20180616赤いペンキ!?
今日の室堂は朝から快晴です。気持ちいい風も吹いていて最高の散策日和です。
見張りに立つ♂雷鳥があちこちで見られますし遊歩道沿いのハクサンイチゲやミツバオウレンの花が咲き誇ってます。
本日は雷鳥や花のような人気者ではない微生物について書いてみます。
春の山を歩かれることが多い方は目にしたことあるであろう写真のような赤く色付いた雪面。
これ何かわかりますか???
最近保護センターにお越しになられた観光客の方から『あの赤いペンキは何かの目印ですか?』などとご質問を受けます。
立山は国立公園ですからもちろん雪面にペンキを塗ったりしません。
ではこの赤の正体は何かというと雪氷藻類という光合成をする微生物です。
まだまだ研究が進んでない分野のようですがこれは赤雪(あかゆき)と呼ばれている現象です。
保護センター職員の主観となりますが今年は赤雪の当たり年でかなり広範囲で見られます。
興味のある方はこちらを参照してください。
そして是非実際の赤雪を見に立山にいらっしゃって下さい。
雷鳥や花以外にも立山は見どころ満載です。
立山にお越しの際は保護センターでいろいろ勉強してから散策するとより深く立山味わえますよ!!!