルート周辺の

紅葉の状況もまじえて、今の状況を報告します。

称名滝へ向かう道路を上から撮影しました。これを見ると称名滝当たりが

紅葉の盛りのようです。

 

美女平周辺では、昨日はとても風が強く沢山の紅葉した落ち葉が

舞っていました。この辺りも見ごろですが、クマに対する対策が

必要です。

 

道路沿いの枯れたブナの木を見ると、大量のキノコが・・・美味しそうに

見えますが、ツキヨタケという猛毒のキノコで、胞子などの条件が整うと

月夜に光る変わったキノコです。

 

 

 

称名滝の上部は紅葉は終わっているようです。

弥陀ヶ原辺りから下の山を見晴らすと、紅葉はかなり里へと

近づいているようです。

 

今朝の自然保護センターです。

午前7時の報告でー3.7℃でしたので植物たちも氷付いています。

ハイマツも雪の花が見れました。

みくりが池周辺も白くなりました。

 

積雪時、恒例の動物の痕跡探しをしてみました。

オコジョの足跡、おそらく側溝の隙間から出できて、下の写真中央の穴に

入ったと思われます。出ていった足跡がないので中にいるかもしれません。

違う足跡をたどってみると・・・

茂みの中にライチョウがいました。ちなみに、3羽いるのがわかりますか?

 

立山自然保護センターの閉館日も、11月15日と後一週間ちょっとと

なりました。残りの短い時間をスタッフ一丸となって頑張っていきます。