20180521 火打山 ライチョウ
今朝の室堂は曇。室堂村のライチョウ君は元気です。
火打山登山の目的は百名山よりも、ライチョウ君の撮影です。
「二万年の奇跡を生きた鳥 ライチョウ 中村浩志 農山漁村文化協会」によれば
火打山・焼山のライチョウは日本最小の集団。10なわばり25羽ほど。
(※2014年調査で17羽に減少したとする報告もあります)
ライチョウの集団は
➀北アルプスと乗鞍、御岳を含めた集団(※乗鞍、御岳を別集団とする解析もあります)
➁南アルプスの集団
➂火打山・焼山の集団
➂は遺伝的には➀と➁の中間に位置し、両集団をつなぐ祖先集団
とあります。いわば、本家です。
火打山・焼山の内的自然増加率(生まれる数と死ぬ数でその集団が将来増えるか減るかを見る指標)
は1以下。しかも
温暖化の影響で営巣に適した50CM以下のハイマツがなくなる。
小さな雛が動き回りやすい環境が失われる。リスクも指摘されています。
前途多難ですがなんとか90歳を人生でなくライ生のピークを目標に
頑張ってほしいものです。(^^♪(^^♪(^^♪
※妙高市ではライチョウの生態調査のためのクラウドファンディングを
7月2日まで行っています。目標は130万円です。
詳しくは 下記のhpです ↓
リンク先です
byハイマツ仙人