色付きはじめてきました。
9月に入り、気温も15℃前後となり室堂平では少しずつ紅葉が始まってきました。
草紅葉が中心で黄色が目立ちます
チングルマも少しずつ色つきはじめています。
遅咲きのウメバチソウや木の実なのが楽しめます。
シラタマノキ
クロマメノキ
空も秋空になりこれか、風景もどんどん変化していく事でしょう。
立山自然保護センターブログ
9月に入り、気温も15℃前後となり室堂平では少しずつ紅葉が始まってきました。
草紅葉が中心で黄色が目立ちます
チングルマも少しずつ色つきはじめています。
遅咲きのウメバチソウや木の実なのが楽しめます。
シラタマノキ
クロマメノキ
空も秋空になりこれか、風景もどんどん変化していく事でしょう。
立山の富山側の天空ロードの車窓からは、樹齢300年を超える巨大な立山スギを多く見ることができます。
沿線で一番幹回りの大きい仙洞スギです。幹回りが940cm 樹高が21mあります。
立山スギは、分類学者の中井猛之進 博士によって 和名を「アシウスギ」と分けられました。
アシウスギは、日本海側を中心とした寒冷地に適したスギで特徴的なのが葉の間隔が狭く雪が落ちやすくなってます。
また、落ちた枝や地面ついた枝から根を出してクーロンをつくるのが、一般の「スギ」とは違います。左がアシウスギです。
立山のスギは、幹回りが太く樹高が一般的なスギよりも樹高が低いのも特徴です。
立山スギは立山駅から見えますが、弘法当たりから上では、ほとんど見れなくなります。
日本書紀では、スギはスサノオノミコト(素戔嗚尊)の髭からできたと書かれていますが、お母君のイザナギノカミ(伊邪那岐)が
雄山神社の御祭神であることに神秘を感じます。
明日は立秋ですが、連日、猛暑日が続いています。そんな時オススメなのが称名滝です。
立山駅から桂台をぬけて称名滝に向かう途中に途中に悪城の壁を見ることができます。
称名滝は約10万年前には、立山駅近くにあったと考えられおり水の浸食等により、現在の場合にあり
現在も毎年10cmほど後退しているとのことです。下の写真の稜線中間部分の木が無い場所が滝御台
です。
滝御台から見ると
途中に大日岳の登山口と弘法へとつながる八郎坂があります。
駐車場から徒歩で約30分で、滝つぼ近くに到着します。
滝つぼ周辺は、水圧の霧と風圧で一気にヒンヤリします。
展望台からの称名滝、上から70m 58m 96m 126mの4段になっており落差日本一の350mを誇っています。
ちなみに滝つぼ付近からは一段目は見えません。
遊歩道では、植物等も楽しめます。
ミズキ
ホタルブクロ
ノコンギク
キツリフネソ
シモツケソウ
オヤマボクチ
ウド
ヤマブドウ
称名滝の3段目をよく見ると人工的なラインがあります。これは、戦中に水力発電が計画され北側の掘削工事が
行われたが、戦後に工事が中止になった跡です。
実際に作られたのは滝つぼの下流です。下の写真は取水口です。
水は水平か低い方にしか流れないので、真っ直ぐ流して低くなったところで下に落として
発電します。立山駅近くの山の中腹まで水平に水が運ばれている施設がわかりますか?
この高さ以上に滝つぼがあることになります。
本日、4月15日に、立山黒部アルペンルート全線開通に合わせて、立山自然保護センターが
開館しました。
今年は数年にない、少ない積雪でのスタートです。
下の写真は、昨年の同時期の似た場所で撮影したものです。
例年なら雪に隠れているハイマツが多く見られます。
雪の大谷は、50年前の再現という事、車線が狭くなっています。
駐車場も綺麗になっています。
歩く雪の回廊も迫力満点です。
今後も情報を発信していきますので、よろしくお願いします。
立山自然保護センターも、11月15日にクローズして立山黒部アルペンルートの運行も
残り一週間を切りました。
室堂平では、冬が厳しくなってきました。
天気が良くても山頂では、風が強い事が多いです。
生き物達も食べ物を求めて頻繁動いているようです。
ライチョウとノウサギの足跡です。
ライチョウも活発です。
みくりが池には不思議現象が現れました。
御神渡りとまではいきませんが、このようなスジが出来るのは珍しいことだそうです。
夕方には、弥陀ヶ原付近には雲海が出ていました。
桑崎山の後ろが白山です。
立山も、もうすぐ静かな時期を迎える事でしょう。