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立山自然保護センターブログ

オープン二日目。晴れました

アルペンルート全線開通初日はあいにくの雨と濃霧でしたが、今日は昼前から雲が抜けて晴れました。
昨夜の雪で黄砂で茶色かった山肌も白く薄化粧され綺麗です。
今年の立山は稜線部の雪がとても少ないです。そしてその分吹き溜まりは例年よりかなり多く、雪の大谷は18mです。
みくりが池や血の池周辺も例年と比べて見た目が違うぐらい雪がたくさん積もってます。

こちらは室堂平に設置されている積雪深を測るためのポールです。ポールの長さは8m。先端しか見えてません。
晴れて皆さん大喜びでフィールドに繰り出してます。全体的に積雪が緩んでいるので踏み固められてない所は膝上まで潜ってしまいます。登山靴の方はゲイターがあると便利です。散策するためには防水のブーツや長靴がオススメです。

保護センター脇にある雪の回廊は今までで最高の11mです。幅も狭いので雪の大谷にも負けない迫力です。大谷みたいに混んでないのでゆっくり記念撮影できますよ!
例年だと積雪層の中に分厚い氷板や黄砂が見られるのですが今年は氷は殆ど見れません。冬の間にずっと低温が続いたことが想像できます。雪や氷河などに興味ある方は5月7日(土)に保護センターで開催する雪の観察会に是非ご参加下さい。

立山の紅葉情報

立山自然保護センターの開館期間も、あと10日となりました。

紅葉も含めてお伝えします。

11月5日、室堂平では今朝は久しぶりの雪となり薄っすらの積雪となりました。

 

9:00頃は、まだ粉雪がふっていました。

 

20分ぐらいすると

ちなみに12:00の気温が1.9℃です。

 

弥陀ヶ原も色づきが見られなくなり、山麓付近の彩りが目立ちます。正面の左側が桑崎山、右の低いところの山が大辻山です。

 

オオシラビソなど凍りの芸術が出来ています。

 

大日岳方向も葉が落ち、紅葉が下へと下がっているようです。二枚目の写真は弘法付近の称名滝上部です。

 

美女平は、今が盛りですが今年は残念ながら枯れた感じの葉が多く気がします。ツキノワグマやニホンザルの生息域なので充分注意してください。

 

今年は、ナナカマドの実が多く葉が落ちると目立ちます。

 

桂台から見える山並みです。称名滝までのルートでは、午前中は日陰になるので午後がオススメです。

 

道路沿いのススキも綺麗です。

 

立山駅(千住)辺りも紅葉が進んでいます。

 

山から里へと紅葉も、足早に降りていくことと思います。

 

2021年10月21日 吹雪が去りました。

10月21日 昨日まで続いた吹雪も去り、今日は快晴となりました。

 

一面真っ白な世界に

 

風の方向が一定だったのでしょう、雪のエビフライができて、岩の後ろには雪が付いていません。

 

慰霊塔

 

吹き溜まりでは、膝上まで溜まっています。

 

ハイマツなどの植物も凍りついています。

ミヤマハンノキ

 

先ほど、去年より4日遅い初冠雪のニュースがありました。雲が取れれば富山の平野からも見える事でしょう。

 

 

2021年10月20日 雪です。

本日、10月20日は北陸地方に、寒気を伴った低気圧の接近となり未明より風を伴った雪となり今シーズン初の吹雪となりました。

積雪量は表示されていませんが、当センターの周囲では20~30cmといったところです。

 

周辺の降雪状況です。

立山黒部アルペンルートのライブカメラでも、弥陀ヶ原でも雪が降っているのがかくにんできます。

 

本日の状況がわかればと思い、動画を撮ってみました。

これら、立山黒部アルペンルートでも雪風景が増えていく事でしょう。

 

 

 

 

 

偶然がつくる風景

立山自然保護センターの今シーズンの開館も、あと一ヶ月となりました。

 

立山では、偶然に素敵な風景に出逢うことがあります。

 

秋雲も、よく見ると色んな形に見えてきます。

山に向かう鳥に見えませんか?

 

雲海は比較的見ることができます。

4月 室堂平から

8月 室堂平から

雲海の先端がよく弥陀ヶ原当たりに掛かります。

雲の先端では、たまに目の前で虹がかかることがあります。

 

他にも、変わった現象が見られます。

太陽のリング(ハロ)と飛行機雲

室堂山に現れた彩雲

 

 

立山にお越しの際は、偶然に逢ればと思います。

8月 室堂平からの夕景です。オレンジ色に染まるのは、お隣の石川県の海です。