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立山自然保護センターブログ

凍てつく立山室堂(R7年11月3日)

開館時の外気は-5.5℃。現在AM10時でも

-4.8℃と、今日も、凍てつく立山室堂です。

昨日から、風雪厳しく、空から降ってきている

のか、地吹雪で横移動してきているのか、全く

わかりませんが、どうやら室堂平の積雪深は

50cmを超えてきているようです。

(吹き溜まりでは、100cm近いかも?)

立山黒部貫光(株)の立山高原バスも富山県側

の美女平~室堂間において、悪天候により本日

(11/3)は、『終日運休』となりました。

※長野県側の扇沢~室堂間は、通常運航してい

ます。

日課として、本日もバスターミナルと連結する

1F入口通路の“雪かき”をしましたが、3Fデッキ

通路の方は、吹き溜まり箇所で、

“きりがない”ということで、簡単な除雪で済ま

せておきました。とても寒かったです。

昨日、きれいに除雪していたのに、今朝はもうこのとおり。 ※ここは、“形状記憶通路”ですか?

バスターミナル1Fと連結している自然保護センター1F入口の状況。

室堂バスターミナル4F屋上出口の状況

室堂バスターミナル4F屋上の除雪作業状況。いつもありがとうございます。

バスターミナル前広場の記念写真撮影スポット。やはり、今日は誰もいませんでした。

「玉殿の湧き水」の状況。氷柱が出来始めていましたが、まだ、水は出ていました。

湧き水出口が凍り始めていました。

標柱にできた“エビのしっぽ”

初雪の翌日(R7年10月28日)

昨日(10/27(月))は、過去2番目に遅い初雪観測日

となりましたが、昨日中から今朝(現在も)にかけて、

“霧のような細かい”細雪が降り続いています。

現在の外気は-4.7℃。雪質は、アラレも混じってい

ないパッサパッサのパウダースノー。自然保護センタ

ーのデッキで積雪深を測ってみますと22cmでした。

昨日造った、親子ライチョウも吹き溜まりの中に埋も

れていました。

弥陀ケ原(標高1,930m)でも降雪が観測されたそう

ですが、朝から、美女平からの高原バスも通常どおり

に運行しています。サスガです。早朝から除雪や運転

準備されていたアルペンルート関係者の皆様に感謝!

立山自然保護センター3Fデッキの様子。

昨日、きれいに除雪していた場所もこのとおり。

10/27~10/28での積雪深は22cmでした。

細かな雪が降り続いており、見通しは良くありません。

今朝の最低気温は、-7℃(推定)ぐらいでした。

バスターミナルの駐車場も除雪されていました。

 

立山黒部アルペンルート 紅葉情報(R7年10月3日)

先日、9月28日(雷鳥沢)、9月29(室堂平)の

紅葉情報をブログ掲載させていただきましたが、

今回は室堂より標高の低い立山黒部アルペンルー

ト沿いの紅葉状況を紹介させていただきます。

現在、9月末から急激に冷え込んできたためか、

紅葉が一段と美しくなってきています。また、

今夏は猛暑が続いたせいか、

『今年の紅葉は例年になく美しい!』

と、スタッフの中でも評判となっています。

立山での紅葉前線は、現在、標高1,600m近く

まで下りてきており、室堂(標高2,450m)から

天狗の鼻(標高2,100m)の一帯が“見頃のピー

ク”に達しているようです。

これから10月の中~下旬にかけて、交通機関など

で容易に垂直移動できる立山ならではの、

『標高の高い所で晩秋の紅葉を眺め、より標高

の低い場所で色鮮やかなピークを堪能する。』

といった、贅沢な紅葉ウオッチングを楽しむこと

ができます。みなさん、是非とも紅葉の美しい

立山にいらっしゃってください!

※以下の写真は、令和7年10月2日、10月3日に撮影したものです。

【標高2,400m国見】剣岳の遠望と奥大日岳の展望

【標高2,400m国見】紅葉の奥大日岳の展望

【標高2,300m天狗平】アルペンルート沿いを彩るミネカエデ(黄色)とウラジロナナカマド(赤色)

【標高2,300m天狗平】対岸(奥大日岳側)の紅葉展望

【標高2,100m天狗の鼻】標高1,900mの弥陀ヶ原台地の展望

【標高2,400m国見】天狗山(2,521m)の紅葉展望

【標高2,000mヒュッテ小屋跡地】針広混交林と紅葉の山

【標高2,000mヒュッテ跡地】紅葉の中を走るアルペンルート高原バス

【標高1,930m弥陀ヶ原】お薦め!時間があれば是非とも弥陀ヶ原の木道を散策してみてください!

【標高1,930m弥陀ヶ原】ナナカマドの紅葉が枯れた湿原のアクセントになっています。富山平野も遠望できます。

【標高1,930m弥陀ヶ原】弥陀ヶ原には、木道が整備されていますので、ゆっくりと散策できます。

【標高1,850m追分】松尾峠方面の展望。注意:松尾峠は、令和7年10月15日まで工事中にて通行止めです!

【標高1,850m追分】弘法方向の湿原地帯を通る木道。

【標高1,600弘法】現在の立山の紅葉最前線は、弘法あたり!これから、もっと紅葉します。

【標高1,600m弘法】弘法から弥陀ヶ原、国見岳の展望。山の上から紅葉が深まってきています。

 

 

室堂~天狗平 散策路が開通されました。

これまで、積雪により通行止めとなっていました※室堂~天狗平の散策路が令和7年7月16日に開通となりました。

この散策路は、チングルマのお花畑で有名で、隠れたお花の名所となっています。

また、標高差(2,450m⇔2,309m)や積雪量(雪解け時期)の違いにより、比較的に長い期間、「可憐なチングルマ」に会えるコースとなっています。

※一部では、「チングルマロード」とか「チングルマ街道」と呼んでいる方も

いらっしゃるようです。

ということで、令和7年7月19日の“朝の散歩”にて巡回してきましたので、チングルマなどの開花状況を下記の写真のとおり公開いたします。

 

「ホテル立山」横の散策路起点から100m下がった場所。階段などが整備されています。

途中には、休憩ベンチなどもたくさん整備されています。

通行止めの原因となっていた渓流の雪渓も融けて安全に通行できるようになりました。

※下り方向右手の地獄谷方向には進まないでください!

渓流の橋を渡った先には、大転石が!ちょうど、開通前の7月15日に落ちてきた石とか・・・。

この散策路のもう一つの楽しみは、室堂からは見えづらい剱岳が見えることです。

湿原のワタスゲは、すっかり花から果穂に代わっています。

“咲きたて”のチングルマ。これからも、まだまだ楽しめそうです。

雪解けの時期が違うので、これからもたくさんの花が咲き続きそうです。

ササの花。数十年に一度、開花し枯れるとのこと。

気持ちの良いお花畑散策路。“チングルマ街道”と呼んでいいかも?

チングルマのお花畑と大日岳。

 

天狗平から出発点の室堂方面を振り返る。

天狗平には、まだまだたくさんのチングルマの花のつぼみが多いです。これからも楽しめそうです。

天狗平のアルペンロード&天狗平山荘/立山高原ホテルの近く。

雪の回廊とトンネル電気バス!

5月8日、自然保護センターの外で立山トンネル電気バスを今年初めて見ることができました。
(普段は、外に停車してるバスは、見れません)
雪の回廊(通称、立山雪の小谷)は、まだ8メートルの雪の高さがあります。
ライチョウ目撃情報は、数多く届いております。
どうぞ、お気軽に立山自然保護センターへお越しくださいませ。
スタッフ一同お待ちしております。