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立山自然保護センターブログ

室堂平の夕日&星空Ⅱ

昨日の夕日&星空の投稿に続いて、9月1日の室堂平のあまりの

夕日の美しさから、室堂平の夕日&星空のPARTⅡとして、写真

をUPします。

室堂平では、毎日、富山平野に雲海が発達し、平野部の夜景が見

えないことが多かったのですが、昨日は、富山平野の家々の灯り

まで見通せるとても見晴らしの良い夕方でした。

夜半になっても、室堂平一帯に霧や雲のないすっきりとした夜空

が広がっており、美しい室堂平の星景や流れ星などを楽しむこと

ができました。

夕陽が雲の中に沈んでいきました。

黄金色に染まる日没直後の夕空。

富山平野の灯り。手前は天狗平山荘&立山高原ホテルの灯りです。

時間が経って、PM9時の富山平野の夜景。

室堂の月は、PM10時ごろまで国見岳の直上に輝いていました。

大日岳~奥大日岳上空の夜景。飛行機が飛んでいました。

真砂岳を中心にした夜景。

立山と浄土山を一緒のフレームに入れてみました。

浄土山から国見岳の方向。地上の光は、立山センターです。

剱御前~別山~真砂岳の星空。(連続8枚の合成写真です。)

ミクリガ池から奥大日岳の上空には、北斗七星が輝いていました。

ミクリガ池と剱御前~別山の上空。天の川が下りてきていました。

 

室堂の夕日&星空

8月30日(土)の夕方、とても夕日がきれいなので

夕食後に写真を撮ってきました。

月齢7.9日の半月が、国見岳の直上に輝いていました。

今日の夕日は、富山平野上の雲海の中に消えていきま

したが、雲海が夕焼け色に染まっていました。

時間をあらため、PM7:30からは、星空の観察と撮影

にチャレンジ!

今日は、マニュアルフォーカスの古いレンズ

(でも、明るいf=1.8!)を持ち出しました。

1時間30分で、流れ星を3回観察でき、室堂周辺の

山々と数えきれないほどの星空の写真をたくさん撮影

することができました。

月齢7.9日の月。よく見ると、月の輪郭も全円で見えます。

夕空のグラーデーション

天狗平の下には、雲海が!

夕日に染まる雲海。(今日もいい一日でした。)

PM7:30になれば、すっかり星空です。雄山上空を飛行機が通過していました。

立山の山塊がくっきりと浮かび上がりました。※頂上の光は雄山神社社務所です。

浄土山の夜景です。

真砂岳の上空にも飛行機が・・・。

剱御前~別山方向の夜景

国見岳方向の天の川

偶然に撮影できた流れ星☆彡!

なんだか賑やかしい星空。(直線は、たぶん、人工衛星?)

 

晩夏のミクリガ池散策

8月もあと2日となりました。今朝の天気は高曇り

で一部、朝霧。気温は12℃ほど。

前日、「ミクリガ池」横の「血の池」近くでクマ

が出没したこともあり、クマ警戒パトロールも

かねて、ミクリガ池1周の散策をしました。

※今朝のパトロールでは、熊&痕跡は確認できま

せんでした。

イワイチョウの葉も黄色くなりはじめ、チングル

マの果穂も朝露に濡れていました。今咲いている花

では、オヤマリンドウとトリカブトの青や紫が際立

っています。また、これまで美しい花々を誇って

いた草木にも、果実も実ってきていました。

一面のチングルマ。お花畑が果穂がなびく草原になっていました。

今朝のミクリガ池。濃紺の静かな湖面が美しかったです。

静かな湖面に映った雲と空。

花弁が開きそうで開かない「オヤマリンドウ」

ハクサントリカブト(烏帽子カブトのような形です。)

花柱が特徴的なシナノオトギリ

花の終わった後のコウメバチソウ

花の終わった後のコバイケイソウ

クロウスゴの液果(実)

ベニバナイチゴの果実

ハイマツの球果(松ぼっくり)昨年の雌花が2年で熟します。

ミヤマハンノキの果穂

“極楽”浄土山のブロッケン現象

今朝は、一ノ越から浄土山を周遊してきました。

ここ数日、一ノ越・祓堂や浄土山・室堂山に熊目撃

の報告が多発していたので、熊パトロールを兼ての

巡視です。

AM5:00~AM7:00での巡視では、熊を確認すること

はできませんでしたが、本日(8/25(月))AM9:00

に、室堂山と浄土山の分岐点近くの草付地に成獣1匹

の目撃がありましたので、みなさんも、気をつけて

ください。

浄土山山頂周辺では、西側(有峰側)から雲海が沸

き上がってきていましたが、快晴のもと“縦走を“楽

しめました。

特に、朝陽を背後から受けて、西側の雲海に映った

自分の影の頭上に虹(ご光)が差す「ブロッケン現

象」を見ることができ、感激!しました。

さすが、古来から“極楽浄土”とされてきた浄土山と

いうことで、ご利益多い、巡視散策となりました。

しかしながら、あっという間に、霧雲に包まれ、

浄土山を下ることとなり、朝ごはんの時間に間に合

うよう、帰路を急ぎこととなりました。

朝霧に包まれた室堂平

真砂岳上空の飛行機雲が朝焼けしていました。

今朝の龍王岳

今朝の一ノ越から針ノ木岳方面の景色

浄土山のなだらかな稜線

『ブロッケン現象』自分の影がハイマツ上ですが、頭の部分にはご光が差していました。

影は映ったのですが、ご光が差さなかったバージョン。

浄土山北側ピークの標柱。平和が一番です。

浄土山~室堂山は、急坂のガレ場。両手をついて上り下りするような場所も多いですので注意!

室堂山登山道に合流すれば、もうすぐ、室堂山荘。ここは、“ヤマハハコの小路”になっていました。

かわいいウサギギクがまだ咲いていました。

 

オリオン座と金星&木星

8月23日AM3:00、がんばって早起きして、昨夜に続いて新月の夜空

を楽しみました。

昨夜は、PM9時~11時頃での観察でしたので、今朝は時間をずらして、

オリオン座が上ってくる早朝に時間を合わせました。

AM3時30頃前から、真砂谷と富士ノ折立の稜線鞍部から金星が上って

きました。右斜め上の木星との2惑星の近接がとても美しかったです。

やっぱり、早起きは“三文の得”ですよね。

※天文は、 “ど素人”なため、木星を土星と間違っていました。

ごめんなさい。

立山連峰上空の木星とオリオン座

真砂岳と富士ノ折立の稜線鞍部から金星(明けの明星)が上ってきました。AM3:33 ※人工衛星もたくさん飛んでいました。

昴(スバル)!

一ノ越直下の登山者のヘッドライトの上空には、美しいオリオン座が!

金星と木星の2惑星の近接に感激!

剱御前~別山方向の星空。人工衛星だらけでした。

AM:4:06。金星・木星・オリオン座の競演。うっすらと東の空から白み始めてきました。たくさんの雄山登山者が尾根を歩いています。