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立山自然保護センターブログ

立山スギ

立山の富山側の天空ロードの車窓からは、樹齢300年を超える巨大な立山スギを多く見ることができます。

 

沿線で一番幹回りの大きい仙洞スギです。幹回りが940cm 樹高が21mあります。

 

立山スギは、分類学者の中井猛之進 博士によって 和名を「アシウスギ」と分けられました。

アシウスギは、日本海側を中心とした寒冷地に適したスギで特徴的なのが葉の間隔が狭く雪が落ちやすくなってます。

また、落ちた枝や地面ついた枝から根を出してクーロンをつくるのが、一般の「スギ」とは違います。左がアシウスギです。

立山のスギは、幹回りが太く樹高が一般的なスギよりも樹高が低いのも特徴です。

 

立山スギは立山駅から見えますが、弘法当たりから上では、ほとんど見れなくなります。

 

日本書紀では、スギはスサノオノミコト(素戔嗚尊)の髭からできたと書かれていますが、お母君のイザナギノカミ(伊邪那岐)が

雄山神社の御祭神であることに神秘を感じます。

 

 

 

山の生命が感じられます。

GWも今日で終わり方が多いのか、静かな室堂平になっています。

ここ最近、立山自然保護センターの入り口には、こんなモノが落ちています。

 

泥などの塊りですが、犯人は彼らです。

イワツバメが、雪が融けてわずかに顔を出した地面から巣の材料を集めています。

巣が完成するまでは、お客様にはご迷惑をお掛けするかもしれませんが、温かく見守ってください。

 

室堂平にも、少しずつ生命の息吹を感じることが出来る様になりましたが、今の時期に、春の訪れを

感じられる 美女平 では多くの「生きもの」が活動を始めています。

残念ながら、野生の動物などと直接会うことは中々出来ないので、生きものが其処にいた痕跡である

「フィールドサイン」を探すことで、彼らに近づくことができます。

ノウサギの足跡です。写真の左右、どちらに進んだかわかりますか?右側に進んでます。

 

フンも残されていました。

 

ノウサギのように見えますが、二ホンリスです。右側の二つが前足で、上下に並んでいる

のが後ろ足です。前足の指の跡がわかりますか。

解りにくいのですが、左右に2本の爪(主蹄₍しゅてい₎)の跡が残ります。ふくらみ方から

カモシカだと思われます。

大き目の足跡がありました。中央の跡には前後の足が重なっています。

 

爪の跡が確認できたので、ツキノワグマだと判断してよいでしょう。

「クマに会ったらどうしたらいいのか?」と聞かれることがありますが、「クマに合わない様に

にする」がとても大切です。基本的には、ツキノワグマは臆病なので人間の気配を感じたら、クマ

から避けてくれたケースは多くあります。一番いい方法は音を出すことで、クマ鈴などが有名ですが

建物の中等には、クマは居ないので音を消すマナーも必要です。

ツキノワグマが居るという事は、自然が豊な証拠です。美女平では、ツツドリやコルリなどの夏鳥の

声も聞こえてきています。残雪の状況を見ながら、身近な立山を楽しんでもらえたらと思います。

20180502  美女平  

今朝の室堂は霧と雨。
この日に備えて昨日のストックから。ストックとフローが大切。
晴激写雨ブログです。”(-“”-)”
今期初美女平です。
沢筋に氷河ではありませんが雪渓が残っています。
充分な注意が必要です。

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尾根筋は新緑です。
静かで贅沢な時間が過ごせます。
アルペンルートの素通りは「もったいない」気がします。

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火炎スギも無事冬越しして元気でした。
byハイマツ仙人

20170502 山岳景観 美女平

今日の天気予報は晴。
今季初の美女平へ。
降り口は雪がのこっていて、急でした。
夏道は危なそうで、谷筋から歩きました。
美女平は猿平でした。

多くのサルがブナの新芽などをおいしそうに食事していました。

木の周りは雪の穴です。

タテヤマスギの巨木で不老樹とありました。
幹周り1,050cm、樹高34mです。
あまり通らないルートにあります。

葉がしげると見えにくくなるのですが
鍬崎山がよく見えました。

雪解けの陽当たりの良い場所ではイワウチワが咲いていました。