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立山自然保護センターブログ

レモン彗星と神秘的な室堂平の星々

昨夜の24日、今話題となっている今年1月に発見さ

れ発見場所の「レモン天文台」に命名由来する

『レモン彗星』を観察・撮影しました。

時間は、夕方の18時30分頃で、大日岳上空にある

北斗七星の西の空で富山平野の上空の方角で見つけ

ることができました。

レモン彗星は、今週の21日に地球に最接近していた

そうですが、11月上旬頃まで、日没後の西の空で観

察できるそうです。

ちょうど、オリオン座流星群も同じく21日に極大日

をむかえていたのですが、昨夜は、大きな流れ星を

3つほど眺めただけで、20時ごろから、大日岳や別

山の上空に薄雲がかかってきました。

厳しい寒さ(-2℃ぐらい)に耐え忍びながら、ミク

リガ池湖畔にて粘っていたのですが、流星群の撮影は

また、後日にすることとしました。

神秘的な室堂平の星空観察は、もうヤミツキです。

常駐する11月中旬まで楽しむこととします。

10月24日(金)17:12の夕暮れ。今夜は晴れそう!

大日岳の斜め上。西の空(富山平野上空)のレモン彗星

これが『レモン彗星』! やっと、撮影できました。

天狗山と富山平野の夜景

ホテル立山・国見岳上空の天の川

神秘的な奥大日岳・大日岳の笠雲/星空Ⅰ

神秘的な奥大日岳・大日岳の笠雲/星空Ⅱ

神秘的な奥大日岳・大日岳の笠雲/星空Ⅲ

薄雲とみくりが池温泉/魚津市方面の灯の間の星々

別山方面の星景

別山~真砂岳方面の星景 ※フィルター(プロソフトンA)使用

別山上空のカペラがミクリガ池湖面に映っていました。

偶然写っていた流れ星。でも、人工衛星かも?

冬が近づく立山室堂

今週早々に立山室堂でも初雪か?との予想がありま

したが、まだ、白いものは降りてきていません。

それでも、毎朝、氷点下となり霜や氷ができており、

外気温はお昼になっても、3.6℃で、手袋無くては、

手が冷たくて外を歩けない状況です。

室堂平一帯は、広葉樹は落葉し、お花畑の群落は

“枯れすすき“・・・と、冬景色に移行しつつあり

ます。

白くて厳しい冬は、すぐそこまで来ているようです。

雲海もなく晴れ渡った天狗平と富山平野の遠望

剱岳の荒々しい稜線

剱岳の拡大。剣岳登攀の厳しさがわかります。

今日の立山三峰。室堂山荘下からの山景。

ミクリガ池と剱御前~別山。 もうしばらくすると渡り鳥が休みに来ます。

ミクリガ池パノラマⅠ 剱御前~別山

ミクリガ池パノラマⅡ 別山~真砂岳

ミクリガ池パノラマⅢ 真砂岳~立山三峰

吸い込まれそうな蒼さのミクリガ池

落葉したミヤマハンノキ。湖面を覆う氷は、まだまだ先です。

今日のミドリガ池

“越冬準備”で丸まったハクサンシャクナゲの葉。落葉しない常緑樹です。

紅葉も終わりすっかりと落葉した広葉樹(タカネナナカマド、ミネカエデなど)

“ドライフラワー”になってまで咲き誇るヤマハハコ。※種ですけれど・・・。

まだ落葉していないクロウスゴ(クロマメノキの仲間)。液果が臼状に凹み、枝に陵角があります。

 

晴天の立山Ⅱ(夜半編)

先ほど、朝から夕方までまで丸1日、晴天が続いた

10月17日(金)の写真をブログアップしましたが、

昨夜(17日)は夜半になっても、雲一つない“満点の

空”が拡がっていました。久しぶりに室堂の星空

の観察&写真撮影を行いました。

残念ながら、日没後の『スワン彗星』は、大日岳の

影になって観察することができませんでした。また、

翌朝(18日早朝)の夜明け前の『レモン彗星』も曇

り空のため観察することができませんでした。

(オリオン座流星群は、2流れ星ほど観察できまし

たが・・・。)

ということで、久しぶりの立山室堂の星景写真を

ご紹介させていただきます。

国見岳稜線上の天の川

立山三峰上空の星空

本年改修を終えたばかりの立山センターと星空

真砂岳直情に上ってきたプレアデス星団(スバル)と近づく飛行機

真砂岳上空の星々

真砂岳の上に、ヒアデス星団も上ってきました

色とりどりの星が輝く別山方向の星景

ミクリガ池にもぼんやりと星々が映っていました。

カシオペア座近くのアンドロメダ星雲(M31)

数限りない夜空の星々。

晴天の立山Ⅰ(日中編)

昨日(10月17日(金))の室堂は、朝から4日ぶ

りの晴天に恵まれ、夜半まで晴れ渡ったすがすが

しい1日となりました。

紅葉前線も標高1,000mぐらいまで下がり、室堂

区域の景色も落ち着いた初冬を迎える雰囲気が漂

っています。それでも、この時期ならではの、山

岳や湖沼の風景は、誰もが息をのむほどの絶景が

広がっており、今回は、2回(日中編と夜編)の

ブログに分けて室堂の魅力をお伝えいたします。

美しい晩秋のミクリガ池と剱御前&剱岳

立山三山の1峰、別山とミクリガ池

鏡のような湖面のミクリガ池

ずっと日中は雲一つなく晴れ渡っていました。(立山三峰と室堂山荘)

雄山と大汝山の望遠

ガスが立ち上ってきた奥大日岳※手前はみくりが池温泉とガス監視ステーション

雷鳥荘と剱御前の峰々

ノコギリ歯のような剱岳の稜線もクッキリと遠望できました。

地獄谷の噴煙。

ミクリガ池と立山三峰&浄土山

夕暮れ時(PM5時過ぎ)の剱御前~別山

夕焼けに染まる立山三峰

晩秋の立山室堂Ⅱ(10月13日室堂平一帯)

本日(10月13日)、朝からずっと小雨or霧模様で

したが、午後2時頃から急に青空が広がってきたの

で、急きょ、先日に続いて室堂平一帯を散策してき

ました。

室堂平の上空には、信じられないほどの澄み切った

青空が広がり、見慣れた立山の峰々の景色のはずで

したが、言葉に表せられないような感動を得まし

た。

室堂平周辺では、もうすっかり、ナナカマドやミネ

カエデ、ダケカンバが落葉してしまい“枯れ木状態”

となっていましたが、所々のミネヤナギの黄葉や、

灌木類の紅葉、枯草たちが微妙な配色をもって、立

山の峰々を彩っていました。

散策道をすれ違う多くの観光者・登山者たちから

「本当に、今日、立山に来てよかったね。」と

話声が聞こえてきましたが、思わず、

「私も、この立山の風景を見られてよかったよ。」

と返事したいほどのハイな気分になっていました。

自然保護センター前から立山三峰を望む!

浄土山で紅葉していた広葉樹も、すっかり落葉していました。

浄土山ふもとで風になびいているヒロハコメススキ等の草原。

息をのむほどの美しさ。一ノ越祓堂手前からの立山三峰の景色。

剱御前~別山方向も美しい風景が広がっていました。

いつまでも眺めていたかった真砂岳上空の秋雲。

秋色の室堂園地。室堂山荘横から奥大日岳方向を望む。

地獄谷から湧き上がるガスと雷鳥荘方向に向かう人々

絶景!錦秋のミドリガ池と立山三峰

R7年10月13日。本日のミクリガ池。

薄霞に包まれたミクリガ池と逆さ立山三峰