令和になりました。
5月1日、年号が令和になりました。
室堂平は、あいにくの雨で山々が見えないのが残念です。
上の写真には、ロープとポールで柵が設置してありますが、これは「歩道以外にははいらないように!」の意味もありますが
この時期にはとても大事な意味もあります。
柵が無いとどうですか?「ホワイトアウト」という自分が何処にいるのか解らなくなる状態になります。単純なモノ
ですが重要な役割を果たしています。今回は、室堂平から少し下った場所の紹介です。
天候が悪い日は、少し時間に余裕を持って富山県側のアルペンルート入口である立山駅の周辺を散策しては
いかかでしょうか?ちょっとした休憩にお勧めなのが立山大橋の近くにある「旧有馬家住宅」です。
18世紀の終わりに建てられた、立山町の豪農宅でトタンは被っていますがカヤ葺屋根で、釘を一切使用しない
「ホゾ組」という方法で建てられており明治時代には、村役場の一部として使われていたそうです。
この建物は現在、無料の休憩所になっており今の時期は、今が見ごろになっている山桜と早めにわたってきた
夏鳥などの声が楽しめます。
個人的には、「じ~ちゃん」家にきた様なノスタルジックな感じになりました・・・昭和の人間なので・・・
建物のとなりには、立山博物館が管理する「カモシカ園」があり飼育している二ホンカモシカに会えます。
カモシカは富山県内に沢山生息していて、立山地域でも野生のカモシカを見ることはできますが、こちらでは
身近に観察することができます。・・・カモシカは普段は、おとなしいのですが怒らせると物凄く危険です。
昔、「カモシカのような脚」という たとえ言葉 がありましたが、1964年に開催された 東京オリンピックに
関係があるようです。・・・令和でもなく平成でもない昭和の話です。・・・興味がある方は、立山自然保護
センターに来館時にお声をかけてください。
ちなみに、富山県のシンボルの鳥は「ライチョウ」で動物が「カモシカ」です。