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立山自然保護センターブログ

R8年9月1日 久しぶりのライチョウ親子

ここ数日、お天気が悪かったのですが、ライチョウ目撃はたくさん寄せられています。

みなさんにお伝えしようと、雨の合間をぬって、何回かライチョウ観察&撮影に出かけていたのですが、運が悪いのか、日ごろの行いが悪いのか、なかなか逢うことができません。

それでも、今朝(9月1日)、ようやく室堂山荘北側のミクリガ池上部の散策道脇にて、親子1組・5羽(母鳥1,幼鳥4)に出逢うことができました。

出逢った親子は、足環無し・活動範囲・子供数から、7月18日Ⅰ&Ⅱ、8月5日、8月9日の4回にわたってブログ紹介してきた親子(ホテル立山下方にて6月に孵化した親子)と推定しています。

前回逢った3週間前から、一段と大きくなった幼鳥たちは、親鳥の3/4の大きさで、姿形もソックリ。

この時期(秋羽根への移換期)のライチョウの羽根色などの親鳥⇔幼鳥の区別点がわかるよう、たくさんの写真をUPしますので、みなさん、参考にしてください。

幼鳥4羽の中心にいた母鳥(側面)※重要:お腹のトラ模様が秋羽根時期のメスの特徴です。

母鳥。背中の羽根は、ほぼ9割、秋羽根に換羽していました。

母鳥の背中。秋羽根の時期は、背中だけではオス・メス判別できません。

母鳥の正面顔。プックリほっぺちゃんがかわいいですね。

仲良し幼鳥兄弟。幾多の苦難を乗り気切ってた“絆”を感じます。

幼鳥の側面。1番の母鳥との違いは、白点の形(縦に流れる模様が幼鳥)

生え変わってきた風切羽(1枚の白い羽根)※白い風切り羽が全て生え揃うと若鳥と呼びます。

幼鳥。朝露の草むらの中で食事中。

幼鳥。冬に備えて、足の羽毛もしっかりと生えてきています。

幼鳥。背中の白い模様がポツポツと目立っています。

幼鳥。この時期の幼鳥の背中に縦に流れるような“白筋”が目立っています。

かわいい幼鳥の顔アップ!

これも幼鳥の顔アップ!大きく育ったね。うれしいです。

 

R8年8月15日 立山室堂 朝の散策Ⅱ(ライチョウ編)

今朝(8月15日)は風が強かったのですが、晴れていたので、久しぶりにライチョウ親子に逢ってきました。

出逢った親子は、今年7月3日に地獄谷からエンマ台を経由して、血の池一帯に引っ越してきた親子(母鳥1羽,雛5羽)です。

母鳥は、2018年に足環(無し・橙緑)をつけられた1815番(通称:みかん)で、9歳以上のベテランママさんです。

7月3日当初は、孵化したばかりの雛が5羽いましたが、7月下旬に1羽減って4羽となり、今朝の確認では、エンマ台の「山崎カール看板裏」にて、母鳥+4羽のままでした。とりあえず、元気な母鳥と幼鳥にまで成長していた雛を確認できて嬉しかったです。

今シーズンの血の池周辺(育雛で引っ越ししてきた親子を含む)では、3家族が確認されていましたが、このみかん親子以外の2家族は残念ながら、7月上旬に7羽、7月下旬に4羽の全雛が消失(食害推定:キツネorオコジョ)確認されています。

『どうして、みかん親子だけが、1羽消失だけで生き残っているのか・・・。?』、

『血の池には、一帯何が潜んでいるのか・・・?』という2つの疑問が湧いてきましたが、

①母鳥みかんの育雛経験と生命力の強さ、②春先から出現多発していたキツネ親子の存在、など推定因子が思い浮かぶだけで、

今でも確信の持てない“謎”のままとなっています。

とにかく、自然界において私的感情移入は不要なものなのですが、現在の願いは『生き残った子は、1羽でも多く育ってくれ!』のただ1つです。

母鳥の通称「みかん」。血の池一帯で子育て奮闘中のベテランママ!現在、孵化させた5羽の内4羽を育雛45日目(推定)の母鳥

雛4羽は、もう幼鳥の大きさでした。(嬉!)

寄り添う仲良し兄弟。小さなピーッピーッという声で呼び合っていました。

幼鳥は、オスメス関係なく、目の上のレッドラインが発達しています。(幼鳥のオスメス鑑別ができないので、個人的推測ですが・・。)

現在の幼鳥の大きさは、母鳥の2/3ぐらいです。まんまるな正面シルエットは、もうライチョウそのもの!

孵化から45日目。毎日、毎日、食べ続けて大きく育っています。

幼鳥の顔アップ。レッドアイラインがはっきりとしてきましたが、まだまだ、かわいい顔しています。

 

朝陽を浴びて輝く草原と幼鳥。

周囲を警戒する母鳥。9シーズン(推定)において、この警戒心が我が子を守り育ててきています。

立山三峰をバックにした親子。元気に育ってね。

 

 

R8年8月14日 メボソムシクイ撮影会

先日(8月9日)、夏休み特集として、立山室堂の鳥たちを紹介させていただきました。

そのブログにて、『昨年から、メボソムシクイのいい写真がなかなか撮れない。』と愚痴をこぼしていましたが、なんと、翌日の8月10日に、ミクリガ池湖畔のミヤマハンノキの梢の上で、気持ちよく囀っているメボソムシクイの写真を撮影することができました。(1年以上追いかけてきたのに・・・、なんというタイミングでしょうか・・・?)

とにかく、かわいく写っているので見てください。

メボソムシクイ。普通は、こんなに姿を現わさない鳥なんですが・・・。

目の上の、白い眉班がりりしいです。

胸の羽毛は、モフモフ、フワフワです。

「チリチリチリチリッ」と気持ちよく囀っています。

気分が乗ってきたのか? “独唱リサイタル状態”です。

気持ちよく囀っている拡大写真です。

モフモフフワフワの写真パートⅡ

最後は、背中&尾羽からのショットです。モデルさんのような360℃回転撮影へのご協力ありがとうございました。

R8年8月9日 立山室堂 朝の散策とライチョウ親子

立山室堂でも昨日の夜は、警報級の大雨でした。今朝(8月9日)は、高曇りながら一部に青空が拡がっていました。

気温は、11.5℃。涼しいというより、ちょっと肌寒い中、ライチョウの親子達を探しに、各棲息スポットを丹念に巡回してきました。

結果としては、早朝(AM5:30~AM7:00)は、気温が低く、昨夜の雨露で体温が上がらないのか、1親子しか確認することができませんでした。※注:9日全体としては、気温が上がり始めたAM11:00頃から、4家族+α(単独&ツガイ)で90件のお客様からの目撃情報が寄せられています。

今朝のミクリガ池&山々。立山3峰には雲がかかっていました。

美しいミクリガ池の湖面。

ミクリガ池展望台。浄土山も美しく映っていました。

室堂山荘側から見た、ミクリガ池&奥大日岳

水深は浅いですが、美しいミドリガ池。

室堂山荘下の種穂になったチングルマ群落。

初秋の花、ワレモコウも目立つようになってきました。

オニシモツケ花のクローズアップ。小さな花弁の集まりがきれいです。

ヤマハハコの葉の幾何学模様。

一昨日のブログで紹介した②母1雛4の親子。ここ数日、慰霊塔付近に“滞在”しているご一行様です。1トップ・3バックシステムを組んでます。

母鳥に寄り添う雛は、母鳥の2/3ぐらいの大きさです。もう幼鳥です。

夏休み特集 立山室堂・高山帯の鳥たち

今回のブログは、夏休み特別企画として、これまで写真を撮り溜めしてきた立山室堂周辺で観察してきた野鳥たちを紹介します。

昨年から、ライチョウ以外にも、かわいい野鳥たちをみなさんにご紹介しようと写真撮影にトライしてきていましたが、いつも“すばしっこい”鳥さんたちにいつも翻弄され、ピンボケ写真を大量生産してきました。何とか、室堂でよく見る鳥たちを集めててみましたが、それでも、なかなか撮影チャンスにめぐまれなかった種については、過去の当センターブログから写真流用させていただきました。(先輩のハイマツ仙人さん、使用させていただきます。ありがとうございます!)

※なお、最近、繁殖が拡大してきているキセキレイや目撃が増加してきているハシブトガラス・トビ、渡り鳥・迷い鳥の類は、今回は紹介を省略させていただきました。

イワヒバリ科イワヒバリ ヒバリ科の仲間ではありませんが、鳴き声からヒバリの名前が付いています。

イワヒバリ科イワヒバリ カヤクグリより稜線や岩場でよく見かけます。

イワヒバリ科カヤクグリ ハイマツの枝上でよく囀っています。また、樹林下を“くぐり”ながら歩いています。

イワヒバリ科カヤクグリ 水浴び中です。

ミソサザイ科ミソサザイ 室堂には初夏にやってきます。短い尾を上げて囀ります。

ムシクイ科メボソムシクイ 「チリチリチリチリッ」という鳴き声は夏山の風物詩です。ムシクイの仲間の中で最も高山に棲息しています。撮影:ハイマツ仙人さん

ムシクイ科メボソムシクイ 鳴き声は聞けても姿が見えない鳥ベスト1の鳥。撮影:ハイマツ仙人さん

 

ウグイス科ウグイス 鳴き声は聞けても姿が見えない鳥ベスト2の鳥です。なかなか、姿を現わしてくれません。

アトリ科ウソ(オス) 鳴き声が「フィーフィ」で、口笛の「うそぶく」からの由来。オスの頬の紅色がオシャレですね。

アトリ科ウソ(メス) 室堂では、いつも、オスメスのツガイで行動しています。

ツバメ科イワツバメ 立山自然保護センターの“同居人さん”です。ほとんど“ツバクローくん”ですね。

アマツバメ科アマツバメ 真砂岳~別山の稜線上空でみかけます。ブーメラン状の翼と尾羽(シッポ)が2つに分かれているのが特徴。

アマツバメ科アマツバメ 飛行が最も速い部類の鳥。裏面の写真です。登山者のすぐ横をビュンビュンと横切っていきます。

カラス科ホシガラス 亜高山帯の弥陀ヶ原付近で繁殖。ハイマツの実が成熟する8月下旬頃から室堂平にやってきます。

ハヤブサ科チョウゲンボウ 近年、都市部で増加している種であるが、立山室堂でも増えています。

ハヤブサ科チョウゲンボウ ライチョウ雛の天敵。

ハヤブサ科ハヤブサ 顔が黒いのが特徴。※R7年お客さん投稿写真