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立山自然保護センターブログ

20180624 アイノミドリシジミ ジョウザンミドリシジミ ウラクロシジミ

今朝の室堂は霧雨、強風。
早朝自主トレは中休みです。
6月24日の在庫品からです。
梅雨の時期はゼフィルスの季節で、
忙しくても一度は県西部の秘密基地へ出撃しないと落ち着きません。
ゼフィルス(Zephyrus)はギリシヤ神話の西風の神。
県内では国内全25種のうち18種が記録されています。
アイノミドリシジミです。
8時頃の出勤でした。
勤続でなく金属光沢。構造色でしょうか。なんとも例えようがないピカピカです。


アイノミドリシジミと同じような時間でしたが
ジョウザンミドリシジミと推定。
表の写真だけでは⤵⤵⤵・・・・😱

夕方になって、エゾミドリシジミが時差出勤です。
縄張り争いで元気いっぱいでした。


ウラクロシジミです。
クロといっても黒くないのですが、翅の表は真っ白です。
昼間はお休みで、エゾミドリシジミと同じく夕方に光速で飛びます。
昨年は見れなかったので、今年は満足でした。(^^♪(^^♪(^^♪
大阪から地震の被害にも負けず出撃された方も夕方近くまで頑張ってみえました。
byハイマツ仙人

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20180626 一ノ越 イワウメ ハクサンイチゲ 満開

今朝の室堂は晴。
早朝自主トレで稜線の開花状況調査です。
4:30出発。
室堂から一ノ越まで休み休みで1時間ほど。
ほとんど雪道です。アイゼンは必要なくても
まだまだスタッドレス仕様が必要です。
稜線はイワウメ(岩梅)が満開です。
常緑の矮性低木。クッションのようにも見えます。
一斉に咲いていて、しかも貸し切り。
一人占めはちょっともったいないくらいです。(^^♪

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ハクサンイチゲも満開でした。(^_-)-☆
7月1日は立山の山開きです。一足先に花開きでした。
byハイマツ仙人

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20180623可愛いフリル


今日は朝からどんより曇っていて午後からしとしと雨が降ってきました。
雷鳥はいよいよ抱卵後期となっていてオスの縄張り意識も薄れだしメスは一日3回ほどの食事で数分間出てくる以外はずっと卵を温めているので流石の立山でもそこら中で雷鳥に会えるということがなくなってきました。(繁殖失敗したホテル付近のペアはターミナル付近をウロウロしてるので会える確率高いです)
その代わりと言ってはなんですが花は開花ラッシュです。
今日保護センター周辺をざっと見渡しても16種類確認できました。(チングルマ・イワイチョウ・シナノキンバイ・ミヤマキンバイ・ヒメクワガタ・ヒメイワショウブ・コイワカガミ・アオノツガザクラ・ツガザクラ・ハクサンボウフウ・ハクサンイチゲ・タテヤマタンポポ・ミネズオウ・ヤマガラシ・ミツババイカオウレン・ミヤマハタザオ)
写真はイワイチョウです。図鑑によると1属1種だそうです。(ミツガシワ科イワイチョウ属)
花弁のフチがフリルのように可憐で秋には黄葉して室堂平を一面黄色く染め上げます。種子は雷鳥の大好物です。
雨の日は花の撮影に最適です。
雪の大谷ウォークが昨日で終わり、これから夏山開きまでは混雑知らずで静かな山を楽しめるのでオススメですよ!

20180622  ミクリブルー

今朝の室堂は久しぶりの快晴。
ちょっと肌寒い感じ。
ライチョウ君の♂は春からの激務も終了近くなってきました。
今日のおすすめはミクリブルー。

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日陰では薄氷が張っていい感じでした。
byハイマツ仙人

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20180621 オオシラビソ(アオモリトドマツ)雄花 

今朝の室堂は霧雨。昨日は風雨。
ブログも停滞。
サッカーのワールドカップはコロンビアを破り大盛況。
この勢いにのってブログも・・・”(-“”-)”
本日はがんばって、オオシラビソ特集。大白檜曽。別名はアオモリトドマツ。
北アルプス北部の亜高山帯(1,500mから2,500m)では日本固有のスター選手。
シラビソの和名は諸説ある(GHK植物図鑑HP)とのこと。ヒノキの代用と樹皮が白いとする説がいいのでは・・・
オオシラビソはシラビソににていて球果が大きいことから。
種小名のmariesiiは1878年に植物採集家マリエスによって八甲田山で発見っされたことによるとのこと。
「あきた森づくり活動サポートセンター総合情報サイト」では
オオシラビソは乾燥が苦手で、最終氷期が終わって温暖化になって八甲田などでは、600年ほどになって広がったとのこと。
オオシラビソがスターになれたのは、稚樹が雪腐れ病菌に強いことや
幹や枝が雪の重みに強いことなどをあげている。
背景は薬師岳です。

オオシラビソの雄花(20180618弥陀ヶ原)は「森林総合研究所 第119号」によれば、
雄花芽は、当年枝の表面に形成され、秋には直径3㎜ほどの球形状。
休眠して、翌年の春から活動を再開し、花粉飛散直前には赤く膨らむとのことです。
弥陀ヶ原で花粉の飛散中のものをゲットです。
仙人はスギ花粉にはめっぽう弱く花粉症友の会名誉会員ですが、オオシラビソは会員外で
大丈夫です。

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葉目です。防寒対策がしっかりしています。(^^♪

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20160907弥陀ヶ原での球果です。
オオシラビソはモミ属で、まつぼっくりはマツ属の球果をいうらしいのですが
球果よりも「まつぼっくり」のほうかシックリ、ボックリします。
仲間にいれてもいいのでは・・・・😱

20081025弥陀ヶ原での記録です。
中軸は冬を越しても残ってます。
やはりサッカーと同じで軸がしっかりしていないと・・・。(^^♪
それにしてもオオシラビソは「半端ない」。サポートサポーターとして
しっかり応援したい。
byハイマツ仙人