晩秋の室堂
我々、センターのスタッフのほとんどは、数日間を室堂平に泊まり込み休みの日に
自宅へ帰るのですが、この時期になると帰宅時に雲海や夕日が日本海に沈む場面に
出会うことが多くなります。
雲海は綺麗なのですが、この雲の中を車で突入すると視界が5mくらいの
時もあります。
紅葉については、室堂平周辺では、ほぼ終盤を迎え弥陀ヶ原下の弘法の辺りが見ごろのようです。
ちょうど、称名滝の上辺りの様子です。
沿線沿いでも、晴れた日だったのでススキが光って見えています。
まだ、この辺りではノコンギクが残っていました。
室堂平周辺では、ここ数日冷え込み朝に霜や氷が張るようなりました。
霜柱もできていましたが、霜柱はとても面白いでき方をしています。
まず、地表が凍ると温かい地中の水分が毛細血管現象で吸い上げられ、地表の
冷たい空気に触れて凍ることを繰り返して成長していきます。
火山灰を含むやわらかい地面にできやすいそうなので、室堂平では多くの霜柱が
見られます。
この後しばらくは気温が高い天気予報で雪はもう少し後のようですが、駆け足で
季節が変わっているようです。
弥陀ヶ原や弘法周辺には、遊歩道が整備されていますが、日中でも日陰などは
木道が凍結している事が多いので充分注意をお願いします。