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立山自然保護センターブログ

立山室堂9月の星団観察

昨夜(9月21日)、一度、寝入ったのですが、ふと、

11時ごろに目覚めまして、外に出てみますと、室堂

平一帯には、雲一つない満天の星空が広がっていま

した。

ちょうど、新月に近く、月も上っていませんでした

ので、立山の峰々を背景に、白や青、赤、黄のカラ

フルな星の輝きを撮影観察することができました。

空気が澄みきった室堂の空では、信じられないくら

いの星々を観察することができますので、今回は、

『散開星団』を中心に撮影してみました。

立山方向(東)の空。富士の折立の上には、おうし座の『ヒアデス星団』が見られました。

ヒアデス星団の拡大。釣鐘星とも呼ばれ、一番下の明るい星が1等星のアルデバランだそうです。

同じおうし座のアルデバランの右上に、昴=『プレアデス星団(M45)』が輝いていました。

天の川には、色とりどりの無数の星団が見られました。

国見岳法方面(南)の空の星々。

浄土山方面(東南)の空

真砂岳方面(北東)の空。

AM1時頃から、雄山の頂上付近に、オリオン座の3つ星ベルトとM42が上ってきました。

雄山の斜め隣に、オリオン座の『オリオン大星雲(中心はトラぺジウム星団)』が、白く輝いていました。