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立山自然保護センターブログ

日の出前の蒼い室堂平

3日前の写真ですみません。

星空撮影した11月4日の早朝に撮った写真を今、

整理したのでブログにUPします。

室堂平は、ここ4日間ほど晴天が続いていますが、

晴れた朝は、厳しい寒さの中、凛とした空気が張り

詰めており、蒼白い無機質な風景が広がっています。

室堂での雪景色を楽しむには、秋か春かに限定され

ますが、今シーズンのチャンスはあと2週間ほどに

なりました・・・。少し、寂しいです。

まだ、星が見える頃(AM5時前)の奥大日岳

東の空(真砂岳の方向)から少しづつ白くなってきています。

AM5:26 蒼い真砂岳の上に明けの明星(金星)が上ってきました。

大日岳の向こうにまだ、富山平野の夜景が見られました。

日の出前ですが、別山の峰々の頂上に、薄陽が差してきました。

剱岳の頂上にも、別山頂上と同時に薄陽が差してきました。

-10℃。11月4日の朝のミクリガ池と剱御前。

蒼いミクリガ池の湖面。

大日岳の方も少し明るくなってきました。

AM6:30。浄土山もすっかりと明るくなってきました。

着氷して凍った峰々。剣岳

立山三峰。日の出は、AM7:00過ぎに一ノ越方面から。

 

 

みどりが池の湖面は一面、雪に覆われていました!

11月6日晴れ!みくりが池・みどりが池の周りを歩いてきました。

みくりが池温泉からみどりが池さらにその先、室堂山荘までのコースは、道しるべとなるポールが少ないので視界など悪い状況では

気をつけて下さい。下り坂や登り坂などは滑ります。たくさんのお客様が歩いた雪道を選んで回ることをお勧めします。

立山自然保護センターには、ライチョウ目撃情報も届いております。どうぞお気軽にお越し下さいませ。

室堂平の雪の歩道

みくりが池展望台への下り坂の様子

みどりが池へ向かう雪道

今日のみどりが池

室堂山荘近くの坂の様子

みくりが池の最初の坂道

立山室堂の星空(R7年11月4日)

先週からずっと、悪天候が続いていましたが、3日

深夜から天気が回復してきまして、久しぶりに

立山室堂平に星空が戻ってきました。

日が明けて4日の午前3時、宿舎の窓から、月明り

で輝く浄土山が見えました。

外気温は-9℃。風無し。寒そうですが、絶好の条

件ですので、万全の防寒準備をして撮影機材を持っ

て、外に出かけてみました。

ちょうど、満月に近い月が南の低い空にありました

が、立山の峰々を照らしており、神秘的で息をのむ

ほどの美しさでした。5時半頃には、月も沈み、やが

て満点の星空が日の出前の光に溶け込んでいきまし

た。

雪化粧した浄土山と輝くシリウス

浄土山南側の国見方面。

立山三峰の星空

美しい形の浄土山

東方向の剱御前~別山の星景

国見岳上空の天の川

国見岳上空の無数の星々

天狗岳方面のオリオン座

雪で覆われた別山方面の星景

真砂岳上空に上ってきた金星

オリオン座の下部

オリオン大星雲

 

雪の華たち(R7,11,3ミクリガ池散策)

センターの受付窓口や電話に、お客さんから、

「ミクリガ池までの散策道は歩けますか?」

といったお問合せが何件かありましたので、午後か

ら、ちょっと歩いてみてきました。

毎日、吹雪であっても、室堂バスターミナルから、

たくさんのお客さんが散策に出向いていましたので、

ミクリガ池までの散策道は圧雪されており、ラッ

セルは不要で、とても歩きやすい状態となってい

ました。

(スノトレシューズでも大丈夫な感じでした。)

散策道の脇には竹の棒が目印として挿してあります

ので、散策道を外れないように歩けば、“雪穴”に、

はまらない(落ちない)でしょう。ただし、勾配の

ある斜面では滑らないよう、十分に気をつけて歩い

てください。

ミクリガ池周辺では、凍り付いたり、着雪した樹木

たちなどが、“雪の華”を咲かせていました。

厳冬期突入の立山室堂の写真をお楽しみください。

散策道脇に挿された竹の棒の横を歩くと歩きやすいです。

一瞬の眺望。浄土山が吹雪の中から姿を現わしました。

今日(R7,11,3)のミクリガ池。※みくりが池温泉の営業は11/24までです。

湖面に融け入る11月の雪。まだ氷結していません。

湖畔のミヤマハンノキの林。もうすぐ、雪に埋もれます。

着雪して美しい“雪の華”が咲いていました。

ハイマツが凍り付いていました。これも、もうすぐ、暖かい(0℃ぐらい)雪の下に隠れます。

美しいモノトーンの世界に落ち葉のアクセント。

樹木にとって、雪に覆われないで地表で凍り付く今の時期が、一番厳しい時期です。

雪の華

強風下で着雪生長する通称““エビのシッポ” 口に入れるとシャキシャキとおいしいです。

 

 

 

 

凍てつく立山室堂(R7年11月3日)

開館時の外気は-5.5℃。現在AM10時でも

-4.8℃と、今日も、凍てつく立山室堂です。

昨日から、風雪厳しく、空から降ってきている

のか、地吹雪で横移動してきているのか、全く

わかりませんが、どうやら室堂平の積雪深は

50cmを超えてきているようです。

(吹き溜まりでは、100cm近いかも?)

立山黒部貫光(株)の立山高原バスも富山県側

の美女平~室堂間において、悪天候により本日

(11/3)は、『終日運休』となりました。

※長野県側の扇沢~室堂間は、通常運航してい

ます。

日課として、本日もバスターミナルと連結する

1F入口通路の“雪かき”をしましたが、3Fデッキ

通路の方は、吹き溜まり箇所で、

“きりがない”ということで、簡単な除雪で済ま

せておきました。とても寒かったです。

昨日、きれいに除雪していたのに、今朝はもうこのとおり。 ※ここは、“形状記憶通路”ですか?

バスターミナル1Fと連結している自然保護センター1F入口の状況。

室堂バスターミナル4F屋上出口の状況

室堂バスターミナル4F屋上の除雪作業状況。いつもありがとうございます。

バスターミナル前広場の記念写真撮影スポット。やはり、今日は誰もいませんでした。

「玉殿の湧き水」の状況。氷柱が出来始めていましたが、まだ、水は出ていました。

湧き水出口が凍り始めていました。

標柱にできた“エビのしっぽ”