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立山自然保護センターブログ

R8年9月26日 天狗平の紅葉について

昨日の上山時に国見駐車場から天狗平の景色を眺めたのですが、「思っていた以上に紅葉が進んでいるなぁ」との感想でして、本日(9月26日)、立山高原ホテルさんと天狗平山荘さんに所要があり、ついでに天狗平の散策道を歩いてきました。

天狗平は立山室堂より標高が150m低いので、通常は“室堂より紅葉が5~7日程度遅い”と言われていたのですが、現在の天狗平の紅葉進捗は、ナナカマドの紅葉のせいか、逆に立山室堂より進んでいるように感じられました。不思議です。

昨日の快晴とは異なり、雨天薄霧となった立山室堂・天狗平ですが、雨の雫をのせた葉や紅葉を映しこむ湿原の水たまりですら美しく、雨中の散歩も風情があってなかなかのものでした。

ちなみに、立山室堂では午前中からの曇天降雨につき、そこかしこで(慰霊塔横7羽、室堂山荘下1羽、ミドリガ池4羽、ミクリガイケ温泉横1羽、エンマ台4羽)ライチョウ親子・単独が出没し、久しぶりの“ライチョウ祭り”状態となっていました。

雨の日もワクワクドキドキの楽しい立山(室堂・天狗平ほか)です。

天狗平山荘から続く散策道(チングルマ街道、チングルマロードと呼ばれています)。建物は立山高原ホテル。

上方(立山室堂方面)を望む風景。散策道の両側がチングルマの紅葉で縁取られて美しいです。

美しい湿原の水たまりとチングルマなどの紅葉。雨中でも最高です!

夜間からの降雨が多かったせいか、湿原の小川に水が流れていました。

道端のチングルマ群落は、夏はお花ロード。秋は紅葉ロード。として彩りをつけてくれます。

湿原の窪地に溜まった水たまり。雨天時ならではの風景です。

ウラジロナナカマドは、7割ほどが紅葉していました。

美しい水中黄葉(イワイチョウ)。窪地の植生が水没していました。

水中紅葉。こちらの水没植物は紅葉チングルマです。

クロマメノキとチングルマの紅葉競演。秋の彩り。

 

快晴立山室堂 見所情報(R8年9月25日)

先ほど、立山室堂の紅葉情報をブログアップしましたが“秋を楽しむ見所情報”(※筆者のお薦め風景))として、今度は本日(9月25日)の快晴室堂の景色(ミクリガ池、山岳風景、秋の植物など)を公開いたします。

追記 なお、本日は快晴につき、ライチョウ目撃情報は、数件のみでした。ライチョウ観察は、絶景堪能とは真逆で、天気の悪い日が期待大です。

慰霊塔横ミクリガ池展望台から眺めた風景。剱岳も前衛の山脈の後ろから顔を出しています。

水面に映った湖畔の風景(慰霊塔横ミクリガ池展望台)建物は、みくりが池温泉と火山ガス監視ステーション。

背景の山脈は、10月にかけてもう少し秋色(黄葉)に染まってきます。(慰霊塔横ミクリガ池展望台)

立山三や真砂岳も遠望できます。(慰霊塔横ミクリガ池展望台)

湖面に映し出された立山三峰と浄土山(みくりが池温泉下「ミクリガ池展望台」)

爽やかな秋晴れの空と立山の峰々(。エンマ台から浄土沢越し)丘の上に室堂山荘が見えます。

枯れコバイケイソウと地獄谷噴煙(エンマ台)

ミクリガ池上部にあるミドリガ池。立山三峰を映し出す湖面と秋の風景。

エンマ台下の散策道から血の池・浄土山を望む。

ライチョウさんの大好物Ⅰ 矮性樹木ガンコウランの実。

ライチョウさん大好物Ⅱクロマメノキ(矮性樹木)これから気温が下がると紅葉してきます。

ライチョウさん大好物Ⅲ シラタマノキ(矮性樹木)

快晴立山室堂 紅葉情報(R8年9月25日)

今日(9月25日)は、風もなく秋晴れの穏やかな1日でした。

特に午前中は、立山室堂では青空が広がりアルプスの峰々の大パノラマと紅葉し始めた樹木草本の競演が、国内外から訪れたたくさんの人々を魅了していました。

紅葉はまだまだこれからという感じでしたが、本当に心が癒される美しい景色でした。

【立山室堂の紅葉進捗率】※筆者の独断です。紅葉ピークを100%としての推定値

紅葉(黄葉)総合 :50%、チングルマ:60%、ナナカマド:20%、草本類:70%

紅葉したチングルマと立山の峰々。

室堂バスターミナル前の園地の紅葉のようす。バックは、奥大日岳・大日岳。

室堂園地では、ここ数日で急激に紅葉が進んできました。チングルマの紅葉進捗は60%ぐらいです。

室堂山荘前から室堂バスターミナル方向を望む。

蒼く澄んだミクリガ池と、湖畔で紅く紅葉したワレモコウの群落。

エンマ台~雷鳥荘の登山道から眺めた剱御前・雷鳥坂。 10月上旬には黄葉でもう少し黄緑色に染まります。

エンマ台~雷鳥荘の登山道から眺めた剱御前~別山の山脈と浄土沢の風景

真砂岳から浄土沢への山腹の紅葉もまだまだこれから。

浄土沢上流部と立山峰の風景。

紅葉し始めたウラジロナナカマド(エンマ台下)

紅く染まってきたチングルマの葉(室堂山荘下)

R8年9月25日 美松及び天狗平・国見の風景

今朝(9月25日)は上山日につき、アルペンルートでの出勤です。

移動ついでに、弥陀ケ原上部の美松~天狗平、国見の紅葉状況を確認するため、駐車場がある場所ごとに、車を止めて撮影してきました。(アルペンルートの高原バスでは途中下車する人が少なく、大半の人はバスの車窓から眺めている景色です。)

今年の立山室堂は、8月中旬頃から秋雨前線が停滞し雨の日が多く、明け方に冷え込む日があまりなかったように感じられます。(今年は、紅葉の気象条件としては、あまりよくないのかもしれませんね。)

美松(標高2,030m)では、ダケカンバ林が黄葉→落葉し、ミヤマハンノキは茶枯れし始めていました。ミネカエデは黄葉を始めており、ナナカマドはまだまだこれからのようでした。

天狗平(標高2,300m)や国見(標高2,400m)では、チングルマの紅葉が進んでおり、ナナカマドの葉は少しだけ赤くなってきており、室堂平の紅葉の進み具合とほぼ同じように感じられました。

美松付近の景色。アルペンルート沿いのダケカンバの林は黄葉から落葉し始めていました。(美松)

ミネカエデの黄葉と大日岳の風景(美松)

国見駐車場から天狗平・奥大日岳を望む(左上は立山高原ホテル)

剱岳の雄姿(国見駐車場)

室堂平からなだらかにつながっている天狗平の風景Ⅰ。バックは、立山三~真砂岳~別山~剱御前

室堂平からなだらかにつながっている天狗平の風景Ⅱ。バックは、剱岳、剱御前~別山

室堂平から見る剱岳は、剱御前に隠れていますが、国見まで下がると剱岳の山塊が見えてきます。

国見駐車場から眺めた天狗平(左上は立山高原ホテル、バックは奥大日岳)

国見岳山腹のチングルマ群落。

 

R8年9月21日 「中川達夫 北アルプス星景写真展」開催中

立山自然保護センターでは、月替わりで1階から3階までの階段壁面にて、パネルor写真展を開催しています。

現在(9月)は、「日本星景写真協会」会長の中川達夫氏の『北アルプス星景写真展』-剱岳の星景色-を開催しており、「星景写真」という新たなジャンルを切り開いてきた中川氏の大作16点が展示されています。

9月の展示開始から、当センター来所のたくさんの登山者・観光者等のみなさんが、神秘的で美しい星景に足を止めて見入っています。

ベテラン登山者であっても見たことのない“輝きを放つ月や星々と静寂の大地の共演”に心を奪われ、深く蒼い夜の色彩に心が癒されています。

写真展示は、9月30日(水)までです。立山室堂にお立ち寄りの際は、是非ともお立ち寄りください。

お待ちしております。

【中川氏の作品写真は、複写・転載禁止です。】

写真展・中川氏の概要など

写真展は、1F~3階の階段通路踊り場の壁面です。

写真を観覧されているお客様。星好き・山好きにはたまらない写真が目白押しです。

展示状況①

展示状況②

展示状況③

『紅葉仙人』紅葉がきれいな裏剱の仙人池(2015年10月上旬)

『仙人中望』月が昇った早々の月光に剱岳が染まる(2015年10月上旬)

『雄山銀河』いて座の天の川 立山雄山の背後から昇ってくる(2024年5月上旬雷鳥沢)

『秋』ミズナラの紅葉を満月下で見上げる(2008年11月中旬上市町)