室堂~室堂山展望台 散策路情報
令和7年7月20日、室堂山展望台までの散策路の雪解け状況等を見てきました。
4月からずっと、雪の斜面を登っていたコースもすっかりと雪が融け、室堂山荘前
の分岐点始点から室堂山展望台まで、全て夏道が出ており、雪の心配なく快適に散策
することができました。ただし、一部、石畳階段が荒廃し、浮石に乗らないよう注意
してください。
途中、チングルマやハクサンイチゲのお花畑の中にライチョウ(メス)がいました
が、早朝(AM5:00)から岩の上に登って「クウー、クウー」と鳴き続けていました。
(まるで、ヒナを探しているように・・・。下山時(AM6:30)も、岩の上でずっと
鳴き続けていました。今年は、繁殖に失敗したのでしょうか・・・?)
室堂山頂上の展望台手前では、今度は4匹の雛を抱えたメスに会いました。母鳥の
お腹の下で「ピィー、ピィー」と鳴きながら、時折、採餌に外に出てくる様子を観察
できましたが、とても幸せな気分に浸ることができました。
梅雨明け3日目の快晴で、展望台からは、槍ヶ岳から薬師岳、遠くは白山まで、
室堂からは見えない山々を眺望することができました。また、富山平野や富山湾
(氷見方向)の一部も良く見渡せました。
※以下の写真は、露光条件等の関係で、上山時と下山時の写真を混在しています。

今朝の出発時点での朝焼け。(別山方向)

室堂山荘横の室堂山展望台・浄土山への登山口。

登り始めは緩やか。徐々に階段が連続します。もう、展望台までは雪はありません。

上山・下山時もずっと、岩の上で鳴き続けていたライチョウ(メス)

途中、石畳階段が荒廃していますので、つまづき転倒、浮石に注意してください。

なだらかな丘になってきたら、もうちょっとで展望台です。

浄土山登山道との分岐点。展望台は、この先です。

展望台直前にいた、母親ライチョウ。このお腹の下に雛が4羽隠れていました。

母鳥から出てきた雛。(生後10日ぐらいか?)

展望台広場。休憩テーブルもたくさんあって、ゆっくりと休憩できます。

すばらしい北アルプスの展望。下部は立山カルデラ、台地は五色ケ原。

尖っている槍ヶ岳。眺望の良い日で幸運でした。