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立山自然保護センターブログ

雷鳥は繁殖モードに移行中

4/23日曜日の今日は朝から青空が広がり気持ちのいい天気となっています。

週末ということもありインバウンドのお客様以外にも大勢の日本人観光客の皆様がいらっしゃってます。

例年よりも雪が少ないとはいえ初めて立山を訪れた方にとっては圧巻の雪景色な訳で皆様雪に触れたり大谷ウォークを楽しんでます。

滑走者にとっても立山は聖地のような場所なのでたくさんの滑り手が大斜面に思い思いのシュプールを描いてます。

歩行者も登山者も滑走者も朝夕は雪が凍結しているので転倒・滑落等にはくれぐれもお気をつけ下さい。

 

今年の雪解けの早さに合わせて雷鳥はもう繁殖モードになってきています。気まぐれなオスはまだ群れたりしてますが縄張りを安定して構えているオスの元にはメスがしっかりと戻ってきて仲良くペアで行動してます。例年より換羽のペースも早い印象なので今シーズンは6月中には可愛いヒナの姿が見られるかもしれません。

 

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壮大な雪景色に大人も子供も大はしゃぎです。

 

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みくりが池温泉前に現れたペア。3羽目の旦那さんを従えるモテモテの♀。オスはバッチリ夏仕様で格好つけてます!

6月9日の室堂平

6月に入って室堂平も雪解けが進んできました。

 

室堂ターミナル前

 

もう少しで、玉殿の湧水も流れることでしょう。

 

雪の回廊も低くなりました。

 

慰霊塔が建つ広場には、まだ雪が残ります。

 

みくりが池もブルーの湖面が出て、雪いかだが見られるようになりました。

 

エンマ台

 

雷鳥沢への遊歩道は、雷鳥荘まではエンマ台から血の池辺りまでが雪となります。また、雷鳥荘からキャンプ場も雪です。

 

問い合わせの多い、雷鳥沢のキャンプ場の状況です。工事している地面から雪面までのスロープを見てもらえれば、雪の量がわかりやすいと思います。

 

 

みくりが池温泉から室堂山荘までは、みどりが池から山手が雪になっています。

 

雪が解けた場所には、植物が芽生えてきています。

イワカガミ

ハクサンイチゲ

 

また、彩りを楽しませてくれるでしょう。

 

今日のライチョウ

優しく見守ってください。

 

今週は雪のスタートでした。

今週は月曜日に雪となり数センチの積雪になりましたが、黄砂で汚れた表面を

真っ白にしてくれました。

 

昨日は快晴となり、山へ登る人も多く見られました。

 

室堂平も融雪がすすみ、みくりが池温泉からみどりが池までの遊歩道もかなり石畳が

出てきました。

 

新雪が積もると、ライチョウの痕跡も沢山見つけられます。

 

食事後

 

ライチョウの目撃情報も増えてきました。観察される方は囲まず、進行方向を開けてあげてください。

 

ひこうき雲は長く、なかなか消えないので週の後半は天気が悪そうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GW真っ盛り

2022/05/05快晴。
5月2日は午後から吹雪で室堂平では20cm程積もりました。黄砂などで茶色くなっていた山肌は真っ白になって見事な景色となってました。せっかく食事場が増えて喜んでいたライチョウ達は植生が雪に埋まってしまったので食料を掘り出すのに忙しそうでした。昨年は不思議と雪上に落ちている昆虫が少なかったのですが、最近は雪上に昆虫が目立つようになってきてます。
ライチョウの♀は6月の産卵に向けてたくさんの昆虫を食べるので今後もっと昆虫が増えてくれたら良いなと思います。

ライチョウは食べないカメムシも今日今シーズン初記録でした。
鳥類には味覚はないと専門書に書いてあったりしますがやっぱり臭いのは嫌なんでしょう!
(素人同定ですがセアカツノカメムシ♀)

 

2022/04/24日曜日

本日はあまりスッキリしない曇り空です。
休日なのでたくさんのお客様がいらしており雨じゃなかっただけでも良かったかなと思います。
積雪は室堂平で8m以上とたっぷりですが、風衝地の雪解けはどんどん進んでライチョウが大好きなハイマツが顔を出してきています。それに伴い今まで仲良くつるんで集団行動をとっていた♂は各自の縄張りに入り見張り行動やケンカが見られるようになりました。いつでも当たり前にライチョウに会える季節到来です。今シーズンはライチョウの世代交代が多そうなのでどんなペアができるのかとても楽しみです。雪上であたりを警戒中の♂。そろそろ岩上で目立つようになります。

立山で繁殖するカヤクグリも美声の歌を聴かせてくれるようになりました。

 

問い合わせの多い玉殿の湧水ですが汲めるようになるのはまだまだ先のようです。