BLOG

立山自然保護センターブログ

ライチョウサポート隊

6月27日

本日は富山県によるライチョウサポート隊の隊員養成講座がありました。
ライチョウや植物保護の為のロープ設置作業やフィールドでの実地講習、そして室堂山荘で机上講座が行われました。
ライチョウの生態に関する勉強はもちろんなのですが、サポート隊として重要なライチョウ観察のマナーや一般の人達への啓蒙活動の必要性を参加者の皆様に理解していただける様に富山雷鳥研究会の松田さんと会員3名が講師として参加しました。
一日勉強して富山県から認定されたサポート隊員の皆様の今後の活躍に期待です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

立山一帯の管理をされている佐伯さんからロープの張り方を教わってみんなで作業しました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

小さな女の子もしっかりロープの張り方を覚えてくれました。雷研の松田さんが丁寧に結びの原理もお伝えしてます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ライチョウ観察中。まずはライチョウに興味を持っていただくことが大切ですね。

花が咲き出しました。

室堂平も、かなり雪解けが進み歩道の地面が見える場所が多くなりました。

みどりが池も水面が見え始めて、みくりが池には「雪いかだ」が見れるます。

先月まで雪に埋もれていた、室堂小屋も姿がみれる様になりました。

 

室堂平でも、ようやく花々がみれる様になってきました。

ミヤマハンノキ

ミネズオウ

コイワカガミ

ミツバオウレン

ヤマカラシ

ハクサンイチゲ

これから、沢山の花々が彩りを飾ってくれる事でしょう。

 

おまけ

玉殿の湧水の水汲み場がオープンしました。

2021.06.05高山植物開花

昨日の荒れた天気から一転、今日は晴れて気持ちのいい気候です。
室堂平中心部の積雪はついに5Mをきり4m70cmとなりました。
風衝地では植生が出ていて短い夏に命を燃やす高山植物が次々と芽吹いてます。
ライチョウ以外の高山鳥達もいつものメンバーが出揃って繁殖活動真っ盛り!
雪景色の立山はもちろん魅力的ですが、これからは残雪と高山植物や野鳥を楽しめるいい季節です。
下界のストレスや暑さを癒しに是非立山へ起こしください。

だいぶ減りましたがまだ4m70cmもの積雪です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

室堂周辺で一番最初に開花するガンコウラン 。立山のライチョウにとって主食となる大切な植物です。

ハクサンイチゲもあちこちで芽吹いてます。

元気に囀るカヤクグリ。その他にもメボソムシクイ、ウグイス、キセキレイ、イワヒバリなどが室堂周辺で営巣し繁殖活動をします。

今日の弥陀ヶ原

6月に入って、弥陀ヶ原の様子を見てきました。

まだ、雪の湿原が広がります。

 

木々も雪で横になっていますが、夏にはたくましく起き上がってくれる事でしょう。

 

桑崎山も雪解けが進んでいます。

 

カルデラ展望台に向かう森林帯

木の根元の穴にハマると、なかなか抜け出せないので注意が必要です。

 

カルデラ展望台です。

カルデラ展望台に行くのは、案内板等が無く迷いやすいので充分な注意が必要です。ナチュラリストなど慣れた人と行くのが良いでしょう。

 

ウグイスやホトトギス、ツツドリなどが鳴いていました。

 

 

雪がある間だけ、自由に湿原を歩ける弥陀ヶ原を楽しむのもオススメします。