BLOG

立山自然保護センターブログ

自主イベント 「立山の歴史を探る」を開催しました。

本日(8月1日)、富山県立山博物館学芸課長森山義和さん、同主任専門員吉野俊哉さんを講師に迎え、当センター1階レクチャールームにて、自主企画である「立山の歴史を探る」を開催しました。

この講演会には、22名の参加があり、受講生たちは、「立山開山縁起」による立山開山伝説や、「立山曼荼羅」による「立山地獄説話」など、立山信仰について、ユーモア溢れる講師先生のお話で楽しく学ぶことができました。

※次回の自主イベントは、9月5日(土)AM10:00~の「立山の気象 空の観測方法」(講師:富山地方気象台 木津暢彦さん)です。みなさん、ご参加よろしくお願いします。

曼荼羅絵図による「立山地獄」の解説

近代に繋がる立山信仰の歴史について学びました。

「立山開山縁起」の講演

講師先生、受講生の皆様、どうもありがとうございました。

 

講演・観察会「立山の高山植物を探る」開催しました。

本日(7/18)、当センターの本年度3回目の自主事業(講演・観察会)を開催しました。

今回は、「立山の高山植物を探る」として富山県中央植物園の吉田めぐみさんを講師に招き、当センター1Fレクチャールームにて、高山帯植生などの説明の後、実際に高山植物が咲き乱れる立山室堂平を受講生(25名)と一緒に散策しました。

吉田先生からは、チングルマの成長速度やイワイチョウの異形花柱性による生存戦略、コバイケイソウの両性花&雄花の違いなどなど・・・・。たくさんの興味ある事項を専門的な内容でありながら、わかりやすい解説にて高山植物たちの隠された秘密をご教授していただきました。

受講生のみなさんは、吉田先生の話術に引きこまれつつ、高山植物の美しさやその生命力の強さに感動し、立山室堂の休日を満喫されているようでした。

まずは、たくさんの花々を育む、立山の山々の解説から始まりました。

散策道脇にも可憐な花たちが・・・。高山植物の1番のマナーは、高山植物を踏みつけないこと!

チングルマ、イワイチョウ、タテヤマチングルマ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲのお花畑の解説。

雪融け後の雪田草原(イワイチョウ-ショウジョウスゲ群集)の説明。

雪融け直後のこの箇所は、お花畑はこれからが本番。

高山植物各種の名前・特徴などを丁寧に説明。

ベニバナイチゴやノウゴウイチゴの花&実、ミヤマキンバイの湿原型⇔稜線型の形態の違いを説明。

 

 

R8年6月3日 強風の立山室堂

昨夜(6月2日)から、台風6号の影響で立山室堂にも突風が吹いています。雨はそれほどでも無いのですが、傘がさせない天候ですので、雨具がないと大変な天気となっています。

外気温は、午後12時現在で9℃、雨のおかげで雪がどんどん融けてきており、『雪の回廊』も全区間の地面が露出してきました。一日、一日、立山室堂も“春めいて”きています。

立山自然保護センター3階通路のようす。

雪の回廊の地面が露出してきました。

雪の回廊のターミナル側の状況

玉殿の清水の雪解けは進みましたが、まだ、清水は出てきていません。

今日は、残念ながら雄山などの山々は眺望できません。

強風と雨で、大変!

室堂バスターミナル屋上からの下り階段の雪もすっかり融けました。

バスターミナル屋上からのアルペンルート側の状況。

 

 

「立山の雷鳥の生態を探る」講演&観察会を開催しました。

昨日(令和8年5月30日)、本年度の2回目の自主企画講演会となります「立山の雷鳥の生態を探る」を開催しました。講師に、「富山県雷鳥研究会」の竹内先生及び吉田先生をお招きして、県内外から集まった30名の参加者に、立山室堂のライチョウにの生態などについて学んでいただきました。

当センターのレクチャールームでは、なかなか見ることのできない貴重なライチョウの生態写真をスライドで見せていただきました。後半の屋外での観察会では、みくりが池周辺で、縄張りに侵入した他のオスに対して「グァガーガー」と鳴きながら飛びかかる「ディスプレイフライト」を観察することができました。

更に、ミドリガ池近くの散策道にて、仲良く採餌しているオス・メスのツガイも観察することができ、参加者は皆、6月からの出卵&抱卵や7月からの育雛活動の説明を熱心に聞き入っていました。

「富山雷鳥研究会」の“若手研究者”の竹内先生のスライド講演状況。

出発前の「ライチョウ観察マナー&禁止事項・心得え」のレクチャー状況(当センター3階デッキ)

屋外での観察会では、立山室堂のライチョウの棲息環境の説明も受けました。

みくりが池周辺では、「ディスプレイフライト」を見ることができました!

講師先生から、ライチョウの食草などの説明を受ける受講生たち。

ミドリガ池手前の散策道横にて、待望の“仲良しツガイ”に会うことができました。今年もたくさんの雛が生まれますように(祈)!

 

「立山の雪と雪の回廊」講演会の開催状況

昨日(R8年4月25日)に立山自然保護センター

自主企画としまして、「富山県カルデラ砂防博物

館」の学芸課長 飯田肇氏を講師としてお招き、

「立山の雪と雪の回廊」講演会を開催いたしまし

た。

参加者32名は、1Fレクチャールーム及び当セ

ンターと室堂ターミナルを屋外で連結する「雪の

回廊」にて、特色ある立山室堂の雪氷についての

講義を受けました。

今シーズンは、積雪深のピークが2月上旬であり、

例年なら積雪深が増加する2月下旬や3月上旬で

の積雪深の増加が見られなかった、“珍しい年”だ

ったそうです。また、積雪断面の解析から、昨年

12月や本年3月に形成された、降雪ではなく、

“降雨”による氷の層が何層も確認することができ

たそうで

す。※下写真「雪の壁カレンダー」参照!

これもやはり、地球温暖化の影響でしょうか・・

・。私たちの生活にも影響ある環境変化には、

敏感であるべきでしょう。

世界でも有数の豪雪地帯である立山地区の雪氷などについて、ご講義頂きました。

飯田先生は、国内で初の“氷河”を立山地区で発見された方です。

4月25日現在の、立山自然保護センター周辺の積雪状況及び立山3峰の遠望。

「雪の回廊」での現地講義の様子です。

「雪の回廊」の現在の最大積雪深は6.3mです。

熱心に聞き入る受講生のみなさん。

今シーズンの積雪の特徴など、わかりやすく解説していただきました。

雪や氷のことなど何でも質問にお答えいただいた飯田先生。わかりやすいご説明、ありがとうございました。

雪の大谷に展示されている積雪層毎に説明されている「雪の壁カレンダー」。地球規模の気象情報など勉強になりました。