BLOG

立山自然保護センターブログ

雨上がりの室堂平

昨夜(9/3(水))は、結構まとまった雨が降って

いたのですが、今朝は、とてもよく晴れていました。

濡れた石畳に気をつけながら、ちょっと、秋の気配が漂

い始めた室堂平を歩いてきました。

立山一帯では、一昨日、昨日と2日連続で熊目撃情報は

なかったのですが、まだまだ、油断はできません。

熊とのニアミスを避けるためには、熊より先に、自分

が熊を見つけることが第一です!(立山の熊は、熊鈴

などでこちらの居場所を知らせても、全く関係なく、

人に近接してきます!)自分の経験知識と本能と五感

をフルに発動させ、緊張感を持って慎重に歩きま進み

ます。

とりあえず、今朝は、昨夜に排出された真新しい熊の

糞を1か所確認しただけで、熊を目視確認することは

ありませんでした。

(今日も、一日、人前に出没しませんように。祈り)

今朝の室堂平と立山連峰

浄土山の頂上に朝日が当たってきました。

クマ出没目撃が多い、“熊の棲み処”となっている浄土沢~雷鳥沢方面。山は剱御前から別山

富士の折立の頂上下から朝日が昇ってきました。AM6:40頃です。

みくり尾根の散策道から見た『血の池』

散策道からのガス監視ステーションと奥大日岳、大日岳

今朝のミクリガ池

剱御前の向こう側には、雲一つない剣岳が!

 

 

室堂平の夕日&星空Ⅱ

昨日の夕日&星空の投稿に続いて、9月1日の室堂平のあまりの

夕日の美しさから、室堂平の夕日&星空のPARTⅡとして、写真

をUPします。

室堂平では、毎日、富山平野に雲海が発達し、平野部の夜景が見

えないことが多かったのですが、昨日は、富山平野の家々の灯り

まで見通せるとても見晴らしの良い夕方でした。

夜半になっても、室堂平一帯に霧や雲のないすっきりとした夜空

が広がっており、美しい室堂平の星景や流れ星などを楽しむこと

ができました。

夕陽が雲の中に沈んでいきました。

黄金色に染まる日没直後の夕空。

富山平野の灯り。手前は天狗平山荘&立山高原ホテルの灯りです。

時間が経って、PM9時の富山平野の夜景。

室堂の月は、PM10時ごろまで国見岳の直上に輝いていました。

大日岳~奥大日岳上空の夜景。飛行機が飛んでいました。

真砂岳を中心にした夜景。

立山と浄土山を一緒のフレームに入れてみました。

浄土山から国見岳の方向。地上の光は、立山センターです。

剱御前~別山~真砂岳の星空。(連続8枚の合成写真です。)

ミクリガ池から奥大日岳の上空には、北斗七星が輝いていました。

ミクリガ池と剱御前~別山の上空。天の川が下りてきていました。

 

室堂の夕日&星空

8月30日(土)の夕方、とても夕日がきれいなので

夕食後に写真を撮ってきました。

月齢7.9日の半月が、国見岳の直上に輝いていました。

今日の夕日は、富山平野上の雲海の中に消えていきま

したが、雲海が夕焼け色に染まっていました。

時間をあらため、PM7:30からは、星空の観察と撮影

にチャレンジ!

今日は、マニュアルフォーカスの古いレンズ

(でも、明るいf=1.8!)を持ち出しました。

1時間30分で、流れ星を3回観察でき、室堂周辺の

山々と数えきれないほどの星空の写真をたくさん撮影

することができました。

月齢7.9日の月。よく見ると、月の輪郭も全円で見えます。

夕空のグラーデーション

天狗平の下には、雲海が!

夕日に染まる雲海。(今日もいい一日でした。)

PM7:30になれば、すっかり星空です。雄山上空を飛行機が通過していました。

立山の山塊がくっきりと浮かび上がりました。※頂上の光は雄山神社社務所です。

浄土山の夜景です。

真砂岳の上空にも飛行機が・・・。

剱御前~別山方向の夜景

国見岳方向の天の川

偶然に撮影できた流れ星☆彡!

なんだか賑やかしい星空。(直線は、たぶん、人工衛星?)

 

立山(雄山)の登山情報(R7,8,9)

夏山登山の最盛期を迎え、今日からの3連休&お盆休暇の週に突入しました。

当センターにもたくさんの方から、雄山への登山情報の確認電話がありまし

たので、お天気が回復した今朝(R7,8,9(土))、出勤前に雄山までの登山

道状況等を確認してきました。多くの方が心配されている一ノ越までの雪渓

は、1か所(約40m)のみとなっており、斜面にはステップが切り込んであ

りました。(それでも、滑りやすいので、十分に気をつけてください。)

また、稜線に出ますと風が強く、想像以上に体感温度が下がりますので、

軽装登山の方はご注意してください!

山頂までの登山道の様子は、以下の写真のとおりです。

 

夜明け前(AM4:30)からの出発。

室堂山荘分岐点から10分ぐらいあるくと雪渓がまだ残っていました。ステップ切り取り有り!

雪渓は1か所だけ。あとは、一ノ越までは石畳の登山道

「祓堂」先の雪渓も消えていました。

美しい、剣岳方向の朝焼け雲

室堂平から祓堂付近までの登山道のようす

現在の室堂平の状況。(残雪はほとんど消えています。)※ターミナル、ミクリガ池・ミドリガ池ほか

一ノ越の公共トイレ(チップ制にご協力を!)

一ノ越からの長野県側の展望

一ノ越からの雄山山頂までの登山道。上りは赤マーキング、下りは黄マーキングの一方通行です。

雄山山頂までは、岩ガレバが続きます。

初秋の花「トウヤクリンドウ」が咲き始めました。

イワギキョウは、今が最盛期!

頂上を上り詰めたご褒美は、この景色です。

AM6:00から、宮司さんによる山頂での神事が行われていました。

雄山頂上からの剣岳の眺め。

 

クマ出没注意。剱沢方面を巡視してきました。

7月19日(土)に、雄山への登山道途中である一ノ越祓堂付近及び剱岳直下の剱沢付近でクマの目撃情報がありました。

とりあえず、物損・人身の事故は発生していませんが、7月21日(月)に剱沢方面の山小屋や野営場などの関係者の皆様への注意喚起協力及びを巡視パトロールを行ってきました。(室堂~雷鳥沢~剱御前~剱沢~別山~真砂岳~雷鳥沢~室堂)

クマに対しては、①クマが居ることを前提に注意を怠たらない。②安全な距離を保って近づかない。③生ごみは持ち帰る。④野営の場合は、テントの外に食料を置かない。などの対策が重要です。

今回の巡視パトロールで、クマを目視確認することはできませんでしたが、関係者の皆様からの聞き取りでは、「居付きのクマでは無さそうであるが、エサ場への移動中のクマもしばらくは見かけることが続くので十分に注意が必要。」とのことでした。

一ノ越祓堂付近のクマも「北方面に移動していった。」とのことで、ご山行の際は、最新のクマ情報の入手にてご計画を立ててください。

各小屋などで、注意喚起しています!

剱御前への雷鳥坂の様子。雪渓も融けてほとんどが夏道となっています。

雷鳥沢野営場の遠望

剱御前小屋前の公衆トイレ(チップ制)

剱御前からの剱岳

剱御前小屋から剱山荘への雪渓状態

剱山荘までの雪渓トラバースは、滑落などに十分に注意してください。

剱山荘と剱岳

剱沢野営場の遠望

剱沢を上り詰めて。別山・剱御前小屋の分岐点

剱沢と剣岳

別山頂上への取り付け地

別山頂上と立山

別山下の硯ケ池

別山から真砂岳への下り尾根

真砂岳頂上への上り

真砂岳頂上

真砂岳からの「大走り」ガレ場・浮石に注意!

大走り(中腹地)

大走りの終点(雷鳥沢野営場手前)