BLOG

立山自然保護センターブログ

20180710 山岳景観 一ノ越 タカネスミレ

今朝の室堂は晴れ。4時すぎには出発。
梅雨明けで、気合を入れて出発。
やはり、息切れで1時間あまりで、一ノ越到着。
雪渓は例年並みでしょうか。
雪は固く凍っているところもあります。しっかりした靴が必要です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

槍ヶ岳までしっかり見えました。(^_-)-☆

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


浄土山からの薬師岳方面です。
すっかり夏山JOYの世界です。(^^♪

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


高山植物を一品。室堂平周辺では見れませんが、スミレシリーズから。
キバナノコマノツメと思っていたら、タカネスミレでしょうか。
昆虫に着陸を示すガイドマークがよかったのでに気を取られてしまって
・・やはり思い込みは・・・
今回も反省です。😱😱😱
byハイマツ仙人

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

20180704 室堂 コバイケイソウ 

今朝の室堂は曇。風やや強。肌寒いくらいです。ライチョウ君は、おやすみ。
雪解けとともに高山植物がにぎやかに。
室堂山荘方面の除雪がすすみ
ミクリガ池の周遊メインルートは晴れていれば運動靴
でも可能となりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

本日のおすすめの一品はコバイケイソウ(小梅蕙草)
APGⅢ(被子植物の系統進化を研究テーマとする研究者群の体系)では、ユリ科からシュロソウ科(メランチウム科)に独立分家。
この仲間の根茎はアルカロイドの有毒、猛毒らしいです。
山菜のオオバギボウシ(山菜名ウルイ)と間違って食べてニュースになることもあります。
煮ても焼いても食えません。室堂にはオオバさんはいませんが。。。。😱
花言葉の「遠くから見守っています」がちょうどいいのかもしれません。
主軸の花は両性花(♂♀)、側軸の花は♂ばかり。
どういった戦略でしょうか?自家受粉??資源節約???
花が咲くのは三年、四年に一度とも。十年に一度大当たりとも。今年は、大当たりでしょう。
コバイケイソウは日本固有種とされています。
大当たり記念に大日岳などをバックに立山限定写真です。

台風一過に期待大です。(^^♪(^^♪(^^♪
byハイマツ仙人

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

20180626 一ノ越 イワウメ ハクサンイチゲ 満開

今朝の室堂は晴。
早朝自主トレで稜線の開花状況調査です。
4:30出発。
室堂から一ノ越まで休み休みで1時間ほど。
ほとんど雪道です。アイゼンは必要なくても
まだまだスタッドレス仕様が必要です。
稜線はイワウメ(岩梅)が満開です。
常緑の矮性低木。クッションのようにも見えます。
一斉に咲いていて、しかも貸し切り。
一人占めはちょっともったいないくらいです。(^^♪

caption id=”attachment_3380″ align=”aligncenter” width=”750″] OLYMPUS DIGITAL CAMERA[/caption]

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


ハクサンイチゲも満開でした。(^_-)-☆
7月1日は立山の山開きです。一足先に花開きでした。
byハイマツ仙人

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

20180623可愛いフリル


今日は朝からどんより曇っていて午後からしとしと雨が降ってきました。
雷鳥はいよいよ抱卵後期となっていてオスの縄張り意識も薄れだしメスは一日3回ほどの食事で数分間出てくる以外はずっと卵を温めているので流石の立山でもそこら中で雷鳥に会えるということがなくなってきました。(繁殖失敗したホテル付近のペアはターミナル付近をウロウロしてるので会える確率高いです)
その代わりと言ってはなんですが花は開花ラッシュです。
今日保護センター周辺をざっと見渡しても16種類確認できました。(チングルマ・イワイチョウ・シナノキンバイ・ミヤマキンバイ・ヒメクワガタ・ヒメイワショウブ・コイワカガミ・アオノツガザクラ・ツガザクラ・ハクサンボウフウ・ハクサンイチゲ・タテヤマタンポポ・ミネズオウ・ヤマガラシ・ミツババイカオウレン・ミヤマハタザオ)
写真はイワイチョウです。図鑑によると1属1種だそうです。(ミツガシワ科イワイチョウ属)
花弁のフチがフリルのように可憐で秋には黄葉して室堂平を一面黄色く染め上げます。種子は雷鳥の大好物です。
雨の日は花の撮影に最適です。
雪の大谷ウォークが昨日で終わり、これから夏山開きまでは混雑知らずで静かな山を楽しめるのでオススメですよ!

20180621 オオシラビソ(アオモリトドマツ)雄花 

今朝の室堂は霧雨。昨日は風雨。
ブログも停滞。
サッカーのワールドカップはコロンビアを破り大盛況。
この勢いにのってブログも・・・”(-“”-)”
本日はがんばって、オオシラビソ特集。大白檜曽。別名はアオモリトドマツ。
北アルプス北部の亜高山帯(1,500mから2,500m)では日本固有のスター選手。
シラビソの和名は諸説ある(GHK植物図鑑HP)とのこと。ヒノキの代用と樹皮が白いとする説がいいのでは・・・
オオシラビソはシラビソににていて球果が大きいことから。
種小名のmariesiiは1878年に植物採集家マリエスによって八甲田山で発見っされたことによるとのこと。
「あきた森づくり活動サポートセンター総合情報サイト」では
オオシラビソは乾燥が苦手で、最終氷期が終わって温暖化になって八甲田などでは、600年ほどになって広がったとのこと。
オオシラビソがスターになれたのは、稚樹が雪腐れ病菌に強いことや
幹や枝が雪の重みに強いことなどをあげている。
背景は薬師岳です。

オオシラビソの雄花(20180618弥陀ヶ原)は「森林総合研究所 第119号」によれば、
雄花芽は、当年枝の表面に形成され、秋には直径3㎜ほどの球形状。
休眠して、翌年の春から活動を再開し、花粉飛散直前には赤く膨らむとのことです。
弥陀ヶ原で花粉の飛散中のものをゲットです。
仙人はスギ花粉にはめっぽう弱く花粉症友の会名誉会員ですが、オオシラビソは会員外で
大丈夫です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


葉目です。防寒対策がしっかりしています。(^^♪

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

20160907弥陀ヶ原での球果です。
オオシラビソはモミ属で、まつぼっくりはマツ属の球果をいうらしいのですが
球果よりも「まつぼっくり」のほうかシックリ、ボックリします。
仲間にいれてもいいのでは・・・・😱

20081025弥陀ヶ原での記録です。
中軸は冬を越しても残ってます。
やはりサッカーと同じで軸がしっかりしていないと・・・。(^^♪
それにしてもオオシラビソは「半端ない」。サポートサポーターとして
しっかり応援したい。
byハイマツ仙人